拡大する経済格差(ちょっとトピずれ)
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2005/11/03 11:40 投稿番号: [174317 / 177456]
金融資産:貯蓄なし世帯は23.8%
過去最高
金融広報中央委員会(事務局・日銀)が2日発表した05年の「家計の金融資産世論調査」によると、貯蓄を持たない世帯は前年比0.9ポイント増の23.8%と、1953年の調査開始以来、最高になった。
金融資産の平均保有額は63万円増の1085万円。額の順に並べたときの「中央値」は30万円減の400万円だった。一部の高額保有者により平均額は上がったが、平均額を下回る世帯数は逆に増えたとみられ、資産格差が拡大した可能性もある。ただ、同委員会は「変動幅が誤差の範囲内で、特別な傾向は読み取れない」としている。
貯蓄が減った世帯は5割弱、増えた世帯は約2割あった。減った理由は、定期収入が減り取り崩した(51.3%)▽教育費、結婚費の支出があった(29.5%)▽耐久消費財の購入(29.1%)−−などが挙げられた。年齢別では、貯蓄が減ったのは中高年層に多く、特に60歳代では5割超にのぼった。(以下略)
毎日新聞 2005年11月2日 20時18分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051103k0000m020086000c.html
___________________
・・・そこで,學問ノススメ。^^;
橘木俊詔『日本の経済格差―所得と資産から考える』 岩波書店
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_good/good0403.html
佐藤 俊樹『不平等社会日本―さよなら総中流』 中公新書
http://www.on-liberty.com/rev/rev_012.html
↑
書評。
もっとたくさん読んであれこれ考えてみたいお方は,↓
階層化する日本
年末年始の休みに、最近よく話題になっている「不平等社会」についてまとめて読んでみた。
『日本の経済格差』橘木俊詔著 岩波新書(1998)
『不平等社会日本』佐藤俊樹著 中公新書(2000)
『論争・中流崩壊』「中央公論」編集部編 中公新書クラレ(2001)
『希望格差社会』山田昌弘著 筑摩書房(2004)
『封印される不平等』橘木俊詔編著 東洋経済新報社(2004)
『階級社会日本』橋本健二著 青木書店(2001)
戦後半世紀の間、日本はわりあい機会均等の国であり、誰もが努力すれば、その努力に応じた生活ができると思うことが可能な社会であった。「総中流社会」であったと言えるだろう。ところが、1980年代以後、どうもみんな同じとは思えない世の中になってきた。低所得層と高所得層の格差は拡大し、親が金持ちならば、子供はさほどの努力をしなくても金持ちになっているのではないかと人々は漠然と感じるようになってきた。上記の本は、その感じが定量的・定性的な調査によっても立証されることを論じた本である。ようするに、今の日本はそうした社会なのである。
機会が均等であれば、生活水準の格差は個人の実力の反映ということになる。よって、生活水準が低いのは「アンタが努力しないのが悪い」と堂々と正論を言うことができた。しかしながら、「努力すればなんとなる」と思うことができたのは過去の時代となり、現代は「努力しても得ることができない」と思ってもおかしくない時代である以上、「努力する気にもなれない」と思うのは当然のことであろう。それを「努力しないお前が悪い」と言ってもなんにもならない。「努力したくない」と思っているわけではなく、「努力してもしょうがない」と思っているから努力しないのである(もちろろん、そうでない場合もあるであろうが)。特に女性と若者は、もはや「社会的弱者」である。女性が「機会均等」から外されていたのは、過去の時代も同様であったが、社会全体の経済発展によりそれが表面化しなかっただけである。経済成長ができなくなった今日、過去に隠されていた数々の問題が現れ始めている。(以下略)
深夜のNews
http://night-news.moe-nifty.com/blog/2005/01/post_4.html
金融広報中央委員会(事務局・日銀)が2日発表した05年の「家計の金融資産世論調査」によると、貯蓄を持たない世帯は前年比0.9ポイント増の23.8%と、1953年の調査開始以来、最高になった。
金融資産の平均保有額は63万円増の1085万円。額の順に並べたときの「中央値」は30万円減の400万円だった。一部の高額保有者により平均額は上がったが、平均額を下回る世帯数は逆に増えたとみられ、資産格差が拡大した可能性もある。ただ、同委員会は「変動幅が誤差の範囲内で、特別な傾向は読み取れない」としている。
貯蓄が減った世帯は5割弱、増えた世帯は約2割あった。減った理由は、定期収入が減り取り崩した(51.3%)▽教育費、結婚費の支出があった(29.5%)▽耐久消費財の購入(29.1%)−−などが挙げられた。年齢別では、貯蓄が減ったのは中高年層に多く、特に60歳代では5割超にのぼった。(以下略)
毎日新聞 2005年11月2日 20時18分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051103k0000m020086000c.html
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・・・そこで,學問ノススメ。^^;
橘木俊詔『日本の経済格差―所得と資産から考える』 岩波書店
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_good/good0403.html
佐藤 俊樹『不平等社会日本―さよなら総中流』 中公新書
http://www.on-liberty.com/rev/rev_012.html
↑
書評。
もっとたくさん読んであれこれ考えてみたいお方は,↓
階層化する日本
年末年始の休みに、最近よく話題になっている「不平等社会」についてまとめて読んでみた。
『日本の経済格差』橘木俊詔著 岩波新書(1998)
『不平等社会日本』佐藤俊樹著 中公新書(2000)
『論争・中流崩壊』「中央公論」編集部編 中公新書クラレ(2001)
『希望格差社会』山田昌弘著 筑摩書房(2004)
『封印される不平等』橘木俊詔編著 東洋経済新報社(2004)
『階級社会日本』橋本健二著 青木書店(2001)
戦後半世紀の間、日本はわりあい機会均等の国であり、誰もが努力すれば、その努力に応じた生活ができると思うことが可能な社会であった。「総中流社会」であったと言えるだろう。ところが、1980年代以後、どうもみんな同じとは思えない世の中になってきた。低所得層と高所得層の格差は拡大し、親が金持ちならば、子供はさほどの努力をしなくても金持ちになっているのではないかと人々は漠然と感じるようになってきた。上記の本は、その感じが定量的・定性的な調査によっても立証されることを論じた本である。ようするに、今の日本はそうした社会なのである。
機会が均等であれば、生活水準の格差は個人の実力の反映ということになる。よって、生活水準が低いのは「アンタが努力しないのが悪い」と堂々と正論を言うことができた。しかしながら、「努力すればなんとなる」と思うことができたのは過去の時代となり、現代は「努力しても得ることができない」と思ってもおかしくない時代である以上、「努力する気にもなれない」と思うのは当然のことであろう。それを「努力しないお前が悪い」と言ってもなんにもならない。「努力したくない」と思っているわけではなく、「努力してもしょうがない」と思っているから努力しないのである(もちろろん、そうでない場合もあるであろうが)。特に女性と若者は、もはや「社会的弱者」である。女性が「機会均等」から外されていたのは、過去の時代も同様であったが、社会全体の経済発展によりそれが表面化しなかっただけである。経済成長ができなくなった今日、過去に隠されていた数々の問題が現れ始めている。(以下略)
深夜のNews
http://night-news.moe-nifty.com/blog/2005/01/post_4.html
これは メッセージ 174316 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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