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21世紀らしい新しい外交へ

投稿者: katakurichan2 投稿日時: 2003/03/12 22:25 投稿番号: [153595 / 177456]
雑誌「世界」(岩波書店)の4月号で、「帝国の戦争に反対する」という特集が組まれていました。その中の、寺島実郎氏の論文から一部を紹介します。

【脳力のレッスン−連載12   「不必要な戦争」を拒否する勇気と構想    イラク攻撃に向かう「時代の空気」の中で】

から、「日本の選択−−21世紀らしい新しい外交へ」   の一部です。

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  多くの日本人は「結局はアメリカについていくしかない」日本の選択に無力感というか、「しかたがないだろう症候群」に襲われている。今年になって、NHKの日曜討論をはじめ幾つかの機会でイラク問題など国際関係について発言する機会があった。内閣の外交問題アドバイザーでもある岡本行夫氏とも議論することができた。真摯に思考し行動する先達として敬意を抱く岡本氏から「我々の選択肢はアメリカかイラクかである」という率直な発言があったが、大量破壊兵器を隠し持つかもしれぬイラクと半世紀以上もの同盟国たるアメリカのどちらを支持するのかといわれれば、多くの国民の選択は自ずと明らかである。しかし、我々の前にある選択肢はそんな不毛なものであろうか。

  むしろ、この固定観念から脱し、新しい外交の選択肢を構想することが、21世紀日本の課題ではないのか。その後、政府関係者の説明において、そこはかとない説得力を持ちつつあるのが、「北朝鮮の脅威を抱える日本において、米国との連帯は不可欠である」という論理であり、米国の核の傘によって守ってもらわざるをえない日本にとって、少々筋道が通らなくてもアメリカについていくしか選択肢はないという認識である。私は、米国の核抑止力に身を置くことが現実的という固定観念を脱却し、日本の安全保障にとって有効な新たなる構想をいかに構築できるかが鍵であると考える。

  「北のミサイルは東京を狙っている」とか「北は既に核を持っている」といった情報に、我々は途方も無い恐怖を覚えざるをえないが、冷静にいえば、「北の脅威」は冷戦期のそれとは性格を変えている。つまり、北朝鮮の背後にソ連東側が存在し、北朝鮮の行動に東側が呼応して体制転換の脅威となっていた時代とは異なり、「ならず者国家」として自暴自棄に単発攻撃を仕掛けてくる危険が問題なのであり、現実には一端不当な攻撃が実行されたならば、その瞬間に北朝鮮の孤立と崩壊は決定的となるであろう。日本としては、冷戦後のパラダイムの中で、核やミサイルを実際には使えない兵器にしていくことであり、そのためには米国の核抑止力だけに期待するよりも、日本の原理原則としての「非核平和主義」に徹し、大量破壊兵器の廃絶を執拗に訴え続けるという「持たざる国の強み」を生かし切るべきであろう。


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・・・ってことで、ちょっとは新しいことを考えないと、面白くないですしね!
持たざる国の強み!


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