パレスチナ、領土の廃絶
投稿者: lovepeacemama 投稿日時: 2002/05/31 17:05 投稿番号: [142736 / 177456]
パレスチナ、領土の廃絶
クリスティアン・サルモン(Christian Salmon)
作家、国際作家議会創設者・事務局長、機関誌「焚書」発行
http://www.netlaputa.ne.jp/~kagumi/0205-3.html****
上記より抜粋
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人類史上もっとも美しい風景の上に、醜悪なコンクリートとアスファルトが広がる。丘の斜面は、イスラエル人の入植地への出入りを守るために築かれた「バイパス道路」に切り裂かれている。その周囲で、家屋が破壊され、オリーブの木が引き抜かれ、オレンジの畑が丸刈りにされている。すべては視界をよくするためだ。代わって今では、監視塔の立つ無人地帯が広がる。沿道の至るところで出くわすブルドーザーも、現在進行中の戦争においては、戦車に劣らぬ戦略的意義を持ったものに見える。これほど無害な土木機械に、これほどの無言の暴力を私が感じたことは、いまだかつてない。ブルドーザーの凶暴性。
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ここで進行しているのは、計画的に準備された一つの(パレスチナの)国家、二国民国家、あるいは二つの(イスラエルとパレスチナの)国家の創設ではない。風景の粉砕であり、解体である。領土の廃絶。地名が変更されることなら、これが初めてではない。通りや町の名前が変えられることも、通称が廃止されて新たに付けられることも。ボスニアではそれが「記憶の抹殺」と呼ばれた。しかし、ここでは名称変更だけにとどまらない。場所が壊乱されている。森、丘、道路。変造の対象は、領土そのものなのだ。地理は第一に戦争に役立つと言われるが、パレスチナでは、戦争がことさら地理の壊乱に役立っている。
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ラマラからガザ、ラファを回った1週間の間、その途上でわれわれが出くわしたのは、破壊の光景ばかりであった。廃虚と化した村、道路、家々。作物は焼かれ、公営機関は爆撃された。完成したばかりの公共施設も、ヘリコプターやF16機からのミサイルで破壊されている。
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続く
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