NYに居る友達からのメールその2
投稿者: nop0831 投稿日時: 2001/09/23 02:14 投稿番号: [65926 / 177456]
NYに居る友達から回ってきたメールで、国連難民高等弁務官カンダハール事務所で働いていた方の手記を送ってきました。
現在、一時的に勤務先をパキスタンに移転するという措置で、「避難」、その緊急避難の最中にしたためた手記だそうです。
みなさん、お読みください。2000文字しか書き込めないので2回に分けます。
******************************
報道機関の煽る危機感
9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスで
アフガニスタンの人々と同じく眠れない夜を過ごしている。私の
この拙文を読んで、一人でも多くの人がアフガニスタンの人々が、
(ごく普通の一人一人のアフガン人達が)、どんなに不安な気持ちで
9月11日(昨日)に起きたアメリカの4件同時の飛行機ハイジャック襲撃
事件を受け止めているか 少しでも考えていただきたいと思う。
テレビのBBCニュースを見ていて心底感じるのは 今回の事件の
報道の仕方自体が政治的駆け引きであるということである。
特にBBCやCNNの報道の仕方自体が根拠のない不安を世界中
にあおっている。
事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ時点で)
BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログループが
犯行声明を行ったと、テレビで発表した。
それ以後、事件の全貌が明らかになるにつれてオサマ.ビン.ラデンの
グループの犯行を示唆する報道が急増する。その時点でカンダハールに
いる我々はアメリカがいつ根拠のない報復襲撃を、また始めるかと
不安におびえ、明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされる。
何の捜査もしないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単にパレスチナや
オサマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるのだろうか。そして
この軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営む大多数のアフガンの
普通市民、人道援助に来ているNGO(非政治組織)NPOや国連職員の
生命を脅かしていることを全く考慮していない。
1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件があった時、
私は奇しくもケニヤのダダブの難民キャンプで同じくフィールドオフィサー
として働いており、ブッシュネル米国在ケニヤ大使が爆破事件の2日前
ダダブのキャンプを訪問していたという奇遇であった。その時も物的確証も
無いまま オサマ・ビン・ラデンの事件関与の疑いが濃厚という理由だけで
アメリカ(クリントン政権)はスーダンとアフガニスタンにミサイルを発射した。
スーダンの場合は、製薬会社、アフガンの場合は遊牧民や通りがかりの
人々など 大部分のミサイルがもともとのターゲットと離れた場所に落ち、
罪の無い人々が生命を落としたのは周知の事実である。まして標的で
あった軍部訓練所付近に落ちたミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデンに
関与するグループの被害はほぼ皆無だった。タリバンやこうした組織的
グループのメンバーは発達した情報網を携えているので、いち早く脱出して
いるからだ。前回のミサイル報復でも結局 犠牲者の多くは子供や女性
だったと言う。
現在、一時的に勤務先をパキスタンに移転するという措置で、「避難」、その緊急避難の最中にしたためた手記だそうです。
みなさん、お読みください。2000文字しか書き込めないので2回に分けます。
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報道機関の煽る危機感
9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスで
アフガニスタンの人々と同じく眠れない夜を過ごしている。私の
この拙文を読んで、一人でも多くの人がアフガニスタンの人々が、
(ごく普通の一人一人のアフガン人達が)、どんなに不安な気持ちで
9月11日(昨日)に起きたアメリカの4件同時の飛行機ハイジャック襲撃
事件を受け止めているか 少しでも考えていただきたいと思う。
テレビのBBCニュースを見ていて心底感じるのは 今回の事件の
報道の仕方自体が政治的駆け引きであるということである。
特にBBCやCNNの報道の仕方自体が根拠のない不安を世界中
にあおっている。
事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ時点で)
BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログループが
犯行声明を行ったと、テレビで発表した。
それ以後、事件の全貌が明らかになるにつれてオサマ.ビン.ラデンの
グループの犯行を示唆する報道が急増する。その時点でカンダハールに
いる我々はアメリカがいつ根拠のない報復襲撃を、また始めるかと
不安におびえ、明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされる。
何の捜査もしないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単にパレスチナや
オサマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるのだろうか。そして
この軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営む大多数のアフガンの
普通市民、人道援助に来ているNGO(非政治組織)NPOや国連職員の
生命を脅かしていることを全く考慮していない。
1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件があった時、
私は奇しくもケニヤのダダブの難民キャンプで同じくフィールドオフィサー
として働いており、ブッシュネル米国在ケニヤ大使が爆破事件の2日前
ダダブのキャンプを訪問していたという奇遇であった。その時も物的確証も
無いまま オサマ・ビン・ラデンの事件関与の疑いが濃厚という理由だけで
アメリカ(クリントン政権)はスーダンとアフガニスタンにミサイルを発射した。
スーダンの場合は、製薬会社、アフガンの場合は遊牧民や通りがかりの
人々など 大部分のミサイルがもともとのターゲットと離れた場所に落ち、
罪の無い人々が生命を落としたのは周知の事実である。まして標的で
あった軍部訓練所付近に落ちたミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデンに
関与するグループの被害はほぼ皆無だった。タリバンやこうした組織的
グループのメンバーは発達した情報網を携えているので、いち早く脱出して
いるからだ。前回のミサイル報復でも結局 犠牲者の多くは子供や女性
だったと言う。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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