Re: 9/11の日経コラムより
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2002/09/16 00:45 投稿番号: [147733 / 177456]
>>世界は今より平穏になると言い切れるのか、もっと不安定で危険に満ちた世界になる恐れはないか。
>言い切れないし、恐れはあると思うのです。
>でも、やる?
>なぜ?
イラクを攻撃せず軍事的な圧力もかけず、つまりは安保理で何を決議しようが
イラクがそれを無視しようと思えばできる状態にして、それで世界が今より
平穏になると言い切れるのか、もっと不安定で危険に満ちた世界になる恐れは
ないか?
と問われれば、平穏になるとも言い切れないし、危険に満ちた世界になる恐れも
あるでしょう。
決定的なのはイラクが「軍事的な圧力がなければ秩序を踏みにじりかねない国」
としてアメリカを始めとする諸外国に認識されていること。つまりはイラクは
欧米諸国や日本、東南アジアなどに見られる「非軍事による安全保障」の網の中に
まったく入っていないということ。
イラクを含めた世界を安全に保つには軍事力のプレゼンスが不可欠だと安保理の
理事国の多数が認識している(拙速なイラク攻撃に反対する露仏中の常任理事国も
イラクに対する軍事的圧力を否定したことはない)という状態では、外交の決裂が
戦争を意味することは自明となります。外交が決裂しても軍事力の行使を決して
行わないつもりであれば、そもそもペルシャ湾に自衛力を越えた軍事力を展開する
必要はどこにもないのだから。
今や論点は手続き論、つまり「イラク攻撃を行うまでにどこまでアメリカは自制を
しなければならないか」に移りつつあります。イラク攻撃そのものの是非よりも
火蓋を切るタイミングが議論されているのは、つまるところ上記のような背景が
対イラク外交のバックボーンとして存在していると言うことの表れでしょう。
これは メッセージ 147711 (katakurichan2 さん)への返信です.
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