RE:田中宇氏がついにここまで・・・
投稿者: efjaejlaj 投稿日時: 2002/01/25 13:10 投稿番号: [132158 / 177456]
とくに、論調が変わっているようには思えない。
田中宇氏には、いっかんして、事実というものに対する
誠実さがあるように思う。TVのコメンテーターのような
スポンサーや経営者による束縛がないし、あるいは名の
売れた評論家のように自分の社会的なイメージを売りに
しているわけでもない。
ネット社会という、情報のるつぼの中で、何が真実で何
が嘘かを、自らの知性と直感だけをたよりに探す、一個
の探求者であり、その点に読者は共感する。
彼は、自分の過去の発言に縛られることなく、時間とと
もに刻々と変わる、現実観を読者に伝えている。それは
株価を追いかけるトレーダーの意識にも似ているだろう。
昨日、有望に見えた銘柄も、ある事実の暴露により、次
の瞬間には最悪の銘柄に急変する。
イデオロギーの時代は終わり、個人各人がどのような立
場の人であれ、奇麗事よりも真実を知りたがる今日、ジ
ャーナリストやメディア自身の虚栄によってジャーナリ
ズムが毒されている中、田中宇のネットジャーナリズム
は"現実を知りたがる人々"の需要にこたえている。
イギリスには、インディペンデント誌のロバート・フィ
スクのような、今回の対テロキャンペーンを一笑に付し
て、合衆国政府の嘘を暴きだすようなジャーナリストの
あるべき姿が未だ健在であるが、日本の新聞におけるそ
れは遠うの昔に死滅していると言えるだろう。
ネットジャーナリズムには、妥協しない報道というもの
が未だ健在である。ペシャワール会の中村医師の「アフ
ガンの窮状を見ればテロの温床になって当然」と言う発
言にすら、「対米テロの首謀者が、アフガン人orアラブ
人である考え方はアラブorアフガンでは少数派だ!」と
食ってかかったジャーナリストがいるようだが、そうい
う真実に妥協しない姿勢こそが必要だろう。
社会通念というものは往々にして嘘をつき、現実を美化
したがるものだ。たとえば、美しい妖精の伝説の底に潜
む真実の妖精の姿は、忌み嫌われる醜く邪悪な存在かも
しれないのだ。
これは メッセージ 132131 (etranger3_01 さん)への返信です.
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