Re: マシな方法
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2002/02/14 00:11 投稿番号: [135272 / 177456]
>どうして最近は「兵器の殺傷力が幾何級数的に上がっている」のでしょうか?
>科学が進歩するとともに「殺傷力が上がっちゃった」ってことなのでしょうか?
まず、「科学が進歩したから殺傷力が上がった」は逆でしょう。
これまでは戦争が科学を進歩させてきました。コンピュータしかり、航空機しかり、
原子核物理学しかり、20世紀の科学は戦争が進化させてきたという側面は
否定できないと思います。
もっとも、最近は科学が先端に行き過ぎて戦争に利用すらできないみたいですが。
で、兵器の威力が日々凶悪なものになってきたのは、戦場で相手を打ち倒すのに
必要だからです。
こっちが槍を構えているのに相手が鉄砲を持っていたら勝てませんよね?
同じ鉄砲を持っていて五分。確実に勝つためにはより強力な銃を開発するしかない。
そのうち大砲には大砲、飛行機には飛行機、戦艦には戦艦と強大化していきます。
そのうち「総力戦」という概念が登場しました。この概念の中では戦争の勝敗は
戦場のみで決まるのではなく、その国の経済や社会といった戦争を遂行する能力を
支えている全体によって勝敗が決まるという時代になる。
こうなると戦場での武器の優劣より、いかに相手の経済・社会を破壊するかという
能力が重視され、その行き着いたところが原爆・水爆となります。
ここまでが「兵器の殺傷力が幾何級数的に上がった」時代です。
今では総力戦も時代遅れになりました。というか、アメリカのような強大な経済・
生産力を誇る国には、総力戦では世界のどの国も勝ち目がない。
故に最近では兵器の殺傷力の増加は止まってきました。
これからの時代は原爆や毒ガスのような大量破壊兵器によらず、巡航ミサイルや
無人偵察機、赤外線ゴーグルをつけた特殊部隊やセラミックナイフをもった
テロリスト…のような、相手の弱点を一瞬でつくような時代になるでしょう。
これを「低強度紛争」などと呼びますが、これによって兵器の開発はまた違う
方向性を向くようになるでしょう。
今は従来の総力戦と低強度紛争の移行期に当たるようですね。
>前にデイジーカッターでしたっけ、非人道的という爆弾のことが報道されましたが、ああいう殺傷力の"超"強いものは、どうして使うのでしょうか?
ひとえに「効率がいい」からです。
たとえば一つの基地を破壊しようと決めたとする。
デイジーカッターで一発で破壊しても、通常爆弾数十トンを遮二無二落としても、
結果も被害もそう変わりません。
であれば、一発で済む方が効率が良いということになる。
注意しないといけないのは、爆弾が強力だから被害が大きいという訳ではない。
小さい爆弾を雨あられと落とされたら結局は同じこと(破壊規模)になる。
大事なことは目標を破壊するのに必要十分な兵器を用いることで、人を一人殺すのに
デイジーカッターを用いたとしたら周囲の被害ばかり大きいことになりますが、
基地一つを破壊するのであればデイジーカッターでも通常爆弾数十トンでも
実際にはどちらの被害が大きいという訳でもないのです。
>でも、それにしても、もうちょっと節度ある対処はないものか、もちろん、nukeさんにだって言わずもがななんですが。
いずれ、もう少し人間に知恵がついたらより節度のある対処ができるように
なりますよ。いつになるかは、はっきりとは言えないことだけど。
>科学が進歩するとともに「殺傷力が上がっちゃった」ってことなのでしょうか?
まず、「科学が進歩したから殺傷力が上がった」は逆でしょう。
これまでは戦争が科学を進歩させてきました。コンピュータしかり、航空機しかり、
原子核物理学しかり、20世紀の科学は戦争が進化させてきたという側面は
否定できないと思います。
もっとも、最近は科学が先端に行き過ぎて戦争に利用すらできないみたいですが。
で、兵器の威力が日々凶悪なものになってきたのは、戦場で相手を打ち倒すのに
必要だからです。
こっちが槍を構えているのに相手が鉄砲を持っていたら勝てませんよね?
同じ鉄砲を持っていて五分。確実に勝つためにはより強力な銃を開発するしかない。
そのうち大砲には大砲、飛行機には飛行機、戦艦には戦艦と強大化していきます。
そのうち「総力戦」という概念が登場しました。この概念の中では戦争の勝敗は
戦場のみで決まるのではなく、その国の経済や社会といった戦争を遂行する能力を
支えている全体によって勝敗が決まるという時代になる。
こうなると戦場での武器の優劣より、いかに相手の経済・社会を破壊するかという
能力が重視され、その行き着いたところが原爆・水爆となります。
ここまでが「兵器の殺傷力が幾何級数的に上がった」時代です。
今では総力戦も時代遅れになりました。というか、アメリカのような強大な経済・
生産力を誇る国には、総力戦では世界のどの国も勝ち目がない。
故に最近では兵器の殺傷力の増加は止まってきました。
これからの時代は原爆や毒ガスのような大量破壊兵器によらず、巡航ミサイルや
無人偵察機、赤外線ゴーグルをつけた特殊部隊やセラミックナイフをもった
テロリスト…のような、相手の弱点を一瞬でつくような時代になるでしょう。
これを「低強度紛争」などと呼びますが、これによって兵器の開発はまた違う
方向性を向くようになるでしょう。
今は従来の総力戦と低強度紛争の移行期に当たるようですね。
>前にデイジーカッターでしたっけ、非人道的という爆弾のことが報道されましたが、ああいう殺傷力の"超"強いものは、どうして使うのでしょうか?
ひとえに「効率がいい」からです。
たとえば一つの基地を破壊しようと決めたとする。
デイジーカッターで一発で破壊しても、通常爆弾数十トンを遮二無二落としても、
結果も被害もそう変わりません。
であれば、一発で済む方が効率が良いということになる。
注意しないといけないのは、爆弾が強力だから被害が大きいという訳ではない。
小さい爆弾を雨あられと落とされたら結局は同じこと(破壊規模)になる。
大事なことは目標を破壊するのに必要十分な兵器を用いることで、人を一人殺すのに
デイジーカッターを用いたとしたら周囲の被害ばかり大きいことになりますが、
基地一つを破壊するのであればデイジーカッターでも通常爆弾数十トンでも
実際にはどちらの被害が大きいという訳でもないのです。
>でも、それにしても、もうちょっと節度ある対処はないものか、もちろん、nukeさんにだって言わずもがななんですが。
いずれ、もう少し人間に知恵がついたらより節度のある対処ができるように
なりますよ。いつになるかは、はっきりとは言えないことだけど。
これは メッセージ 135261 (katakorichan さん)への返信です.
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