米軍首都進撃、戦術心理面で揺さぶり
投稿者: stwmpxqmwts 投稿日時: 2003/04/07 07:38 投稿番号: [155369 / 177456]
コメント
なんにしろ、早く終わってくれれば経済にもいいのだが。
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イラク戦争:
戦術・心理面で揺さぶり 米軍のバグダッド進撃
米陸軍戦車部隊による5日のバグダッド進撃作戦を受けて、首都の緊張は一気に高まりを見せている。電撃的な突入劇はどのような意図で始まったのか。本当の目的は何か。作戦の真相を検証した。
●一部幹部で極秘に
前略
●大きかった「戦果」
首都進撃は確かに米英軍に戦術、心理面での予想以上の成果をもたらしたようだ。その一つが生の情報だ。バグダッドのイラク軍の兵器や歩兵配置は衛星画像で大方把握されているが、それを地上で実際に目にする意味は大きい。
カムフラージュされている建物や防ごうなどを間近で撮影し、衛星画像と比較すれば解析はより緻密(ちみつ)になる。また、国道沿いのイラク側の動き、司令パターンも衛星では得られない情報だ。「共和国防衛隊の歩兵や民兵を動かす司令塔は小型トラックに過ぎなかった。それが確認されただけでも収穫は大きい」と米政府筋は言う。
一方、進撃を受けてイラク軍の戦車や装甲車が市内に集結し始めたほか、これまで水面下に潜伏していた民兵組織サダム・フェダイーンの民兵らがロケット弾などで武装して街角に姿を現した。米側にとってはイラク側の戦力の推定が容易になり、無人偵察機プレデターなどの活動も活発化している。
さらに、進撃はバグダッドからの市民の脱出を加速させた。米英軍は市街戦になった場合に一般市民が巻き添えになる事態を懸念しており、回廊のような避難路を築くことを検討している。事前に自主的な脱出が進めば、市街戦の不安要因が軽減される。
●支線もチェック
戦車部隊の進攻の陰に隠れて動きが注目されなかったが、チグリス川の対岸にあたる市の南東郊外に進撃した米海兵隊の部隊は5日にバグダッド包囲網づくりに着手した、と米政府筋は明かす。幹線道路だけでなく支線にもチェックポイントを築き、人や車の動きを管理下に置く作業を進め、支配地域を南東から北に延ばしているという。米英軍は今回のような電撃作戦を時に用いてイラク側を揺さぶりながら、包囲網を着実に固めていくという見方が妥当のようだ。【ワシントン河野俊史、藤原章生】
●うわさ飛び交い、続々脱出
バグダッド市民の郊外への脱出が進んでいる。空爆の恐怖や電力の停止に加え、米軍がバグダッドに大攻勢をかけるという噂(うわさ)が流れていることなどが背景にある。住民の多くは絶望の淵にいて疲労はピークに達し、こうした状況が続けば、イラク軍が抵抗を続けても内部から政権が崩壊する可能性もある。
6日付汎アラブ紙「アルハヤト」はバグダッド国際空港近くに住む主婦、ヌール・ハーリドさん(48)の話を紹介している。ヌールさんは2人の子どもと夫の4人家族。「これがイラク人の最後の戦いになる。米軍の圧倒的な軍事力の前では、誰も生き残れない。空爆が続き、子どもたちは夜を怖がっている」と語り、バグダッド市民に絶望感が漂っていることが伝わってくる。
同日付の汎アラブ紙「アッシャルクアルアウサト」によると、市民はタクシーやトラック、ミニバスなどに乗り、調理用品や白黒テレビ、毛布などを持って脱出している。多くはバグダッド北部の小さな村ディアリに向かっているという。この村は小さな川が流れ水に困らないことなどが理由だという。また「ブッシュ大統領が48時間以内にバグダッドに大規模な攻撃を仕掛けると警告した」との噂も脱出の動きに拍車をかけている。
一方、停電が市民感情に与える影響は極めて大きい。冷蔵庫が使えなくなるためで、バグダッドのアキール・ムハンマドさんは「700ドルを出して買ったチーズやヨーグルト、バター、鳥肉があと2、3日でダメになってしまう」と不安を訴えている。市民は開戦前から政府の指導で食料を買い込んでいたため多くの家庭は3、4カ月分の食料を備蓄しているとされる。しかし、冷蔵庫がなくては生鮮食品の備蓄は不可能だ。
政権政党バース党はこれまで、バグダッド住民の郊外への移動を厳しく制限してきた。しかし、市民の大量脱出が始まったことは、バース党が市民を完全にはコントロールできなくなったことを物語っている。イラク政府は6日、午後6時から翌午前6時まで、人と車のバグダッドの出入りを禁止すると発表したが、脱出を少しでも制限しようという政府側の考えとみられる。 【カイロ小倉孝保】
[毎日新聞4月7日] ( 2003-04-07-01:01 )
