フ体制瀬戸際 長期化戦術崩れ、市民脱出
投稿者: muneobus 投稿日時: 2003/04/06 16:18 投稿番号: [155342 / 177456]
【カイロ=平野真一】開戦以来、テレビ演説などでしか動静の伝わっていなかったイラクのフセイン大統領が4日、バグダッド市内を視察したことは、フセイン政権が米英軍の首都進撃に強い危機感を抱いていることを示したと言える。極めて用心深いことで知られる大統領が戦時下に国民の前に直接姿をさらすこと自体、極めて異例だからだ。米英軍を消耗させながら進撃を遅延させ、戦争の長期化を図るというイラクの戦術が奏功していないことが危機感の背景にある。
大統領が国民の前に姿を見せたのは、一昨年1月のイラク軍創建記念パレードで政府高官や外国来賓の前に現れて以来初めて。大統領は暗殺などの危険を避けるため、ごく一部の側近以外には行き先を知らせず、寝る場所すら頻繁に変えると言われてきた。
だが、国営テレビが4日夜放映した映像では、大統領は数人だけの護衛で外出。平然とした態度を取ることで健在ぶりと強気の姿勢を見せつけ、首都に迫り来る米英軍の前に軍や国民が弱気に陥るのを防ぐ狙いであることは明らかだ。
だが、実際には、イラクが当初立てていた長期化戦術は急速に崩れつつある。大統領は4日夜のテレビ演説で、米英軍が「防衛線を迂回(うかい)」して首都に迫っていると述べ、バグダッド周辺に築いた防衛線で米英軍の進撃を食い止められなかったことを事実上認めた。
首都防衛の主力、共和国防衛隊の多くは壊滅、投降。残りはバグダッド市内に再展開し市街戦に備えていると見られるが、負傷兵がバグダッド市内の病院で米欧記者に「3、4の両日は激戦だった」と敗北の無念を語るなど、「精鋭」のイメージは薄れている。
一方で、イラク政府の公式声明はますます現実を反映しない“大本営発表”となってきた。サハフ情報相は5日の記者会見で、イラク側が4日夜、サダム国際空港を制圧した米英軍に反撃を仕掛け、「空港全域を奪回、敵は(空港西方の)アブグレイブに逃走した」と豪語した。だが、米英軍がすでにバグダッドに入り、イラク側を激しく攻撃していることにはまったく触れないままだった。
こうした中、バグダッド市内では4日、政府が拡声機で市民に「敵を追い払うため空港へ向かえ」と呼びかけたが、呼応する市民の姿はほとんどなく、逆に郊外へ脱出する市民数万人の車列が10キロにもなった。市民は明らかに、米英軍に抵抗してフセイン政権と“心中”するより生き延びることを優先している。
http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200304/gu20030406_04.htm
大統領が国民の前に姿を見せたのは、一昨年1月のイラク軍創建記念パレードで政府高官や外国来賓の前に現れて以来初めて。大統領は暗殺などの危険を避けるため、ごく一部の側近以外には行き先を知らせず、寝る場所すら頻繁に変えると言われてきた。
だが、国営テレビが4日夜放映した映像では、大統領は数人だけの護衛で外出。平然とした態度を取ることで健在ぶりと強気の姿勢を見せつけ、首都に迫り来る米英軍の前に軍や国民が弱気に陥るのを防ぐ狙いであることは明らかだ。
だが、実際には、イラクが当初立てていた長期化戦術は急速に崩れつつある。大統領は4日夜のテレビ演説で、米英軍が「防衛線を迂回(うかい)」して首都に迫っていると述べ、バグダッド周辺に築いた防衛線で米英軍の進撃を食い止められなかったことを事実上認めた。
首都防衛の主力、共和国防衛隊の多くは壊滅、投降。残りはバグダッド市内に再展開し市街戦に備えていると見られるが、負傷兵がバグダッド市内の病院で米欧記者に「3、4の両日は激戦だった」と敗北の無念を語るなど、「精鋭」のイメージは薄れている。
一方で、イラク政府の公式声明はますます現実を反映しない“大本営発表”となってきた。サハフ情報相は5日の記者会見で、イラク側が4日夜、サダム国際空港を制圧した米英軍に反撃を仕掛け、「空港全域を奪回、敵は(空港西方の)アブグレイブに逃走した」と豪語した。だが、米英軍がすでにバグダッドに入り、イラク側を激しく攻撃していることにはまったく触れないままだった。
こうした中、バグダッド市内では4日、政府が拡声機で市民に「敵を追い払うため空港へ向かえ」と呼びかけたが、呼応する市民の姿はほとんどなく、逆に郊外へ脱出する市民数万人の車列が10キロにもなった。市民は明らかに、米英軍に抵抗してフセイン政権と“心中”するより生き延びることを優先している。
http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200304/gu20030406_04.htm
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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