勝つことは快感である
投稿者: katakurichan2 投稿日時: 2003/04/29 02:25 投稿番号: [156242 / 177456]
池澤夏樹氏のコラムの中に、こんな部分がありました。
−−−
ジャンケンから核戦争まで、すべての戦い、すべての勝負に共通する原理
があります──すなわち「勝つことは快感である」。
勝つことが快感だから、勝った側はファンを増やすことができる。勝利の
快感のおすそわけに預かろうという人々が日和見の立場から一歩前に出て、
勝ちチームに拍手を送る。
そのため、戦いは結果論になりがちです。
勝てば官軍。侵攻した異国の軍隊でさえ、官軍になってしまう。
−−−−
「勝つことは快感である」というのは、なるほど、その通りだろうなと思います。
戦争を始めた人間、戦争を支援する人間が、「勝った」「相手が負けた」と喜ぶのは、快感なのでしょう。逆に、戦争に反対する人間側からすると、戦争をやった人間が「勝った」と言うことが不愉快でなりません。
けれど。あらためて思ったのですが、
「快感」が「正しさ」と結びつくわけではありません。私は、人殺しが正当化される、矮小化されるような事態を極めて不愉快に思いますが、その感情が間違っているとは思いません。快感を追求することを、正しさだと勘違いしないようにしたいものだと思っています。
これは メッセージ 156240 (katakurichan2 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/bpjfa4lla5fa5m_1/156242.html