収容所と化したベツレヘム 3
投稿者: lovepeacemama 投稿日時: 2002/05/30 14:15 投稿番号: [142662 / 177456]
数日ごとに、イスラエル軍は、ベツレヘム管区内で外出禁止令を出す区域を変更する。周辺部の小さな町や村の人々は、物資や食料を移送したいと思っても、どうしても別の町や村に行くことができない。他の町が閉鎖されていない時は、ベツレヘム(管区の中央に位置し、管区全体の道路の交差地点となっている)が常に閉鎖されているために、また、ベツレヘムが閉鎖されていない時は、他の町が閉鎖されているために、結局はどこにも行けないのだ。聖誕教会のある、250家族が住んでいるエリアでは、外出禁止令は一度も解除されていない。
通常、外出禁止令は、毎回3、4時間に限って解除される。そして、この時間は、イスラエルの侵攻の残酷さ、悲惨さがはっきりと目に見えて現われる時だ。最初に気づかされるのは、市内のあらゆる街路を覆う膨大なゴミと瓦礫の山、そして、その強烈な臭い――外出禁止令の解除後、数分もたたないうちに、あらゆる場所で交通渋滞が発生し、市民たちが、開いている青果マーケッ
トや食料品店を見つけようと、ゾンビのように通りから通りを駆けめぐる。だが、開いている店に到達しても、そこにあるのは賞味期限を過ぎた食品と腐りはじめた野菜だけでしかない。また、具合が悪くなった子供を診てくれる医者を見つけようとする者、電話が通じなくなったために、恋人や友人の安否を確かめに行こうとする者もいる。そして今、市民の最大多数を占めているのは、
現金をまったく持っていない者、銀行が閉鎖しているために現金を手にできなくなった者だが、そんな人々は、国際慈善団体が運んできた配給食料の置かれている場所――いくばくかの缶詰食品と、いくばくかの米、いくばくかの小麦粉が手に入る場所を見つけようと、必死に走りまわる。通りにいる人々の顔に笑顔が見られることはほとんどなく、挨拶の言葉も聞こえてこない。だれもが、ひたすら、イスラエル軍のジープが戻ってくる前に、求める物を手に入れたいということだけを考えている。イスラエル軍のジープは、通常、予告されているよりも1時間前に戻ってきて、市民たちに向かって「家に戻れ」とわめき立てる。ある時、私は、彼らがスピーカーで「家に戻れ、この獣たち」と果てしなくわめきつづるのを、この耳で聞いた。これが対テロ戦争なのだ。
=続く
通常、外出禁止令は、毎回3、4時間に限って解除される。そして、この時間は、イスラエルの侵攻の残酷さ、悲惨さがはっきりと目に見えて現われる時だ。最初に気づかされるのは、市内のあらゆる街路を覆う膨大なゴミと瓦礫の山、そして、その強烈な臭い――外出禁止令の解除後、数分もたたないうちに、あらゆる場所で交通渋滞が発生し、市民たちが、開いている青果マーケッ
トや食料品店を見つけようと、ゾンビのように通りから通りを駆けめぐる。だが、開いている店に到達しても、そこにあるのは賞味期限を過ぎた食品と腐りはじめた野菜だけでしかない。また、具合が悪くなった子供を診てくれる医者を見つけようとする者、電話が通じなくなったために、恋人や友人の安否を確かめに行こうとする者もいる。そして今、市民の最大多数を占めているのは、
現金をまったく持っていない者、銀行が閉鎖しているために現金を手にできなくなった者だが、そんな人々は、国際慈善団体が運んできた配給食料の置かれている場所――いくばくかの缶詰食品と、いくばくかの米、いくばくかの小麦粉が手に入る場所を見つけようと、必死に走りまわる。通りにいる人々の顔に笑顔が見られることはほとんどなく、挨拶の言葉も聞こえてこない。だれもが、ひたすら、イスラエル軍のジープが戻ってくる前に、求める物を手に入れたいということだけを考えている。イスラエル軍のジープは、通常、予告されているよりも1時間前に戻ってきて、市民たちに向かって「家に戻れ」とわめき立てる。ある時、私は、彼らがスピーカーで「家に戻れ、この獣たち」と果てしなくわめきつづるのを、この耳で聞いた。これが対テロ戦争なのだ。
=続く
これは メッセージ 142661 (lovepeacemama さん)への返信です.
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