対米全面テロ

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NYに居る友達からのメールその2続き

投稿者: nop0831 投稿日時: 2001/09/23 02:16 投稿番号: [65928 / 177456]
  我々国連職員の大部分は今日緊急避難される筈だったが天候上の
理由として国連機がカンダハールに来なかった。ところがテレビの報道では
「国連職員はアフガニスタンから避難した。」と既に報道している。
報道のたびに「アメリカはミサイルを既に発射したのではないか。」という
不安が募る。
アフガニスタンに住む全市民は毎夜この爆撃の不安の中で日々を過ごして
いかなくてはいけないのだ。更に、現ブッシュ大統領の父、前ブッシュ大統領は
1993年の6月に、同年4月にイラクが同大統領の暗殺計画を企てた、
というだけで同国へのミサイル空爆を行っている。世界史上初めて、「計画」
(実際には何の行動も伴わなかった?)に対して実際に武力行使の報復を
行った大統領である。現ブッシュ大統領も今年(2001年)1月に就任後
ほぼ最初に行ったのがイラクへのミサイル攻撃だった。
これが単なる偶然でないことは明確だ。

更にCNNやBBCは   はじめからオサマ・ビン・ラデンの名を引き合いに出しているが
米国内でこれだけ高度に飛行システムを操りテロリスト事件を起こせるというのは
大変な技術である。なぜ   アメリカ国内の勢力や、日本やヨーロッパのテロリストの
グループ名は一切あがらないのだろうか。他の団体の策略政策だという可能性は
無いのか?
  国防長官は早々と   戦争宣言をした。アメリカが短絡な行動に走らないことをただ
祈るのみである。
それでも   逃げる場所があり   明日避難の見通しの立っている我々外国人は良い。
今回の移動は   正式には   避難(Evacuation)と呼ばずに   暫定的勤務地変更
(Temporary   Relocation)と呼ばれて言る。ところがアフガンの人々は一体どこに
逃げられるというのだろうか?   アメリカは隣国のパキスタンも名指しの上、イラン
にも矛先を向けるかもしれない。前回のミサイル攻撃の時は   オサマ・ビン・ラデン
が明確なターゲットであったが   今回の報道はオサマ・ビン・ラデンを擁護している
タリバンそのものも槍玉にあげている。

タリバンの本拠地カンダハールはもちろん、アフガニスタン全体が標的になること
はありえないのか?   アフガニスタンの人々も   タリバンに多少不満があっても
20年来の戦争に比べれば平和だと思って積極的にタリバンを支持できないが
特に反対もしないという中間派が多いのだ。

世界が喪に服している今、思いだしてほしい。世界貿易センターやハイジャック機、
ペンタゴンの中で亡くなった人々の家族が心から死を悼み   無念の想いをやり場
の無い怒りと共に抱いているように、アフガニスタンにも   たくさんの一般市民が
今回の事件に心を砕きながら住んでいる。アフガンの人々にも嘆き悲しむ家族の人々
がいる。
世界中で   ただテロの“疑惑”があるという理由だけで、嫌疑があるというだけで、
ミサイル攻撃を行っているのは   アメリカだけだ。世界はなぜ   こんな横暴を黙認し
続けるのか。このままでは   テロリスト撲滅と言う正当化のもとに   アメリカが全世
界の“テロリスト”地域と称する国に攻撃を開始することも可能ではないか。

この無差別攻撃や   ミサイル攻撃後に   一体何が残るというのか。又   新たな報復、
そして   第2,第3のオサマ・ビン・ラデンが続出するだけで何の解決にも
ならないのではないか。オサマ・ビン・ラデンがテロリストだからと言って、無垢な
市民
まで巻き込む無差別なミサイル攻撃を   国際社会は何故   過去に黙認しつづけていた
のか。これ以上   世界が   危険な方向に暴走しないように、我々も   もう少し声を
大にしたほうが良いのではないか。

アフガンから脱出できる我々国連職員はラッキーだ。不運続きのアフガンの人々の
ことを考えると   心が本当に痛む。どうか   これ以上災難が続かないように   今はた
だ祈っている。そしてこうして募る不満をただ紙にぶつけている。

2001年9月13日   筆
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