対米全面テロ

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kisimenjpさんへ

投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2002/03/23 21:46 投稿番号: [139071 / 177456]
>人の作り出す過ちで、戦争は「人は自分の見たいと欲するものしか見ない」
>状態となりより多くの悲惨を作り出すようですが。
>それの回避策は人間には無理な望みでしょうか?

「人は自分の見たいと欲するものしか見ない」という言葉の主語は「愚者」では
ありません。およそ賢者であっても「見たいものしか見ない」なら、それこそ
人類の性だと私なら解釈します。そして、ごく稀にその性から解き放たれた
一人の指導者(必ずしもリーダーとは限りませんが)を人類は得ることが出来る
のかも知れません。共和制ローマがユリウス・カエサルを得たように。
(余談ですが、プロイセンの歴史家モムゼンはカエサルを「ローマが生んだ唯一の
天才」と評し、現代のイタリアの高校生向け歴史の教科書には「指導者に求め
られる資質は次の五つである。知性、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、
持続する意志。カエサルだけが、この全てを持っていた」と書かれているそうです)

するとカエサルのような歴史上稀な人物を抱けない時代は戦争という悲惨な状況を
避けられないのでしょうか。私は必ずしもそうは思いません。仮にそうであれば
カエサルのような人物が極めて稀である以上、世界はとっくに戦争の業火の中に
燃え尽きてしまっていることでしょう。
「見たいものしか見ない」人間であれ、共存し、妥協し、わずかばかりなら寛容に
振る舞うことも出来、結果として戦争を回避するような知恵はふるえるものだと
私は思います。

カエサルは共和国ローマの法を破り首都ローマに進軍し、続く内戦で共和制を
守ろうとしたポンペイウス軍と死闘を繰り広げ、内戦に勝利した後はローマ法に
規定されていない終身独裁官に就任して、その後ブルータスらに暗殺されました。
彼は普遍帝国ローマの礎を築き後のヨーロッパ社会の祖と言われる人材ですが、
彼をして法は破られ戦争は火蓋を切りました。彼は社会の改革者であった訳ですが、
時代が彼を必要としたのは、必ずしも法や正義やバランスを社会にもたらす為では
ありません。彼は法や正義やバランスを打ち壊すために時代に必要とされたのかも
知れません。

であるならば、逆に「見たいと欲するものしか見ない」多くの人間であっても
法や正義を足がかりにバランスの取れた社会を続けていくことは可能なのでは
ないでしょうか?
これ以上上手く言葉に表すことが残念ながら出来ないのですが、ぼんやりとした
イメージで良ければ、私はそんな風に考えます。
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