そうなのですが
投稿者: chao_zoo 投稿日時: 2001/09/23 12:09 投稿番号: [66408 / 177456]
「従来にない戦争というのは欺瞞ではなく新しい国際法ルール策定のための提案」とのご見解は、「そういう取り方もできる」と思います。しかし本来は「ルールが先にあり、そのルールに基づいて対処する」ものなのです。
例えば「ネズミ講」という詐欺行為があります。今ではもちろん処罰の対象ですが、「一番最初のネズミ講」は処罰されません。処罰するルールがなかったからです。「従来にない、新しい犯罪」が起きた場合、当然、それを防止するために新しい法律を作って禁止する必要がありますが、そうして作られた新しい法律は、「過去に遡って適用することはできない」のです。「遡及効の禁止」といいます。これも最重要の法原理の一つです。
新しい国際法のあり方を提案するのは必要なことですが、それは「適用・行使のあり方の決定」でなければならず、それに先だってその実行そのものをするというのは法の精神に照らして間違っています。法の精神を自ら捨てることになります。文明の自己否定であり、自分たちが攻撃しようとしている当の相手と同レベルに堕落することでもあります。
これは メッセージ 66391 (rinagisu さん)への返信です.
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