>これは「戦争」ではない・・・
投稿者: txh13 投稿日時: 2002/01/11 10:48 投稿番号: [129886 / 177456]
>ターコイズブルーの絵の具を塗り、上薬をかけ、さらに布で丁寧に磨きたてたようなカブールの空に、私はいつも見ほれていた。市内のアスマイ山頂から見はるかす街並みも、賢者たちの設計による中世の都市の遺跡に似て、なにやら夢見心地になるほど美しい。
>だが、そんな遠近法は、実際には、荒ぶる風景にたちまちにして壊されてしまう。国連機でカブールのバグラム空港に降り立ったそのときから、怒り、悲嘆、疑問が、胸底でたぎりはじめるのだ。
書斎(机上の空論)対現実、理論対実践(体験)という陳腐な対立・較差を強調するためのちょっと巧みな、しかし常套的なレトリック。
クリシェは続く。
>たとえば、米軍による誤爆現場で生き残った幼児のまなざし。ものすごい爆裂音で鼓膜も破れてしまったその子は、精神に変調をきたし、たえず全身を痙攣させながら声を立てて笑っていた。他のショック死した多くの赤ん坊や老人にくらべれば、その子はラッキーだったといえるだろうか。眼が、しかし、笑っていないのだ。血も凍るような光景を瞳に残したまま、これ以上はない恐怖のまなざしで、頬と声だけがへらへらと笑っているのである。
日中戦争初期「日本軍の上海爆撃で駅の線路に一人取り残されて泣き叫ぶ赤ん坊の惨めな姿」という触れ込みでハースト系イエローペーパーに掲載され、アメリカ人の多数を日本批判の渦に巻き込むのに成功したという中国系アメリカ人ジャーナリスト(写真家)の(やらせという説もある)写真を想起させる。
これは メッセージ 129811 (chottomato2 さん)への返信です.
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