「イラク戦争」のゆくえ
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2005/04/02 19:57 投稿番号: [173221 / 177456]
(抜き書き)
〜 反省の時なのである。01年9月の同時多発テロの直後、わがワシントン支局にはテレビが増設され、3大ネットとCNN、フォックスなどを同時に見る生活が始まった。あるテレビは愛国心を鼓舞するように、はためく星条旗を画面の隅にあしらっていた。そんな雰囲気のもとで米国はイラク戦争へと突き進んだ。
戦後になると米マスコミは、大量破壊兵器が見付からないことから政権批判を強め、一部有力紙は自らの報道を反省する検証記事を掲載した。だが、イラク移行国民議会選挙が行われ、レバノンからのシリア軍撤退要求が高まると、イラク戦争が「結果的に」中東民主化に貢献したといった論調も生まれてきた。
(中略)
〜 フセイン元大統領を批判することに異存はないが、彼を悪とし米国は善だとする「善悪二元論」では、結局のところ「鬼畜米英」といったスローガンの域を出ない。米政権に根を張るネオコン(新保守主義派)はユダヤ教と結び付き、大統領選で強い影響力を持ったキリスト教右派もイスラムに厳しい。イスラエルの繁栄が救世主の再来を促すと信じるキリスト教徒(クリスチャン・シオニスト)は、米国に何百万、何千万の規模で存在するという。
こうした特殊事情はイラク攻撃の動機と無関係ではないだろう。だが、米国でも大統領の支持率は低迷している。イラク戦争に対する人々の漠たる疑問を解消するには、単純な善悪二元論では無理なのである。
一方、米国と同盟関係にある日本特有の問題として、寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)は「仕方ないんじゃないか症候群」を指摘する。米国についていくしかないという「自虐的な自己納得の中で歩んでいく危険性」を認識すべきだというのだが、「自虐的」とは限るまい。テレビを見ていると、なかば本能的に米政府の意向を代弁したがる日本人もいるようだから。
流されずに、納得がいくまで考えることにしよう。後世の人から「単純・短絡の時代」と総括されないために。
毎日新聞
記者の目:
イラク戦争2年 布施広(論説室)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050330k0000m070165000c.html
___________________
・・・下手な考え休むに似たりということもあるが,
まあ,とりあえずその「国民議会」はどうなっているかというと,
国民議会紛糾続く
29日、国民議会は「議論百出」の紛糾を続け、議長がジャーナリストを議場から追い出すという異例の事態に陥りました。その直後、議会中継をしていた TV画面から議場が消え、アラブ音楽が流れ始めました。そして、憮然とした表情のアッラーウィ暫定政府首相が議場から出てきたのです。
お伝えしているように、イラク国民議会は選挙から2ヶ月が経とうとしているのに、政府の要職人事すら行なわれておらず、政治的空白が続いています。
TV中継で見る議場のやり取りは、物事を建設的に進めて行こうというものとはかけ離れており、派閥間の怒号の応酬に終始していました。
今、アメリカも交えて派閥間の調整が行なわれていますが、大統領以下、首相、国会議長、閣僚など主要ポストの人事が発表されるにはかなり時間がかかりそうです。ただ、何れもがブッシュ政権の「息がかかって」おり、米側の意向を汲んで妥協することも考えられます。しかし、問題なのはその後で、「妥協点」がやがては溝を深くして派閥間の抗争につながることもありえます。イラク情勢は、軍事面だけでなく、政治の面からも目が離せない状況になってきました。
浅井久仁臣 私の視点「第二次湾岸戦争」
http://blog.goo.ne.jp/asaikuniomi/e/cb1babbf986421d05c8dca4869581cf4
・・・ということらしい。
〜 反省の時なのである。01年9月の同時多発テロの直後、わがワシントン支局にはテレビが増設され、3大ネットとCNN、フォックスなどを同時に見る生活が始まった。あるテレビは愛国心を鼓舞するように、はためく星条旗を画面の隅にあしらっていた。そんな雰囲気のもとで米国はイラク戦争へと突き進んだ。
戦後になると米マスコミは、大量破壊兵器が見付からないことから政権批判を強め、一部有力紙は自らの報道を反省する検証記事を掲載した。だが、イラク移行国民議会選挙が行われ、レバノンからのシリア軍撤退要求が高まると、イラク戦争が「結果的に」中東民主化に貢献したといった論調も生まれてきた。
(中略)
〜 フセイン元大統領を批判することに異存はないが、彼を悪とし米国は善だとする「善悪二元論」では、結局のところ「鬼畜米英」といったスローガンの域を出ない。米政権に根を張るネオコン(新保守主義派)はユダヤ教と結び付き、大統領選で強い影響力を持ったキリスト教右派もイスラムに厳しい。イスラエルの繁栄が救世主の再来を促すと信じるキリスト教徒(クリスチャン・シオニスト)は、米国に何百万、何千万の規模で存在するという。
こうした特殊事情はイラク攻撃の動機と無関係ではないだろう。だが、米国でも大統領の支持率は低迷している。イラク戦争に対する人々の漠たる疑問を解消するには、単純な善悪二元論では無理なのである。
一方、米国と同盟関係にある日本特有の問題として、寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)は「仕方ないんじゃないか症候群」を指摘する。米国についていくしかないという「自虐的な自己納得の中で歩んでいく危険性」を認識すべきだというのだが、「自虐的」とは限るまい。テレビを見ていると、なかば本能的に米政府の意向を代弁したがる日本人もいるようだから。
流されずに、納得がいくまで考えることにしよう。後世の人から「単純・短絡の時代」と総括されないために。
毎日新聞
記者の目:
イラク戦争2年 布施広(論説室)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050330k0000m070165000c.html
___________________
・・・下手な考え休むに似たりということもあるが,
まあ,とりあえずその「国民議会」はどうなっているかというと,
国民議会紛糾続く
29日、国民議会は「議論百出」の紛糾を続け、議長がジャーナリストを議場から追い出すという異例の事態に陥りました。その直後、議会中継をしていた TV画面から議場が消え、アラブ音楽が流れ始めました。そして、憮然とした表情のアッラーウィ暫定政府首相が議場から出てきたのです。
お伝えしているように、イラク国民議会は選挙から2ヶ月が経とうとしているのに、政府の要職人事すら行なわれておらず、政治的空白が続いています。
TV中継で見る議場のやり取りは、物事を建設的に進めて行こうというものとはかけ離れており、派閥間の怒号の応酬に終始していました。
今、アメリカも交えて派閥間の調整が行なわれていますが、大統領以下、首相、国会議長、閣僚など主要ポストの人事が発表されるにはかなり時間がかかりそうです。ただ、何れもがブッシュ政権の「息がかかって」おり、米側の意向を汲んで妥協することも考えられます。しかし、問題なのはその後で、「妥協点」がやがては溝を深くして派閥間の抗争につながることもありえます。イラク情勢は、軍事面だけでなく、政治の面からも目が離せない状況になってきました。
浅井久仁臣 私の視点「第二次湾岸戦争」
http://blog.goo.ne.jp/asaikuniomi/e/cb1babbf986421d05c8dca4869581cf4
・・・ということらしい。
これは メッセージ 173220 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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