ファルージャは「居住不能」
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2004/12/25 00:10 投稿番号: [172529 / 177456]
ファッルージャの現在の状況について,かなり詳しい報告がある。↓
ファルージャは「居住不能」
サミル・ハダド&マゼン・ガジ
原文
http://www.unobserver.com/layout5.php?id=2049&blz=2
2004年12月22日
バグダード発12月22日(イスラムオンライン・ネット)
イラクの法学者協会(AMS)は、ファルージャから避難した人々が数日のうちに自宅に帰還することは不可能であると発表し、イラク暫定政権の発表を批判した。米軍の作戦により引き起こされた広範な破壊によりファルージャは「居住不能」になっている、と。
(以下略)
Falluja, April 2004 - the book
http://teanotwar.blogtribe.org/
___________________
日本のメディアでは、ファルージャ絡みの報道が極端に減っているが、ロイターなどによれば、ファルージャ避難民のうち、アンダルース地区の住民約 2000人が、今日から帰還を始める予定だという。だが、避難民の数は20万人とも言われ、現在も米海兵隊とイラク人戦士達が戦闘を続けている中で、避難民の帰還計画は明らかになっていない。
イラク人ジャーナリストFadhil al-Badrani氏がアルジャジーラ(今月19日)に伝えたところによると、ユーフラテス川が流れる街の入り口陣取っている米海兵隊をイラク人戦士達が背後から襲撃、両者の間で激しい戦闘があったという。だが、市内には相変わらず報道関係者や、人道支援関係者は立ち入りを制限され、詳しい状況はわからないとのことだ。
ジャナビ師は、5日付けの世界中のイスラム教徒に向けた声明の中で、「ファルージャ・ムジャヒディン評議会とその他の勢力に属す兄弟たちは、神とあなた方より委託された聖戦を、占領達とその手先達がイラクを去るまで継続する。どんな犠牲を払ってでも兄弟達は戦い続けるだろう」と宣言している。ファルージャ攻撃以前に、多くの戦士達が一旦市外に脱出したと見られるが、これから彼らの反撃が始まる可能性もある。
直接選挙も約1ヶ月後と迫っているが、ファルージャを含むアンバル州やイラク第三の都市モスルを含むニナワ州では、選挙が出来るような治安状況ではなく、有権者登録すらロクに進んでいない。もとより成功は危ぶまれていたが、選挙が失敗に終わる可能性が一層濃厚になってきた。
もしこのままでいけば、例え選挙が行われたとしても、その正当性をめぐり各勢力が対立、イラク情勢はさらに混迷の度を深める可能性が高い。そもそも、米軍や暫定政府が選挙実施のために、武装勢力らとの停戦を模索するのではなく、無数の住民を巻き込んだ軍事作戦を行ったことが、選挙実施自体を困難なものにしたと言える。
明日はクリスマス・イブだが、イラクにいる米軍兵士達はとても祝う気分ではないだろう。彼らの指導者のおかげで、今後ますます混沌とした状況での任務を強いられるだろうから。そして、それは自衛隊を含む他の多国籍軍の兵士達にとっても、同じことであろう。
画像は、ファルージャ避難民の帰還開始を伝えるIRIN(国連統一地域情報ネットワーク)。ファルージャでは7〜8割もの家々が損害を受け、電気も水も止まった状況だという。もといた所に帰れても、その後の生活は困難を極めるだろうし、再び戦闘が激化する恐れもある。
志葉玲のブログ 新イラク取材日記
http://reishiva.exblog.jp/
ファルージャは「居住不能」
サミル・ハダド&マゼン・ガジ
原文
http://www.unobserver.com/layout5.php?id=2049&blz=2
2004年12月22日
バグダード発12月22日(イスラムオンライン・ネット)
イラクの法学者協会(AMS)は、ファルージャから避難した人々が数日のうちに自宅に帰還することは不可能であると発表し、イラク暫定政権の発表を批判した。米軍の作戦により引き起こされた広範な破壊によりファルージャは「居住不能」になっている、と。
(以下略)
Falluja, April 2004 - the book
http://teanotwar.blogtribe.org/
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日本のメディアでは、ファルージャ絡みの報道が極端に減っているが、ロイターなどによれば、ファルージャ避難民のうち、アンダルース地区の住民約 2000人が、今日から帰還を始める予定だという。だが、避難民の数は20万人とも言われ、現在も米海兵隊とイラク人戦士達が戦闘を続けている中で、避難民の帰還計画は明らかになっていない。
イラク人ジャーナリストFadhil al-Badrani氏がアルジャジーラ(今月19日)に伝えたところによると、ユーフラテス川が流れる街の入り口陣取っている米海兵隊をイラク人戦士達が背後から襲撃、両者の間で激しい戦闘があったという。だが、市内には相変わらず報道関係者や、人道支援関係者は立ち入りを制限され、詳しい状況はわからないとのことだ。
ジャナビ師は、5日付けの世界中のイスラム教徒に向けた声明の中で、「ファルージャ・ムジャヒディン評議会とその他の勢力に属す兄弟たちは、神とあなた方より委託された聖戦を、占領達とその手先達がイラクを去るまで継続する。どんな犠牲を払ってでも兄弟達は戦い続けるだろう」と宣言している。ファルージャ攻撃以前に、多くの戦士達が一旦市外に脱出したと見られるが、これから彼らの反撃が始まる可能性もある。
直接選挙も約1ヶ月後と迫っているが、ファルージャを含むアンバル州やイラク第三の都市モスルを含むニナワ州では、選挙が出来るような治安状況ではなく、有権者登録すらロクに進んでいない。もとより成功は危ぶまれていたが、選挙が失敗に終わる可能性が一層濃厚になってきた。
もしこのままでいけば、例え選挙が行われたとしても、その正当性をめぐり各勢力が対立、イラク情勢はさらに混迷の度を深める可能性が高い。そもそも、米軍や暫定政府が選挙実施のために、武装勢力らとの停戦を模索するのではなく、無数の住民を巻き込んだ軍事作戦を行ったことが、選挙実施自体を困難なものにしたと言える。
明日はクリスマス・イブだが、イラクにいる米軍兵士達はとても祝う気分ではないだろう。彼らの指導者のおかげで、今後ますます混沌とした状況での任務を強いられるだろうから。そして、それは自衛隊を含む他の多国籍軍の兵士達にとっても、同じことであろう。
画像は、ファルージャ避難民の帰還開始を伝えるIRIN(国連統一地域情報ネットワーク)。ファルージャでは7〜8割もの家々が損害を受け、電気も水も止まった状況だという。もといた所に帰れても、その後の生活は困難を極めるだろうし、再び戦闘が激化する恐れもある。
志葉玲のブログ 新イラク取材日記
http://reishiva.exblog.jp/
これは メッセージ 172525 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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