対米全面テロ

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遺跡破壊

投稿者: plklto 投稿日時: 2001/09/18 12:32 投稿番号: [49861 / 177456]
http://www.shohyo.co.jp/gendai/20-21/2001/daibutu.html


抜粋

タリバーン主導による人権侵害や女性に対する徹底した差別と暴行も、おびただしい例が報告されており、それを読むことは心理的に苦しいほどの内容に満ちている。今回のバーミヤン大仏像の破壊も愚かな行為だとしか言いようがないことを前提としたうえで、だが果たして、文化遺産破壊というレベルでの批判を行なうだけでいいのかという問題を考えてみたい。   文化遺産や美術品の破壊と略奪は新しい現象ではない。

米国務長官パウエルは、タリバーンの所業を指して「人類に対する犯罪」と呼んだが、1960年代から70年代にかけて己の国が行なった対インドシナ戦争において、ベトナムのチャンパ文明の遺跡やカンボジアのアンコールワットなどを危機に陥れた責任を自覚することもないままに、他者を非難することがどうして出来ようか。

パウエル自身が責任をもつ時代で言えば、イラクのシュメール文化の遺産、バビロン遺跡、アッシリア帝国の遺跡などを一部にせよ破壊した多国籍軍によるイラク全土への空爆と地上戦を思い起すだけでよいのだ。また、イスラエル軍による聖地エルサレムのアルアクサモスクの破壊が、どうしてバーミヤン破壊と同じ世界的な関心と非難を呼び起こさないのかという疑問が、私たちの心には生まれる。

ここでもまた、何を非難し、何を暗黙のうちに認めるかをめぐる二重基準が作用している。

  しかも米国はタリバーンの誕生と発展に、アフガニスタンに侵攻した旧ソ連と同等の責任を負っている。米国がソ連封じ込め戦略のためにイスラム原理主義勢力にテコ入れし、ソ連崩壊後は石油・天然ガス権益確保のためにタリバーンに肩入れしたことは周知の事実だ。

タリバーンが急速に勢力を拡大し、米国の思うがままにはならなくなった時に、タバリーンは米国にとって「国際テロリスト」となった。そして国連の経済制裁を受け、民衆は餓死線上をさまように至っている。

  それにしても、人びとの生きる現実には無関心なまま、遺跡の保存のためだけには涙を流す連中が、世の中には何と多いことだろう!   それこそが問題の本質である。タリバーンの一幹部は、ユネスコなどがバーミヤンの石仏を保護・修復するために資金提供を申し出た際に「彫像に資金を費やす代わりに、食糧がなく死んでいるアフガニスタンの子どもたちをなぜ救わないのか」と怒ったという。

アフガニスタンの現状をもたらしたタリバーン指導部の責任は大きいが、この言葉は真実の一端を突いている。パキスタンとアフガニスタで医療活動を続けるペシャワール会の医師、中村哲は言う。「我々は(タリバーン)非難の合唱に加わらない。餓死者百万人という中で、今議論する暇はない。人類の文化、文明とは何か。
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