対米全面テロ

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>横道オフトピですが(1)

投稿者: marchingpeople 投稿日時: 2002/04/13 19:48 投稿番号: [140255 / 177456]
こんにちは、nioka198さん
亀レス申し訳ありません、なんかタイミングが悪く間をおかせてもらいました。


>米国の台湾に対する姿勢を、どのようにご観察されていらっしゃいますか?

  この地域についてnioka198さんに話すことなどないような感じがしますし、関心がなかったので田中 宇氏の「米中台・解かれたキッシンジャーの呪い(*1)」をベースにして考えてみました。

【捻れた感情】
  ブッシュ元大統領の台湾が「国連の創設に寄与した云々」はあまり本心とは思えません。中華民国が創設時に果たした役割はダンバートン・オークス会議に出席したぐらいで、「声をかけられた存在」が実状だと思います。
  ですから台湾への視線は肯定的な面よりも否定的な感情の裏返しで以下の要素があると思います。

・共産主義への嫌悪
  理想の国家を自負するアメリカにとって、共産主義のソ連は別なアプローチの「理想を目指す人工国家」です。それに対する対抗心と富裕層の「私有財産の没収」の悪夢が、今では生理的な嫌悪感になりアメリカ人の血に流れているのでしょう(笑)。

・大国恐怖症
  アメリカ至上主義者にとって、国連だとうが中国だろうが、如何なるかたちであれ、その支配下に置かれるような状況は許し難いのでしょう。この辺がロシア、インドとも今ひとつうまくつき合えないのかな?っと思います。

・ベトナムと台湾で中国に負けた
  戦場で負け、国際社会で負けた恨み。

・非主流派への反発
  上とも関係する点です。ブッシュ氏の自伝, 国連での経緯の後にキッシンジャー批判が続いています、「...ヘンリー・キッシンジャーが達成しようとしていることが理解できた。しかし理解し難かったのは、キッシンジャーが私に。台湾問題に関する投票結果に『失望』したといったことだった。」とあります。
  キッシンジャー氏はもちろん米国市民ですが大統領の資格・条件を満たしていない移民の1世でユダヤ人です。一方、ブッシュ氏はロックフェラーの副大統領候補になるほどの正統派WASPで主流派の中でも本流といった存在です。そのブッシュ氏が同じ政権内にいてもキッシンジャー氏の政策は寝耳に水の事態でしたから、主流派全体から見れば、政策として「一つの中国」を理解できても、非主流派が「勝手にやった暴走気味の行為」として納得できない行動だったのでしょう。それが台湾側のロビー活動と結びついて「台湾関係法」になったと思います。

  これらの内と外の感情が「二つの中国」政策を生き長らえさせているのかな?と思います。まあ、中国側にとっても台湾帰属は死活的問題というよりは感情的な問題という気がします。だから燃え上がると、お互い「もう、金の問題じゃない!」ってなりそうでちょっと怖いんですけど。
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