NHK報道についての誤認識を正す(上)
投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2002/03/22 23:19 投稿番号: [139012 / 177456]
「報道(マスコミ)に大切なのは、正確さ・中立・公平」であるならば、それをクチコミでこのように掲示板で伝える人にもせめてミニコミとしての「正確」さも必要なのではないでしょうか。
●米各局の定文コメント
まず、アンカーの「しかし、これはアフガンからの一方的な報道にすぎません。我々はWTCで5000人を越す犠牲者が出たのを忘れてはなりません。」コメントは、ABCではなく他局において会長からの指示で必ず付け加えられるようになったもの。それは、ABC以外の米報道局(NHKの視点では)がメディアとしての中立性を放棄し、アフガン発のプロパガンダをがんとして受け入れない姿勢を表明したからにほかならない。しかしこれはABCのことでななかった。そこをまず明記してもらいたい(これがCNNのことだったか、NBCだったかは記憶が定かじゃありません)。
●アルジャジーラの利用価値
ビンラディンのインタビューをアルジャジーラが発信した後、米政府は当初批判的だった。特にビンラディンのビデオ声明の無断放映に関しては、暗号が隠されていて次のテロ事件の指令が発せられているかもしれないという危機感から様々な対抗措置を講じてアルジャジーラの独断専行を戒めた。
しかしその後、アルジャジーラ経由でビンラディンに「いいっぱなし」にされていては、米国の威信にかかわる(正当性が損なわれる)ということで、政府各高官が次々にアルジャジーラ・ワシントン支局のインタビューに応じて、ビンラディンの主張に反論攻勢を仕掛ける。アルジャジーラはこの時点までは米政府のメディア戦略に貢献した意味で、重宝されていた。
事態が変わったのはカブール解放に始まる戦局の優勢化で、「勝っている戦争」においてもはや自分の正当性を声高に喧伝する必要もないという判断から、アルジャジーラの出演要請は徐々に蹴られるようになっていった。そして、利用価値がなくなり、用済みになったアルジャジーラにまたメディア攻勢を仕掛けられるのも面倒なためか、アルジャジーラ支局が空爆を受ける。これがことの顛末だった。アルジャジーラがなぜ空爆を受けたのか、なぜ欧米メディアであるBBC(中立性を保とうと努力した数少ない欧米メディア)まで空爆を受けたのか、その理由は憶測の域を出ず、確かでないというのが本当のところ。
●CNNプロデューサーの編集判断
アメリカ在住のアフガン記者の映像は当初フリーのジャーナリストが同行取材した際の映像だった。ジャーナリストはその映像の使用を強く望んだが、プロデューサーはその全容を約1分にまとめあげ、肝心な部分は放送しなかった。その肝心な部分とは……
CNNのスタッフとしてアメリカ在住のアフガン女性が現地からレポートしていた矢先のことだった。彼女等一行は空爆の生々しい爪跡を残すある巨大なクレーターに差し掛かる。そこでインタビューに応じた男性が、土の中で転げまわり、女子供がどのように苦しんで死んでいったかをこと細かに描写する。その一部始終がカメラに収められるなか、CNNリポーターのアフガン人女性はその犠牲者の中に自らの親戚が含まれていたことを知り、愕然とする。彼女の報道姿勢はそこで一転し、やや感情的だがとにかく現地住民の声を反映しようとカメラを回しつづける。その間約20分。そのシーンが、CNNプロデューサーの独断によってカットされた。
プロデューサーはこう言い切った。
「我々の仕事はアメリカ人が見たいと思うものを報道することだ」
だから、アフガン人が土の上を転げまわって悲壮な声を上げる映像など、みたいアメリカ人は一人もいないと思いカットに踏み切ったという。そのような映像を放送したら、「視聴率がガタ落ちになるため」(ここが誤認識部分)自分の首が飛びかねない、というのが彼の言い分だった。
●米各局の定文コメント
まず、アンカーの「しかし、これはアフガンからの一方的な報道にすぎません。我々はWTCで5000人を越す犠牲者が出たのを忘れてはなりません。」コメントは、ABCではなく他局において会長からの指示で必ず付け加えられるようになったもの。それは、ABC以外の米報道局(NHKの視点では)がメディアとしての中立性を放棄し、アフガン発のプロパガンダをがんとして受け入れない姿勢を表明したからにほかならない。しかしこれはABCのことでななかった。そこをまず明記してもらいたい(これがCNNのことだったか、NBCだったかは記憶が定かじゃありません)。
●アルジャジーラの利用価値
ビンラディンのインタビューをアルジャジーラが発信した後、米政府は当初批判的だった。特にビンラディンのビデオ声明の無断放映に関しては、暗号が隠されていて次のテロ事件の指令が発せられているかもしれないという危機感から様々な対抗措置を講じてアルジャジーラの独断専行を戒めた。
しかしその後、アルジャジーラ経由でビンラディンに「いいっぱなし」にされていては、米国の威信にかかわる(正当性が損なわれる)ということで、政府各高官が次々にアルジャジーラ・ワシントン支局のインタビューに応じて、ビンラディンの主張に反論攻勢を仕掛ける。アルジャジーラはこの時点までは米政府のメディア戦略に貢献した意味で、重宝されていた。
事態が変わったのはカブール解放に始まる戦局の優勢化で、「勝っている戦争」においてもはや自分の正当性を声高に喧伝する必要もないという判断から、アルジャジーラの出演要請は徐々に蹴られるようになっていった。そして、利用価値がなくなり、用済みになったアルジャジーラにまたメディア攻勢を仕掛けられるのも面倒なためか、アルジャジーラ支局が空爆を受ける。これがことの顛末だった。アルジャジーラがなぜ空爆を受けたのか、なぜ欧米メディアであるBBC(中立性を保とうと努力した数少ない欧米メディア)まで空爆を受けたのか、その理由は憶測の域を出ず、確かでないというのが本当のところ。
●CNNプロデューサーの編集判断
アメリカ在住のアフガン記者の映像は当初フリーのジャーナリストが同行取材した際の映像だった。ジャーナリストはその映像の使用を強く望んだが、プロデューサーはその全容を約1分にまとめあげ、肝心な部分は放送しなかった。その肝心な部分とは……
CNNのスタッフとしてアメリカ在住のアフガン女性が現地からレポートしていた矢先のことだった。彼女等一行は空爆の生々しい爪跡を残すある巨大なクレーターに差し掛かる。そこでインタビューに応じた男性が、土の中で転げまわり、女子供がどのように苦しんで死んでいったかをこと細かに描写する。その一部始終がカメラに収められるなか、CNNリポーターのアフガン人女性はその犠牲者の中に自らの親戚が含まれていたことを知り、愕然とする。彼女の報道姿勢はそこで一転し、やや感情的だがとにかく現地住民の声を反映しようとカメラを回しつづける。その間約20分。そのシーンが、CNNプロデューサーの独断によってカットされた。
プロデューサーはこう言い切った。
「我々の仕事はアメリカ人が見たいと思うものを報道することだ」
だから、アフガン人が土の上を転げまわって悲壮な声を上げる映像など、みたいアメリカ人は一人もいないと思いカットに踏み切ったという。そのような映像を放送したら、「視聴率がガタ落ちになるため」(ここが誤認識部分)自分の首が飛びかねない、というのが彼の言い分だった。
これは メッセージ 139010 (bonobono04 さん)への返信です.
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