イラク問題:米英、決議案を“見切り発車”
投稿者: ryuuyuuressi 投稿日時: 2002/10/24 14:39 投稿番号: [149092 / 177456]
http://www.yomiuri.co.jp/05/20021024i104.htm
米英がイラク問題の修正決議案を公式提示、協議入り
【ニューヨーク23日=勝田誠】米英両国は23日午後、イラクに大量破壊兵器を求め、応じない場合には武力行使を示唆する決議案を、非常任理事国10カ国を含めた国連安全保障理事会全体に公式提示、これを受けて、安保理は初めて同決議案に関する協議に入った。水面下で続いた常任理事国間の協議が露仏両国などの反対で長期化、しびれを切らした米国が、常任理事国5カ国間の合意を待たずに“見切り発車”したものだ。米国は、安保理内の合意獲得に全力を挙げ、来週にも、採決に持ち込む考え。
この日提示された決議案は、イラクに決議採択から7日以内の受諾を迫り、すべての大量破壊兵器について30日以内に申告を要求。完全協力を怠れば、武力行使を強く示唆する「深刻な結果」を招くと警告している。ただ、21日に常任理事国に示した決議案と比べ、査察官を査察現場で武力警護する条項がなくなるなど多少変更が加えられ、「今後の協議で修正もあり得る草案」(ネグロポンテ米国連大使)としている。
これに対して、ロシア、フランスなど3カ国や非常任理事国の多くは、決議案への反発、不満を表明。ロシアは、安保理で否決に追いこみ、対イラク軍事行動への反対を国際社会の総意としてアピールする戦術に出そうだ。
だが、米政府は「このままでは国連の議論は永遠に続く」(大統領府報道官)と強い不満を示しており、安保理協議で進展が見られない場合,同決議案を撤回し新決議なしでも軍事行動を取る姿勢を崩していない。
● 拒否権を有する5常任理事国間で、合意をみないまま、
米国が、15カ国の全体協議に持ち込んだ、その意図はなんだろう。
勿論、拒否権を行使されれば、成立の見込みはない。
米国は、手続を尽くしたが、国連は何の手も打てなかったので、
「代わりに私がやりました」というような筋書きか。あくまで、米国の思惑にすぎないが。
別の筋書きもあると思う。
今回の米国の行動を、従来同様、追認してくれると高を括るのは、どうだろう。
米決議案には、安保理の公開協議(10/16)で、表明された諸政府の声の反映がまるでない。
むしろ、反対があり、不満があろうとも、“飽くまでも我行かん”の独善的態度に終始している。
こうした態度を、国連は許してよいものだろうか。
元々、国連は国家による第二次大戦の惨禍を反省し、
国際紛争の解決を戦争に訴えるのではなく、
平和的手段で解決しようと決意して発足したものだった。国連憲章もこれを謳っている。
発起人の米国がこれを知らない筈はないのに、
今は、逆に、武力行使・侵攻(侵略)によって、紛争を解決しようとしている。
安保理は、議論を尽くして、(米国を説得して)査察に重点を置く決議を目指すか、
米英案を否決するか、
フランスが例の2段階決議案を提出して決議を目指すか、
そうした平和的解決を目指すべきである。
米英案の支持、追認の可能性の少ないこと、思惑の外れることを各国政府は、さらに明確に、伝えるべきである。
そうでなければ、国際社会は、混乱する。
米英がイラク問題の修正決議案を公式提示、協議入り
【ニューヨーク23日=勝田誠】米英両国は23日午後、イラクに大量破壊兵器を求め、応じない場合には武力行使を示唆する決議案を、非常任理事国10カ国を含めた国連安全保障理事会全体に公式提示、これを受けて、安保理は初めて同決議案に関する協議に入った。水面下で続いた常任理事国間の協議が露仏両国などの反対で長期化、しびれを切らした米国が、常任理事国5カ国間の合意を待たずに“見切り発車”したものだ。米国は、安保理内の合意獲得に全力を挙げ、来週にも、採決に持ち込む考え。
この日提示された決議案は、イラクに決議採択から7日以内の受諾を迫り、すべての大量破壊兵器について30日以内に申告を要求。完全協力を怠れば、武力行使を強く示唆する「深刻な結果」を招くと警告している。ただ、21日に常任理事国に示した決議案と比べ、査察官を査察現場で武力警護する条項がなくなるなど多少変更が加えられ、「今後の協議で修正もあり得る草案」(ネグロポンテ米国連大使)としている。
これに対して、ロシア、フランスなど3カ国や非常任理事国の多くは、決議案への反発、不満を表明。ロシアは、安保理で否決に追いこみ、対イラク軍事行動への反対を国際社会の総意としてアピールする戦術に出そうだ。
だが、米政府は「このままでは国連の議論は永遠に続く」(大統領府報道官)と強い不満を示しており、安保理協議で進展が見られない場合,同決議案を撤回し新決議なしでも軍事行動を取る姿勢を崩していない。
● 拒否権を有する5常任理事国間で、合意をみないまま、
米国が、15カ国の全体協議に持ち込んだ、その意図はなんだろう。
勿論、拒否権を行使されれば、成立の見込みはない。
米国は、手続を尽くしたが、国連は何の手も打てなかったので、
「代わりに私がやりました」というような筋書きか。あくまで、米国の思惑にすぎないが。
別の筋書きもあると思う。
今回の米国の行動を、従来同様、追認してくれると高を括るのは、どうだろう。
米決議案には、安保理の公開協議(10/16)で、表明された諸政府の声の反映がまるでない。
むしろ、反対があり、不満があろうとも、“飽くまでも我行かん”の独善的態度に終始している。
こうした態度を、国連は許してよいものだろうか。
元々、国連は国家による第二次大戦の惨禍を反省し、
国際紛争の解決を戦争に訴えるのではなく、
平和的手段で解決しようと決意して発足したものだった。国連憲章もこれを謳っている。
発起人の米国がこれを知らない筈はないのに、
今は、逆に、武力行使・侵攻(侵略)によって、紛争を解決しようとしている。
安保理は、議論を尽くして、(米国を説得して)査察に重点を置く決議を目指すか、
米英案を否決するか、
フランスが例の2段階決議案を提出して決議を目指すか、
そうした平和的解決を目指すべきである。
米英案の支持、追認の可能性の少ないこと、思惑の外れることを各国政府は、さらに明確に、伝えるべきである。
そうでなければ、国際社会は、混乱する。
これは メッセージ 149086 (ryuuyuuressi さん)への返信です.
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