■イラク現地報告...4
投稿者: chottomato3 投稿日時: 2003/02/12 21:56 投稿番号: [152314 / 177456]
【
子どもたちが死んでいく
】
――湾岸戦争で米軍は大量の劣化ウラン弾を使用しました。
★この写真(写真1)はクウェートとの国境地帯のDMZ(非武装地帯)と呼ばれている地域です。この写真を見て、「なんだまだきれいな戦車がいっぱい残っているじゃないか」と思われるかもしれません。爆弾で爆破されたわけではないので形は残っているんです。30ミリ機関砲などの大きな機関銃から発射された劣化ウラン弾が戦車の分厚い装甲を貫き、中で爆発した。
劣化ウラン弾というのは、核廃棄物の一つです。天然ウランを原子力発電所に入れても燃えないので、ウラン235を集める。それを濃縮というそうです。天然ウランの中にはウラン235はほとんど存在しないので、いっぱいゴミが出る。その中にはウラン238がいっぱい含まれています。
ところが、このウラン238も半減期45億年の放射性物質です。それだけじゃなくてウラン238には重金属としての猛毒もある。だからこれを処理・処分するのにはいっぱい金がかかる。ところがこのウラン238は非常に重いので砲弾に使える。砲弾になれば、捨てるのにお金を払うどころか、もっと儲けることができる。
劣化ウラン弾は、戦車の装甲に穴をあけることができます。だがこの劣化ウラン弾は今も放射線を出し続けています。この戦車の残骸のところに行くと、今でも放射線が測定できます。しかし、そうやって測れる放射能以上に問題なことは、戦車に当たって穴をあけるとき粉末の粒子状になってウラン238が空中に舞い散ってしまうことなんです。
劣化ウランのウラン238が空中に舞い、大気を汚染し、地面を汚染し、水を汚染してしまった。南部のバスラ市には水道は全部完備していました。さきほど言いましたように、イラクではガンガン湧く石油で国内のインフラは非常に整っていたんです。ところが、その水道水が今は飲めない。単純な話です。無数の病気が発生しているからです。ガン・白血病の嵐です。「また、おおげさな」と思われるかもしれませんが、数えられないほど多くの人々が発病しているんです。
それだけじゃありません。沢山の奇形児も生まれています。この町の病院の一つに行ったとき、女医さんが言ってました。奇形児の出生率が3%を越していると。そしてそれは増え続けていると。彼女はずっと記録を取ってまして、写真をいっぱい見せてくれました。目が一つしかない、内臓が体からはみ出してしまっている、手が途中でなくなっている、そうした無数の死産の子どもたちの写真を見せてくれました。
死産だけじゃありません。おなかに水がいっぱい溜まって、手術をしたばかりの少女が病院にいました。写真を撮ろうとするとお母さんに怒られました。あなた方は写真を撮るけれども、うちの娘は治るのか、と。そう言いながらも一年前、まだ元気だったころの少女の写真を見せてくれ、写真を撮らせてくれました。だから私は撮ってきた写真をみなさんに見てもらわないわけにはいかない。これが私たちの税金によって行われた戦争が作り出した現実なんです。
6歳のダアーちゃんという女の子がバグダッドの病院に入院していました。看病していたお姉さんが、やはり一年前の写真を見せてくれました。そこには目がぱっちりしたとても愛くるしい少女が写っていました。その少女が一年後には病院のベッドで苦しんでいる。先ほどの戦車の写真を撮りに南部に一週間ほど行ってバグダッドに帰ってきたら、彼女のベッドは空いていました。正確にいうと、次の患者さんが寝ていました。お医者さんは、君たちが来た二日後に亡くなったと言っていました。
こうした患者さんたちが本当に無数にいるのです。これは南部のバスラ市にある墓地です。これが全部子どもたちの墓石なんです。みんなここ数年に死亡した子供たちです。墓地の管理人がリストを見せてくれました。リストには何月何日死亡とあります。でも名前がない。生まれて数日で死んでしまったからです。
アメリカによるイラクに対する新たな戦争は、さらに多くのこうした子供たちの犠牲を生み出すことでしょう。もうこれ以上こんな子供たちの死を生み出してはなりません。もう私たちは充分に戦争の犠牲者を見てきたはずです。
