完全なる予防方法はない
投稿者: murasakiringo 投稿日時: 2001/09/16 02:16 投稿番号: [38198 / 177456]
<間違っているから、今回のような事態になったとは考えられないでしょうか。>
違う。全てのテロを未然に防ぐ事等不可能。前にも別の所で書いたが、テロや戦争というのは人類社会に巣くう癌細胞のようなもので、これを完全に予防する手段は存在しない。
現在最もベターと考えられる人類社会を統べる完全なシステム、則ち資本主義経済と代議制民主主義も『完全なる社会制度』には程遠い以上、社会的不公正や貧富の格差は無くならない。そうした事に加え様々な宗教や民俗が複雑に絡み合い、テロの温床が構築されている。これを完全に打破する手段等存在するわけもなく、テロや戦争もまた消滅しない。
我々が現段階でできる事は、『よりマシ』な結果、『より少ない』犠牲者で事を済ます方法を模索する事だけだ。むろんその中には、『軍事力の行使』という選択肢も排除するべきではない。
日本の平和論者の圧倒的多数は空想的平和論者だとオレは考えてるのだが、その最大の理由は彼等が『よりマシな』を思考する努力を放棄し、できるわけもないテロや戦争の撲滅が、しかも非武装中立などで可能だと無邪気に信じているからだ。
<自動車社会が無くなっても、病院までたどり着けないためとか、食料が届かないとか、そういった理由で死者は出るように思います。自動車によって救われている命も少なくありません。トータルでは事故に勝る命を得ているのではないでしょうか>
その理屈が通用するのなら、戦争だって同じだ。いや、戦争の方がマシな可能性だってある。トータルで死者を減らす手段を全国民知恵を出し合い考え、実行できるという点で、戦争のほうがマシかもしれん。オレたちが住んでいる国は別に中世の戦国大名の支配する土地ではない。全国民が自由意志によって決定した指導者によって統治されている民主社会だ。
その民主社会で、『この方法が最も悲劇を少なく済ませる事ができる』と結論づけられるのなら、軍事行動を逡巡する必要が何処にある?
これは メッセージ 34234 (darum さん)への返信です.
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