「ザルカウィ」現象
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2004/10/28 08:15 投稿番号: [171981 / 177456]
ザルカウィ像に謎
イラク邦人人質事件
イラクでの新たな日本人人質事件で、人質となった香田証生さんの映像をウェブサイトに流したヨルダン人アブムサブ・ザルカウィ氏の組織は、今月十七日、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏への「忠誠」を誓う声明を発表したばかり。外国人人質殺害なども相次ぎ認めているが、あまりにも肥大するザルカウィ氏の残虐なイメージに、情報操作の疑いを抱く地元識者らも少なくない。 (カイロ・嶋田昭浩)
■膨らむ残虐イメージ
二十六日深夜、存在が明らかになった香田さんの映像は、米ハリウッド映画の冒頭に似通った手法で「イラクの聖戦アルカイダ組織メディア部門製作」などの字幕が映し出される。
「まるで欧米の映画かゲームのよう。イスラム教徒がつくったとは思えない」と、映像をインターネットから取り出して見たエジプト人は言う。
「西欧近代」を批判しながら、通信分野などでそのハイテクを駆使し、さまざまなメッセージを発信しているのがアルカイダの一つの特徴。ザルカウィ氏の組織も相通じるものがある。
同氏が、中東から欧州にかけて広がる大規模なテロ組織網の“結び目”にいることも、早くから指摘されてきた。
昨年十一月末、イタリアとドイツで、北アフリカ出身の男三人がパスポート偽造の疑いなどで逮捕された。関連の捜査の中で、欧州各国から自爆テロ要員など戦闘員をイラクへ送り込むネットワークの実態が徐々に解明され、こうした徴募網のカギを握る人物としてザルカウィ氏へのマークが強まった。
イタリア、ドイツ、フランス、スペインなどからイラクへ送り込まれた若者は数百人規模ともみられるが、徴募網はもともと、二〇〇一年秋の米軍などによるアフガニスタン攻撃の際、アフガン、パキスタンなどからアルカイダ関連の戦闘員の逃走を助ける地下組織網として構築されたという。
イラク近隣諸国の捜査当局者も、本紙の取材にザルカウィ氏の徴募活動の一端を認めている。
■地元識者『他国が情報操作』
しかし、バグダッド大のサルマン・ジョマイリ教授は「ザルカウィ・グループがアルカイダに忠誠を誓ったというニュースは、少々変だ」といぶかる。「グループに、より恐ろしいイメージを植え付ける『心理戦』の一部だろう。イラク各地での米軍の攻撃に口実を与えるのだから」と同教授。
さらに「これまでに流れた数多くの声明のすべてが、実際に攻撃を実行したグループによるものとは限らない」として、外国諜報(ちょうほう)機関の関与を指摘する。
「多くの当局者らは、ザルカウィ・グループの犯行とされる攻撃が、イランの諜報機関によって計画された、と言っている。米国をイラクにかかりきりにさせ、その矛先がイランに向かないようにするためだそうだ」と教授は語る。
ヨルダン当局者も昨年十二月、本紙の取材に「ザルカウィは最近イラン国内で拘束されたが、その後なぜか釈放された」と語り、同氏とイラン当局との関係に疑いの目を向けていた。
イスラム教シーア派を国教とするイランが、スンニ派に属すザルカウィ氏を利用することで、スンニ派のイメージをおとしめようとする狙いもささやかれているという。
一方、カイロのアルアハラム政治戦略研究センターのディアー・ラシュワン研究員は、米国などの関与を疑う。
「ザルカウィの声明には矛盾がある。例えば、イスラム教徒を拉致しその首を切断するというのは、イスラム教に対する彼自身の理解によっても正当化されるものではない。“ザルカウィ現象”は多くの役者によって創造されており、おそらく米国もかかわっているだろう」と。
(以下省略)
(東京新聞)
htp://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20041028/mng_____kakushin000.shtml
イラク邦人人質事件
イラクでの新たな日本人人質事件で、人質となった香田証生さんの映像をウェブサイトに流したヨルダン人アブムサブ・ザルカウィ氏の組織は、今月十七日、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏への「忠誠」を誓う声明を発表したばかり。外国人人質殺害なども相次ぎ認めているが、あまりにも肥大するザルカウィ氏の残虐なイメージに、情報操作の疑いを抱く地元識者らも少なくない。 (カイロ・嶋田昭浩)
■膨らむ残虐イメージ
二十六日深夜、存在が明らかになった香田さんの映像は、米ハリウッド映画の冒頭に似通った手法で「イラクの聖戦アルカイダ組織メディア部門製作」などの字幕が映し出される。
「まるで欧米の映画かゲームのよう。イスラム教徒がつくったとは思えない」と、映像をインターネットから取り出して見たエジプト人は言う。
「西欧近代」を批判しながら、通信分野などでそのハイテクを駆使し、さまざまなメッセージを発信しているのがアルカイダの一つの特徴。ザルカウィ氏の組織も相通じるものがある。
同氏が、中東から欧州にかけて広がる大規模なテロ組織網の“結び目”にいることも、早くから指摘されてきた。
昨年十一月末、イタリアとドイツで、北アフリカ出身の男三人がパスポート偽造の疑いなどで逮捕された。関連の捜査の中で、欧州各国から自爆テロ要員など戦闘員をイラクへ送り込むネットワークの実態が徐々に解明され、こうした徴募網のカギを握る人物としてザルカウィ氏へのマークが強まった。
イタリア、ドイツ、フランス、スペインなどからイラクへ送り込まれた若者は数百人規模ともみられるが、徴募網はもともと、二〇〇一年秋の米軍などによるアフガニスタン攻撃の際、アフガン、パキスタンなどからアルカイダ関連の戦闘員の逃走を助ける地下組織網として構築されたという。
イラク近隣諸国の捜査当局者も、本紙の取材にザルカウィ氏の徴募活動の一端を認めている。
■地元識者『他国が情報操作』
しかし、バグダッド大のサルマン・ジョマイリ教授は「ザルカウィ・グループがアルカイダに忠誠を誓ったというニュースは、少々変だ」といぶかる。「グループに、より恐ろしいイメージを植え付ける『心理戦』の一部だろう。イラク各地での米軍の攻撃に口実を与えるのだから」と同教授。
さらに「これまでに流れた数多くの声明のすべてが、実際に攻撃を実行したグループによるものとは限らない」として、外国諜報(ちょうほう)機関の関与を指摘する。
「多くの当局者らは、ザルカウィ・グループの犯行とされる攻撃が、イランの諜報機関によって計画された、と言っている。米国をイラクにかかりきりにさせ、その矛先がイランに向かないようにするためだそうだ」と教授は語る。
ヨルダン当局者も昨年十二月、本紙の取材に「ザルカウィは最近イラン国内で拘束されたが、その後なぜか釈放された」と語り、同氏とイラン当局との関係に疑いの目を向けていた。
イスラム教シーア派を国教とするイランが、スンニ派に属すザルカウィ氏を利用することで、スンニ派のイメージをおとしめようとする狙いもささやかれているという。
一方、カイロのアルアハラム政治戦略研究センターのディアー・ラシュワン研究員は、米国などの関与を疑う。
「ザルカウィの声明には矛盾がある。例えば、イスラム教徒を拉致しその首を切断するというのは、イスラム教に対する彼自身の理解によっても正当化されるものではない。“ザルカウィ現象”は多くの役者によって創造されており、おそらく米国もかかわっているだろう」と。
(以下省略)
(東京新聞)
htp://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20041028/mng_____kakushin000.shtml
これは メッセージ 171979 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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