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伊でアルカイダ容疑者に実刑(ロイター)

投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2002/02/06 16:12 投稿番号: [134217 / 177456]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020206-10067340-reu-int

イタリア検察、アルカイダ関連容疑のチュニジア人4被告に実刑求刑

  [ミラノ   5日   ロイター]   イタリア検察は、アルカイダのメンバーとの疑いで逮捕したチュニジア人4人に対する公判で、最高6年の刑を求刑した。
  4人は、武器、爆薬、化学薬品、偽造文書などの不法取引や、不法移民の組織化など、複数の罪状に問われている。
  警察は、このうちのエシード・サミ・ベンヘマイス被告が、2001年初旬の在イタリア米大使館爆破未遂事件など、欧州内での攻撃を監督するため、ウサマ・ビンラディン氏に派遣された、との見方を示している。
  チュニジアの軍事法廷は先週、被告不在のまま同被告に対する審理を行い、アルカイダと関連のあるグループに所属した罪で、20年の禁固刑を言い渡していた。(ロイター)
●コメント
見だしのイタリアでの実刑の求刑というのも外国人を扱う法律が整備されているイタリアならではの求刑なのでしょうが(イタリアはジュネーブ4条約およびICC規程すべてに批准しています)、それよりも注目すべきなのは最後の段落です。

チュニジアの「軍事法廷」は自国民に対し、被告不在のまま禁固刑を言い渡しています。これは軍事法廷ならではのデュープロセスを無視した越権行為です。しかし、チュニジアはPLOの過激派組織の旧本拠地であったこともあり、PLO移動後もイスラム過激派勢力に対する弾圧を続けていたのですから、当然軍事色が強く、軍の懸念事項に優先権があります。

でもちょっと考えてみてください。アメリカは同国民アルカイダ容疑者のリンド被告に対し最終的には弁護士の接見を許しましたが、初めは弁護士不在の中で同被告を尋問していました。リンド被告が現在裁かれているのは、連邦大陪審ですが、インド洋の軍艦に拘留している間には、国内で軍事法廷での裁判を行うという話もあり、多くの国民がこれに賛成していました。アメリカは、一歩間違えばアフリカの小国と同じ判断と行動を起こす危険性を孕んでいるのです。それをしなかったのは、アメリカの良心であるともいえ、アメリカの民主主義に対する徹底した姿勢の現れであるともいえるでしょう。そうした強烈な抑制力を持ちつつも、やはりアメリカはあやうい感覚がつきまといます。

私の中では、チュニジアというアフリカの小国で「軍事法廷」が使われたことと、アメリカが大統領令で軍事法廷の使用を決定したことがダブってしまいました。アメリカの向かいつつある方向が怖くて仕方ないです。
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