対米全面テロ

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ブッシュ一「思いやりの保守主義」疑問

投稿者: ryuuyuuressi 投稿日時: 2003/02/05 15:25 投稿番号: [152004 / 177456]
   http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2003/01/20030130s01.htm

       ブッシュ一般教書/戦争回避への思いやり欠如


   ブッシュ大統領は就任3年目には入り、折り返し点を通過した。28日には一般教書演説を行ったが、イラクへの軍事攻撃の必要性を強調することに主眼が置かれた。戦争回避を求める国際世論への配慮は見られない。
   経済政策で自国の景気回復と雇用確保などを強調したが、世界経済への言及はなかった。テロの背景にある貧困と経済格差に苦しんでいる国々への思いやりのある政策にも欠けていた。

   「思いやりの保守主義」を唱えて登場した大統領にしては、全般に思いやりが欠如している。今年1年間の内外に対する施政方針だけに、その内容には失望した。
   米国は軍事的にも経済的にも超大国だ。世界の平和と景気に最も影響力を持つ。その指導者には、戦争でなく平和を、武力ではなく対話外交を、掲げてほしい。内向きの国益だけでなく、世界の共存共栄に配慮がほしい。

   ブッシュ大統領の演説には相変わらず単独行動主義の色合いが濃く出ていた。
   「フセインが武装解除しなければ、米国と世界平和のために、軍を率いて武装解除させる。米軍は全力で戦い、勝利する」。大統領はイラク攻撃によるフセイン政権の打倒を叫び、新たな国連安保理決議抜きでも武力行使に踏み切る決意を表明した。

   2月5日に安保理を開いてパウエル国務長官がフセイン政権の大量破壊兵器開発やテロ組織アルカイダとの結びつきに関する機密情報を提供するというが、国連査察団と別行動をとって証拠を出し惜しむのは勝手なやり方だ。
   強大な軍備と強いドルに支えられた「強い国家」を誇り「他国に判断を委ねたりしない」というが、超大国の驕りではないか。武力行使を正当化する理由も拡大されたが、証拠の提示は後回しにされ、独善的といえる。

   これまではイラクの大量破壊兵器開発を阻止し、武装解除するのが理由だった。演説では「フセインがアルカイダを含むテロ組織を支援、米中枢同時テロへの武器を提供した」とはっきり述べた。
   さらに、フセイン政権による中東支配と攻撃への野望を非難、独裁政権からのイラク国民開放にも言及した。
   昨年の一般教書では、イラクのほか、北朝鮮、イランも「悪の枢軸」とされた。今年はこの言葉を使わなかったが、三つの国の脅威を強調する基調は変わっていない。

   「米国と世界が直面する最も深刻な脅威は欠く、化学、生物兵器の獲得を狙い、保有する無法な政権の存在だ」と決めつけ、それをテロに使ったり、テロ組織に供与する可能性を指摘した。
   北朝鮮の核兵器開発については「日本、韓国、中国、ロシアの周辺諸国と共に、平和的な解決策を見出す」とした点は唯一の救いだ。ぜひ実行してほしい。

      『河北新報=社説』   2003年1月29日水曜日


   ●   何ともやりきれない、米大統領の主張であり、これに対する社説の論調だ。

     勿論、強大な軍備と強いドルに支えられた「強い国家」ではない(論者は)のだから、
     これ(強大な国家)で対抗とはいかないのであるが。

     しかし、その「強い国家」であるからといって、すべて思いのままでは、
     貧困に苦しむ諸国民でなくとも、これではまずいと断ぜざるを得ない。

     これでは、全世界がまるで、ブッシュという専制君主でも戴いたようではないか。
     そんな王や、皇帝はいらない。
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