――湾岸戦争で米軍は大量の劣化ウラン弾を使用しました。
★この写真(写真1)はクウェートとの国境地帯のDMZ(非武装地帯)と呼ばれている地域です。この写真を見て、「なんだまだきれいな戦車がいっぱい残っているじゃないか」と思われるかもしれません。爆弾で爆破されたわけではないので形は残っているんです。30ミリ機関砲などの大きな機関銃から発射された劣化ウラン弾が戦車の分厚い装甲を貫き、中で爆発した。
劣化ウラン弾というのは、核廃棄物の一つです。天然ウランを原子力発電所に入れても燃えないので、ウラン235を集める。それを濃縮というそうです。天然ウランの中にはウラン235はほとんど存在しないので、いっぱいゴミが出る。その中にはウラン238がいっぱい含まれています。
ところが、このウラン238も半減期45億年の放射性物質です。それだけじゃなくてウラン238には重金属としての猛毒もある。だからこれを処理・処分するのにはいっぱい金がかかる。ところがこのウラン238は非常に重いので砲弾に使える。砲弾になれば、捨てるのにお金を払うどころか、もっと儲けることができる。
劣化ウラン弾は、戦車の装甲に穴をあけることができます。だがこの劣化ウラン弾は今も放射線を出し続けています。この戦車の残骸のところに行くと、今でも放射線が測定できます。しかし、そうやって測れる放射能以上に問題なことは、戦車に当たって穴をあけるとき粉末の粒子状になってウラン238が空中に舞い散ってしまうことなんです。
劣化ウランのウラン238が空中に舞い、大気を汚染し、地面を汚染し、水を汚染してしまった。南部のバスラ市には水道は全部完備していました。さきほど言いましたように、イラクではガンガン湧く石油で国内のインフラは非常に整っていたんです。ところが、その水道水が今は飲めない。単純な話です。無数の病気が発生しているからです。ガン・白血病の嵐です。「また、おおげさな」と思われるかもしれませんが、数えられないほど多くの人々が発病しているんです。
それだけじゃありません。沢山の奇形児も生まれています。この町の病院の一つに行ったとき、女医さんが言ってました。奇形児の出生率が3%を越していると。そしてそれは増え続けていると。彼女はずっと記録を取ってまして、写真をいっぱい見せてくれました。目が一つしかない、内臓が体からはみ出してしまっている、手が途中でなくなっている、そうした無数の死産の子どもたちの写真を見せてくれました。
死産だけじゃありません。おなかに水がいっぱい溜まって、手術をしたばかりの少女が病院にいました。写真を撮ろうとするとお母さんに怒られました。あなた方は写真を撮るけれども、うちの娘は治るのか、と。そう言いながらも一年前、まだ元気だったころの少女の写真を見せてくれ、写真を撮らせてくれました。だから私は撮ってきた写真をみなさんに見てもらわないわけにはいかない。これが私たちの税金によって行われた戦争が作り出した現実なんです。
6歳のダアーちゃんという女の子がバグダッドの病院に入院していました。看病していたお姉さんが、やはり一年前の写真を見せてくれました。そこには目がぱっちりしたとても愛くるしい少女が写っていました。その少女が一年後には病院のベッドで苦しんでいる。先ほどの戦車の写真を撮りに南部に一週間ほど行ってバグダッドに帰ってきたら、彼女のベッドは空いていました。正確にいうと、次の患者さんが寝ていました。お医者さんは、君たちが来た二日後に亡くなったと言っていました。
こうした患者さんたちが本当に無数にいるのです。これは南部のバスラ市にある墓地です。これが全部子どもたちの墓石なんです。みんなここ数年に死亡した子供たちです。墓地の管理人がリストを見せてくれました。リストには何月何日死亡とあります。でも名前がない。生まれて数日で死んでしまったからです。
アメリカによるイラクに対する新たな戦争は、さらに多くのこうした子供たちの犠牲を生み出すことでしょう。もうこれ以上こんな子供たちの死を生み出してはなりません。もう私たちは充分に戦争の犠牲者を見てきたはずです。
これは メッセージ 152312 (chottomato3 さん)への返信です.
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