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イスラエルでも『敵に塩の愚策』と批判…

投稿者: ryuuyuuressi 投稿日時: 2003/09/19 12:47 投稿番号: [159615 / 177456]
   http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20030919/mng_____kakushin000.shtml

          『敵に塩の愚策』
      アラファト議長の追放決めたイスラエル


   イスラエル政府が11日夜、アラファト・パレスチナ自治政府議長の追放を決定して以来、影響力の低下が指摘されていたアラファト議長の求心力が一転して上昇し、内外の注目度も高まっている。追放決定に対しては、イスラエル国内でさえ「敵に塩を送ったも同然の愚策」との声も出た。窮地に陥るほど高まる議長の影響力はどこに起因するのか、追放した場合、どうなるのかー。   (カイロ支局・秦融)

   ■影響力

   イスラエルのマーリブ紙は「アラファトがわれわれの国で最も話題になり、最も影響力を持つ人物であることは動かしがたい事実である」と論評する。

   その理由として「イスラエル人は、この国で起きていることすべてが、アラファトのせいだ、と考えるようになってしまった。アラファトが(イスラエルの)首相の首をすげ替え、株式市場を低迷させ、観光産業を壊滅させ、イスラエルのイメージをぶち壊している、と思いこんでいる」と指摘する。

   また、「アラファトがパレスチナ人に愛される理由は“決して屈服しない”姿勢にある」とし、シャロン政権が締め付けるほど、「パレスチナ独立運動の象徴として、存在感をアピールする場面を与えている」と、識者の見方をまとめる。

   イスラエル国会のアラブ系議員ティビ氏は「窮地に陥るほど輝く男」と議長の本質を分析。「今はさながら、水を得た魚だ」と評す。

   オスロ合意にかかわったベイリン元法相も、「(追放決定で)逆に議長の影響力は高まった」と、シャロン政権の政策を批判。「議長の影響力を高めておいて、あいつはテロリストであり、対話の相手ではない、とシャロンは強調する。(和平交渉をうまく運べない)体のいい責任逃れ」と問題視する。

   ■テロ支援

     …   …   …

   イスラエル政府の元治安担当顧問で、心理学者のキムヒ氏は「イスラエルがテロリストと呼べば、むしろアラファトはそれをパレスチナ解放のための戦士と受け止めるだろう。そして、なぜ人民解放のための戦いをやめる必要があるのか、と答えるに違いない」と、マーリブ紙上で、自爆テロの解釈論に言及する。

   ■追放後

   側近のパレスチナ評議会議員アリカット氏は記者会見で「(アラファト議長が追放されたら)5分以内に閣僚全員が辞職する」と断言。「自治区は過激派に支配され、私たち(穏健派)は殺され、そしてシャロンがテレビに現れて、“私は平和を望んでいるが、交渉相手がいなくなった”というだろう」と語った。

   ペレス元首相は「追放すれば、海外でより活動的で広範な宣伝活動を展開するだけだ」とみる。さらに、ベイリン元法相は「殺害すれば、アラファトの死そのものが独立の永遠のシンボルになり、抵抗運動は手に負えない状況になる」と、懸念する。

   (メモ)   ヤセル・アラファト    1929年8月、カイロ(本人はエルサレムと主張)生まれ。父はパレスチナの貿易商。フォアド王大学(現カイロ大)工学部在学中、48年の第一次中東戦争のパレスチナ義勇軍に合流。パレスチナ学生連盟会長に選ばれ、卒業後、抵抗組織ファタハを仲間と創設。69年、パレスチナ解放機構(PLO)議長に。96年、選挙で暫定自治政府議長に当選。キリスト教徒のスーハ夫人との間に、一女。



   ●   昨年も、イスラエル軍侵攻により、
     パレスチナおよび自治政府は、窮地に陥った。
     議長選挙への介入もした。
     議長自身への戦車による砲撃もあった。
     立て篭もった議長府は、
     その砲撃や仕掛けた爆弾で、或は、ブルドーザーで、
     コンクリの塊、同然となった。

     ために、却って、パレスチナ人の、議長への支持は高まり、
     選挙をやるまでもない状況に導いた。
     イスラエル軍の侵攻、自治区閉鎖は、やめなかった。
     …選挙妨害でもある。

     それにしても、もう、パレスチナ問題は、課題も、材料も出尽くしなのだ。
     ただ、あまりにも、問題が厳しすぎる。

     極めて大きな妥協ないし、大きな枠組みによる、
     代償措置が不可欠なのだろう。

     ババは、引きたくない、絶対に引けない。
     煩悩に照らせば、きっと、そうなる…。

     そんな人(指導者に限らないが)の煩悩と軍事力等による圧迫で、
     今日に至っている…。
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