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私はあきらめない

投稿者: katakurichan2 投稿日時: 2003/06/04 23:58 投稿番号: [157263 / 177456]
自己レスなんですが、もう1件、紹介したい言葉がありましたので。雑誌「論座」2003年6月号にあった、渡辺えり子さんの文章から。特集記事「試練に立つ平和主義」の冒頭に掲載されている文章です。タイトルは「私はあきらめない」で、タイトルの横に「大人には世界の子供を守る義務がある」という見出しがあります。

その文章を、(飛び飛びですが)紹介します。
−−−引用

  胃の痛む日々である。何をやっても気が晴れない。人が死ぬ。初めから分かっている。止められなかった。分かっているのに。
  この戦争は止められるものだと思っていた。現代社会の人の心というものを信じていたからである。幾度も幾度も繰り返してきた過ちを歴史が証明していたはずだからである。
  戦争の後遺症が何世代にもわたって傷を残すことも、人の暮らしや自然の摂理までをも狂わせるのが戦争だということも、世界の誰もが身をもって知っているはずだったからである。

   *

  戦争を止められなかったのも憂鬱の極みだが、日本が戦争を支持してしまったことが私にはそれ以上に許せないことであった。私たち日本人は戦争がどんなものであるか、一番深く知っているではないか?   戦争の時間、小さい時間の襞までも、その部分を現実として知っているではないか。60年たっても解決できない、矛盾や不合理を今でも体験しているではないか。

   *

  大人の仕事は子供を育てることである。子供を大人にするのが、大人の役割である。

   *

  私は大人である。子供たちを育てる責任がある。そして、この戦争を止められなかった責任があると思うのである。


−−−引用終わり

「大人には子供を育てる義務がある」という部分は、本当にそうだと思うのですが、けれど、「私たち日本人は戦争がどんなものであるか、一番深く知っているではないか?   戦争の時間、小さい時間の襞までも、その部分を現実として知っているではないか。」という部分は、実際のところ、どうなんだろうかと思っています。戦争に行ったかどうかとか、戦時中を過ごしたかどうかどかっていうのではなくて、実際に戦争を経験しても、「のどもと過ぎれば」の状態になったりはしないのだろうか?と疑問に思ったりしています。

逆に、戦争の実際を知らなくても、人殺しが正当化される状況は異常だということくらいは理解できる、んで、今みたいな状況に文句を言っているんですが。
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