対米全面テロ

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森沢典子さんのパレスチナ報告8

投稿者: hana_2001_jp 投稿日時: 2002/04/18 03:44 投稿番号: [140484 / 177456]
テロ根絶を理由に占領地からの撤退を拒んでいるシャロン首相ですが、今の状況の
もともとの原因は、イスラエル側のオスロ合意に違反する圧倒的な占領と植民地政
策、そして一昨年のシャロンによるアル・アクサ神殿訪問にある事を忘れてはなりませ
ん。

アルアクサ神殿は、毎週金曜日にイスラムの人々がお参りに来るとても大切な場所で
す。
そこにシャロン首相は警察を伴って入り込み、抗議のために立っていたパレスチナ人
に発砲、翌日は金曜日でしたが、シャロンはさらにそこに軍や警察を送り込みお参りに
来た人たちに無差別に発砲、パレスチナ人にとって最も神聖な場所で死傷者を出し流血の
事態を引き起こすという大変な挑発行為を行ったのです。
その事に抗議して始まった民衆運動が、今回のアル・アクサ・インテイファーダで
す。

シャロンはその民衆蜂起を「テロ」と位置づけ、封鎖占領を繰り返してきました。
また、かつてのレバノンキャンプでのパレスチナ人大虐殺を指揮した張本人も
このシャロン首相に他ならないのです。

そして現在まで圧倒的な経済力と武力で主張を押し付け、パレスチナ人の基本的な人
権生きる権利、自由、生活を国を挙げて奪ってきました。
物資や人の流通を不当に阻み、教育を阻み、救急活動までも阻止してきました。
民主主義を掲げている国がです。
どんな政治的主張があるにせよ、それが正しくても間違っていても、とにかく今すぐ
占領をやめて欲しいと強く思いました。
けれども大きな銃の前で、私だって何も言えなかった。
暴力の前に、自由な言葉や心の行き交いをねじ伏せられるということの
私の初めての体験でした。
家族や自分の命、生活、家が奪われる人々の思いは計り知れません。

もちろんパレスチナ人も必死で抵抗しています。
主な武器は石、銃などですが、軍を持たない彼らは自爆という武器が
精一杯であり、最後の手段なのです。
けれども私が見たほとんどのパレスチナ人の本当の抵抗は、爆撃されても家族が
殺されても、壁の無い外から丸見えの部屋でコーヒーを入れ、翌日から仕事に戻り、
もくもくと瓦礫を片付け、冗談を言って笑う。人を受け入れもてなし、花の種を植え
る。
人としての尊厳を失わず誇り高く生き続けユーモアを忘れない、そんな精神的抵抗で
した。
本当にみんなよく我慢しています。
そしてそれこそがイスラエル兵を焦らせヒステリックにさせているというのが、援助
に駆けつけているたくさんの、ヨーロッパ人を中心とする外国人たちとわたしの間での
共通の認識でもありました。

何故国際的な協議の場やジャーナリズムでは、占領(虐殺)とテロ(一つの爆弾)を
同じ天秤にかけるのでしょう?
圧倒的な武力の前で、一つの抵抗も許されないというのでしょうか?
もちろん市民を狙った自爆行為を、私も受け入れることはできません。


けれども外国から特使が来るとなると直前に、シャロン首相は必ず挑発行為を繰り返
してきました。
そして今回もパウエル長官がイスラエル入りする直前にジェニンでの大量の殺戮を行
いとうとうキャンプのリーダーを殺しました。
この行為は確実にパレスチナ人の抵抗運動を引き起こすでしょう。

わたしは、今起きていることは戦争ではなく、迫害と虐殺だと認識しています。

そしてもしもこれを今国際社会に止めることが出来なかったら、私たちは歴史の中で
ホロコーストから60年たったこの時代に、私たちの時代に、もう一度同じ過ちを
今度はユダヤ人の手で犯してしまうことを許してしまうことになるのです。
それは同時に、私たち自身の過ちにもなります。
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