憎悪の連鎖、その巨大な再生産-2
投稿者: KOHinKOHsWHO 投稿日時: 2001/09/14 00:47 投稿番号: [23548 / 177456]
いや、そうではない。それは、決して初めて生じたものではない。20世紀の内に、我々の眼前に、何度と無く、いやと言うほど繰り広げられてきたものではなかったか。曰く、カンボジア。アフガニスタン。イラン・イラク。ユーゴスラビア。そして、今日に至るまで続いているパレスチナ-イスラエル。今日という日は、実はこうして延々と準備されてきた、その一つの集大成であったと言うべきである。我々の多くは、これらを皆彼岸視していた。そして当のアメリカは、ここではっきり言って於くが、これら全ての事態に対し、常に自国の、もっと正確に言えば自国資本の利益という立場から、当事者の幸福と正義は全く度外視して関わり続けてきたのである。自由とか、民主主義とか言いながら、戦後50年、アメリカは常にこうした人々の憎悪の連鎖を利用し、煽り、自分の良いように引き回してきたと言っていい。そのことで失われた人命、引き裂かれた人々の哀しみの全ては、おそらく今回の事件を遙かに上回っている。中東の戦争、アジアの内戦、そう言ったことの全てをウォール街の株価変動に換算してきた国の、これは最後に受けた必然の結果だという他はない。
今回の事件で一瞬にして死んだ、全ての人々に深い悲しみを覚えなければならない。しかしその事態を招いたものについては、今後世界中、そしてアメリカ国民自身が、何度も我に立ち返って、よくよく考えてみなければならないであろう。かつて、地球上のどんな大帝国、勢力も、やがて大きな痛手を受け、衰退しなかったものはなかった。アメリカだけが例外という事はあり得ないのだ。そうして、そのどの勢力の衰退も、その原因はまさしく自己の繁栄の中に隠されていた。繁栄を謳歌するあまりの驕り高ぶり、傲慢、他者への無理解と迫害、そう言ったものが、己を常に滅ぼしてきたのである。
考えても見るが良い。今度の事件で使われたものがなんであったか。ナイフ -- -100年前でも、手段の上で、同じ犯罪を起こすことは可能であったのだ!なのに、事件は今、起きた。アメリカがコンピューターネットを初めあらゆる防衛機能を持ち、地上の権力を一手に握ったと思われた今日。そしてその本体とも言える経済が、未曾有の繁栄の後、確たる理由もないままに次第に衰退の徴候を示しつつあった今日、この事件は起きた。偶然ではないのだ。そこに至る必然は、いわば20世紀の世界史と、アメリカという国の来し方にあったという他はない。
ブッシュは、ありとあらゆる手段を持ってこれに報復を誓ったという。犯人とされる人物の抹殺のため、おそらく全面的な戦争を持ってこれに応えるつもりだろう。このことは、今回の事件が、更に新たな、そして巨大な不幸の連鎖の始まりであることを示している。これほどの衝撃が、人類を賢くしないで、むしろさらなる狂気に陥れていることを示しているのだ。憎しみに憎しみを、殺人に殺人を、その結果を我々は世界各地で散々見てきた。それが、今世紀、とてつもない規模に膨れ上がって再び始まろうとしている。憎悪の連鎖の一方の当事者は、今や世界一の超大国である。
残念ながら、今世界に生きている人類である我々一人一人は、その生を自然の経過の内に終われる可能性がかなり低くなったと言わざるを得ない。何れ、この憎悪の連鎖は世界中を巻き込まずにはおくまい。悲しいことだが、21世紀もまた、破滅の世紀となることが運命づけられてしまったのである。
KOH@KOH'S WHO http://www01.u-page.so-net.ne.jp/wa2/koh-i/
今回の事件で一瞬にして死んだ、全ての人々に深い悲しみを覚えなければならない。しかしその事態を招いたものについては、今後世界中、そしてアメリカ国民自身が、何度も我に立ち返って、よくよく考えてみなければならないであろう。かつて、地球上のどんな大帝国、勢力も、やがて大きな痛手を受け、衰退しなかったものはなかった。アメリカだけが例外という事はあり得ないのだ。そうして、そのどの勢力の衰退も、その原因はまさしく自己の繁栄の中に隠されていた。繁栄を謳歌するあまりの驕り高ぶり、傲慢、他者への無理解と迫害、そう言ったものが、己を常に滅ぼしてきたのである。
考えても見るが良い。今度の事件で使われたものがなんであったか。ナイフ -- -100年前でも、手段の上で、同じ犯罪を起こすことは可能であったのだ!なのに、事件は今、起きた。アメリカがコンピューターネットを初めあらゆる防衛機能を持ち、地上の権力を一手に握ったと思われた今日。そしてその本体とも言える経済が、未曾有の繁栄の後、確たる理由もないままに次第に衰退の徴候を示しつつあった今日、この事件は起きた。偶然ではないのだ。そこに至る必然は、いわば20世紀の世界史と、アメリカという国の来し方にあったという他はない。
ブッシュは、ありとあらゆる手段を持ってこれに報復を誓ったという。犯人とされる人物の抹殺のため、おそらく全面的な戦争を持ってこれに応えるつもりだろう。このことは、今回の事件が、更に新たな、そして巨大な不幸の連鎖の始まりであることを示している。これほどの衝撃が、人類を賢くしないで、むしろさらなる狂気に陥れていることを示しているのだ。憎しみに憎しみを、殺人に殺人を、その結果を我々は世界各地で散々見てきた。それが、今世紀、とてつもない規模に膨れ上がって再び始まろうとしている。憎悪の連鎖の一方の当事者は、今や世界一の超大国である。
残念ながら、今世界に生きている人類である我々一人一人は、その生を自然の経過の内に終われる可能性がかなり低くなったと言わざるを得ない。何れ、この憎悪の連鎖は世界中を巻き込まずにはおくまい。悲しいことだが、21世紀もまた、破滅の世紀となることが運命づけられてしまったのである。
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これは メッセージ 23533 (KOHinKOHsWHO さん)への返信です.
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