対米全面テロ

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イラク攻撃の推移予想

投稿者: kazenodaici1999 投稿日時: 2002/09/23 19:07 投稿番号: [148008 / 177456]
  「サダム・フセインを打倒すべき。」

  この命題自体は、まぁ、反駁の余地はありますまい。問題はその過程で何が起き、どういう代償が必要となるか、その後、どういう世界になるか・・・と、いうことです。

  命題の正しさのみを追求するならば、チベットを侵略する中国共産党、隣国に不法行為を働く北朝鮮主体態勢も、今すぐ打倒されるべきだし、タリバンとほぼ同一の圧制を行うサウジ王家も打倒されるべきです。
  現実に何が起きるかを検討しないと、実効性のある政策とは言えない。

  軍事攻撃自体は、短期間に成功するでしょうね。
  チグリス川流域は、制空権の活用に適しているので、イラク軍は、移動も、通信も、兵站も破壊されて、なすすべもなく駆逐されていくでしょう。
  サダム・フセイン自身も、政権と運命をともにするか、亡命するか・・・行く先があれば、ですが。

  問題は、その後だ。
  バース党政権以前は、イギリスの植民地だし、まさかそれを復活させるわけにはいきますまい。
  おそらくは、軍・バース党の反フセイン勢力(希少ながら)と南部シーア派及び北部クルド族から代表者を選出して、民族間会議による合議制となるでしょう。

  しかし、この政権が安定するとは到底、思えない。
  まず、シーア派は長年の抑圧に対する恨み骨髄だろうし、クルドも同様。
  しかも後背には、それを支援する勢力(イラン・他国のクルド)が事欠かない。

  アメリカで政権交代が起きて、イラクへのコミットが低下すれば、即、血で血を洗う内戦に発展する可能性が大きい。
  現に、湾岸戦争後に、内戦になっている。
  あの時、アメリカが見殺しにした反フセイン勢力が、アルカイダにも合流していると聞いています。
  つまり、将来にわたる自国へのテロの種子をせっせと製造している分けだ。

  イラクで動乱が起きれば、ただでさえ動揺しているサウジやクェートにどういう影響を及ぼすか、これを予測できる人間はいないでしょう。
  全ては蓋然性の暗黒の中です。

  ブッシュ政権が何をもくろんで、イラク攻撃を企んでいるか?

  サウジ王家が世代交代に伴い、反米に方針を転換しつつあるので、ある程度、サウジに見切りをつけ、イラクに民主的(?)な親米政権を樹立し、湾岸の橋頭堡を維持しよう・・・ということでしょう。
  最近の最も大きな事件は、「サウジの基地使用拒否」で、これが長期政策の転換に大きく影響している・・と考えるのが妥当だ。

  この政策全般が失敗する可能性は高い・・・と、思います。

  アフガンを見れば米国の力の限界が分かる。
  軍事攻撃自体は成功して、タリバンは四散しましたが、軍閥分立のタリバン以前に逆戻り。
  カブール政権は弱体で、米の支援が無くなれば明日にも倒れるでしょう。

  しかも、タリバンの最大のタニマチであったパキスタンの情報部には殆ど影響を与えられず、元凶のアルカイダもタリバンもヌクヌクとパキスタンの庇護化にある。

  いったい、先の作戦にどのような意義があったのか?
  今年の独立記念日も、9/11も、怯えて送っていたでしょう?
  アフガンだけでも、今後状況を好転させるためには、気が遠くなるような時間と費用と地道な努力が必要になるでしょう。

  このような事態にも関わらず、イラク攻撃?
  到底、責任ある政策とは思えない。

  まず、アフガンの戦後処理。
  これに、全ての努力を向けるべきでしょう。
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