対米全面テロ

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稚拙な出口戦略

投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2005/10/16 18:39 投稿番号: [174278 / 177456]
  イラクでは今日15日新憲法の国民投票が行われるが、西部のアンバル州での米軍やイラク国家防衛隊の軍事作戦で、家を追われた避難民は国民投票どころではないだろう。

  軍事作戦による現地住民の被害状況の全貌は明らかになっていないが、現地医療関係者によるNGO「ドクターズ・フォー・イラク」の9日付けの声明によると、"Iron Fist"作戦によりカイムから2500家族が近郊のサダに避難、緊急の人道・医療支援を必要としているという。

  また、独立系ニュースサイトのIWPR(インステュート・フォー・ウォー・アンド・ピース・レポーティング)は、5日付けの記事の中で、武装勢力の妨害や米軍等の掃討作戦のためにアンバル州での投票率は低くなるだろう、との地元の声を紹介した。記事によると、アンバル州の州都ラマディでは、武装勢力が国民投票に行くなと警告するチラシを配っているのだという。一般住民も、この間の政治プロセスにウンザリしており、街には「国民投票にNO」と書かれた横断幕があちこちに張られているそうだ。この間、ラマディ周辺では大規模な軍事作戦が行われ、多くの人々が投票のための有権者登録が出来なかった。住民の話によると、米軍は軍事作戦の間ラマディを封鎖、40万人の人々が家に留まることを強いられたという。

  これまでも米軍やイラク国家防衛隊の攻撃にさらされてきた上、憲法案にある連邦制が実現すると油田利権から疎外されるアンバル州では、憲法案や国民投票に対する批判が強い。だが憲法の正当性を主張するためには、あまり反対票が多くては困る。憲法草案への反対票が伸びそうなアンバル州を叩いておく必要がある・・・と米軍やイラク移行政権が考えているかどうかは知らないが、そう受け取られても仕方ないようなやり方ではある。少なくとも、アンバル州の住民達はそう感じているようだ。

  軍事力を用いて反対票を封じ込めることは、かえって人々の不満を高めることになる。今年1月末の国民議会選挙と全く同じ構図なのだが、その後イラク情勢はさらに混迷の度を深めていったことを考えれば、新憲法が成立しても、イラクが良い方向に行くとは考え辛い。むしろ、ますます政治的手段よりも、暴力的な手段でイラクの各勢力及び米軍がぶつかり合うのではないか。恐らく、イラクの人々にとって、またイラクに駐留する多国籍軍の兵士たちにとって、今日は、新たな希望の始まりではない。さらなる流血の日々の始まりなのだろう。残念ながら。
by rei_shiva | 2005-10-15 09:55

シバレイのblog   新イラク取材日記
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・・・それにしても不思議なのは,わが国の憲法を米国占領下の押しつけ憲法と非難する連中が,
イラクのこの事態については批判の声を上げないと云うことだ。
(きっと,僕が知らないだけなんだろうね?w)
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