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投稿者: chottomato3 投稿日時: 2002/10/12 12:42 投稿番号: [148626 / 177456]
去年の2月、ニューヨークの書店でカーター元米大統領の著書をたまたま見かけた。ベストセラーの上位にランクされていた。邦題は「夜明け前」とでもなるのだろうか。副題には「田舎の少年の思い出」とあった。
大恐慌とそれに続く時代に、米国南部で育った子どものころのことが細かに描かれていた。当時の南部では黒人への差別が公然と行われていた。その中でカーター氏の母親がほかの白人と違って、分け隔てなく黒人と接していたことがつぶさに語られる。カーター氏の一番の親友も黒人少年だった。今年のノーベル平和賞に決まったカーター氏の授賞理由には、優れた人権感覚が挙げられている。これも母親から受け継いだ資質だったのかもしれない。
大統領時代のカーター氏は対立陣営からしばしば弱腰だと批判された。しかし大統領を退いて以降、北朝鮮や中東、キューバなどで国際紛争調停のために粘り強く活動していた。
カーター氏は先月、米紙にブッシュ政権を批判する投書を寄せた。「人権擁護で世界から尊敬されていた米国が、いまや人権で攻撃される対象になってしまった」。リベラル派の真骨頂だった。
今年の平和賞では事前にブッシュ米大統領が下馬評に挙がっているという報があった。しかし選考委員会の地元では「ノーベル賞委員会はそこまで頭がおかしくはない」との声があがった。イラク攻撃が現実味を帯びる中、なんでそんな人に平和賞をという意味だったのだろう。
カーター氏への授賞は、ノーベル賞委員会の価値観を強く示したものだった。
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(↑上記は、今日のasah.com《天声人語》より。)
カーターさん、おめでとう♪
これは メッセージ 148435 (chottomato3 さん)への返信です.
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