なんにしろ、早く終わってくれれば経済にもいいのだが。
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イラク戦争:
戦術・心理面で揺さぶり 米軍のバグダッド進撃
米陸軍戦車部隊による5日のバグダッド進撃作戦を受けて、首都の緊張は一気に高まりを見せている。電撃的な突入劇はどのような意図で始まったのか。本当の目的は何か。作戦の真相を検証した。
●一部幹部で極秘に
前略
●大きかった「戦果」
首都進撃は確かに米英軍に戦術、心理面での予想以上の成果をもたらしたようだ。その一つが生の情報だ。バグダッドのイラク軍の兵器や歩兵配置は衛星画像で大方把握されているが、それを地上で実際に目にする意味は大きい。
カムフラージュされている建物や防ごうなどを間近で撮影し、衛星画像と比較すれば解析はより緻密(ちみつ)になる。また、国道沿いのイラク側の動き、司令パターンも衛星では得られない情報だ。「共和国防衛隊の歩兵や民兵を動かす司令塔は小型トラックに過ぎなかった。それが確認されただけでも収穫は大きい」と米政府筋は言う。
一方、進撃を受けてイラク軍の戦車や装甲車が市内に集結し始めたほか、これまで水面下に潜伏していた民兵組織サダム・フェダイーンの民兵らがロケット弾などで武装して街角に姿を現した。米側にとってはイラク側の戦力の推定が容易になり、無人偵察機プレデターなどの活動も活発化している。
さらに、進撃はバグダッドからの市民の脱出を加速させた。米英軍は市街戦になった場合に一般市民が巻き添えになる事態を懸念しており、回廊のような避難路を築くことを検討している。事前に自主的な脱出が進めば、市街戦の不安要因が軽減される。
●支線もチェック
戦車部隊の進攻の陰に隠れて動きが注目されなかったが、チグリス川の対岸にあたる市の南東郊外に進撃した米海兵隊の部隊は5日にバグダッド包囲網づくりに着手した、と米政府筋は明かす。幹線道路だけでなく支線にもチェックポイントを築き、人や車の動きを管理下に置く作業を進め、支配地域を南東から北に延ばしているという。米英軍は今回のような電撃作戦を時に用いてイラク側を揺さぶりながら、包囲網を着実に固めていくという見方が妥当のようだ。【ワシントン河野俊史、藤原章生】
●うわさ飛び交い、続々脱出
バグダッド市民の郊外への脱出が進んでいる。空爆の恐怖や電力の停止に加え、米軍がバグダッドに大攻勢をかけるという噂(うわさ)が流れていることなどが背景にある。住民の多くは絶望の淵にいて疲労はピークに達し、こうした状況が続けば、イラク軍が抵抗を続けても内部から政権が崩壊する可能性もある。
6日付汎アラブ紙「アルハヤト」はバグダッド国際空港近くに住む主婦、ヌール・ハーリドさん(48)の話を紹介している。ヌールさんは2人の子どもと夫の4人家族。「これがイラク人の最後の戦いになる。米軍の圧倒的な軍事力の前では、誰も生き残れない。空爆が続き、子どもたちは夜を怖がっている」と語り、バグダッド市民に絶望感が漂っていることが伝わってくる。
同日付の汎アラブ紙「アッシャルクアルアウサト」によると、市民はタクシーやトラック、ミニバスなどに乗り、調理用品や白黒テレビ、毛布などを持って脱出している。多くはバグダッド北部の小さな村ディアリに向かっているという。この村は小さな川が流れ水に困らないことなどが理由だという。また「ブッシュ大統領が48時間以内にバグダッドに大規模な攻撃を仕掛けると警告した」との噂も脱出の動きに拍車をかけている。
一方、停電が市民感情に与える影響は極めて大きい。冷蔵庫が使えなくなるためで、バグダッドのアキール・ムハンマドさんは「700ドルを出して買ったチーズやヨーグルト、バター、鳥肉があと2、3日でダメになってしまう」と不安を訴えている。市民は開戦前から政府の指導で食料を買い込んでいたため多くの家庭は3、4カ月分の食料を備蓄しているとされる。しかし、冷蔵庫がなくては生鮮食品の備蓄は不可能だ。
政権政党バース党はこれまで、バグダッド住民の郊外への移動を厳しく制限してきた。しかし、市民の大量脱出が始まったことは、バース党が市民を完全にはコントロールできなくなったことを物語っている。イラク政府は6日、午後6時から翌午前6時まで、人と車のバグダッドの出入りを禁止すると発表したが、脱出を少しでも制限しようという政府側の考えとみられる。 【カイロ小倉孝保】
[毎日新聞4月7日] ( 2003-04-07-01:01 )
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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