>次期大統領のこと(3)
投稿者: marchingpeople 投稿日時: 2001/12/28 00:12 投稿番号: [128034 / 177456]
ちなみに似たような傾向があると思う出来事に、初代大統領、ワシントン氏の時に。。。
「ワシントンと議会にとっては、インディアンとの関係はヨーロッパ諸国との関係に劣らないほ
ど重大な関心事となっていた。したがって、大統領が議会に送った数々の教書や議会を通過した
幾多の法案の中には、植民地時代の制度を参考にしたインディアンの取り扱い方の基本方針が示
されていた。すなわち、
1)インディアンの土地は正式な条約によって彼らに保証されるべきであり、また、
彼らの土地の購入は、連邦政府によって行なわれる場合を例外として禁止される。
2)連邦政府の統制下もしくは管理下にあるインディアンの交易は、これを振興させる。
3)インディアンを酷使したり、だましたりした白人、あるいは逆に白人を襲った
インディアンは処罰されなければならない。
4)自分自身の土地に住むインディアンに対して課税を行なったり、または彼らを
合衆国の市民とみなしたりすることがあってはならない。彼らにはそれぞれ部族の
法律による自治が許されるべきであるが、もしも白人の杜会に住みたいと欲するものが
あれば、合衆国の市民となることを歓迎すべきである。
と、以上のような基本方針が示されていた。」
実際この当時、かなり多くのインディアン首長たちが大統領に面会を求め、白人との平和共存
を訴えている。何人ものなかから、一つの例だけをあげておくことにする。
一七九三年二月四日、ポタワトミ国の首長コモがワシントンに面会した。
「私はいま心を開いてあなたに話しかけようとしています。だからあなたも心を開いて私の言葉
を受けとめて下さい。……私は戦う手斧を永久に大地に埋めました。だからあなたの国の人たち
も、そうしなければいけません。私は真実を話しますから、あなたは私を信じて下さい。
父よ、私はあなたに会ってうれしく思います。大空は晴れ渡り、陽は明るい。私はあなたの声
を聞くのを喜んでいます。ここに持ってきたビーズは、私たちの間をつなぐ一本の道です。一方
の端を手に取って下さい。私も反対側の端を手にとり、互いにしっかりと持ち合いましよう」
おそらくこの言葉に応じて、ワシントンはビーズの一万の端を手に取ったに違いない。そのと
き彼は、一体どのような気持でビーズを握りしめたのだろうか。
日付は不明だが、リトル・ビーヴァーというワイアンドット・インディアンの場合は、妻がワ
シントンに面会した。彼女は大統領に向かってこういっている。
「私は心からあなたと手を取り合いたいと思います。それはあなたが私たちを安心させる話をし
てくれたからです。私は一人の女にすぎませんが、私のいうことを聞いて下さい。村の首長や戦
争の指導者たちはみな、あなたに対して身体を開き、心を裸にしてみせました。……私たちは男
も女も、道か遠くからここへやって来たのです。誰も私たちの土地を奪ったりしないようにと、
あなたにお願いするために」
-- 猿谷 要著 物語 アメリカの歴史 より --
言ったことを忘れてしまうから米国の政治家はすぐにリメンバー・ナンタラって叫ぶんですね。
「ワシントンと議会にとっては、インディアンとの関係はヨーロッパ諸国との関係に劣らないほ
ど重大な関心事となっていた。したがって、大統領が議会に送った数々の教書や議会を通過した
幾多の法案の中には、植民地時代の制度を参考にしたインディアンの取り扱い方の基本方針が示
されていた。すなわち、
1)インディアンの土地は正式な条約によって彼らに保証されるべきであり、また、
彼らの土地の購入は、連邦政府によって行なわれる場合を例外として禁止される。
2)連邦政府の統制下もしくは管理下にあるインディアンの交易は、これを振興させる。
3)インディアンを酷使したり、だましたりした白人、あるいは逆に白人を襲った
インディアンは処罰されなければならない。
4)自分自身の土地に住むインディアンに対して課税を行なったり、または彼らを
合衆国の市民とみなしたりすることがあってはならない。彼らにはそれぞれ部族の
法律による自治が許されるべきであるが、もしも白人の杜会に住みたいと欲するものが
あれば、合衆国の市民となることを歓迎すべきである。
と、以上のような基本方針が示されていた。」
実際この当時、かなり多くのインディアン首長たちが大統領に面会を求め、白人との平和共存
を訴えている。何人ものなかから、一つの例だけをあげておくことにする。
一七九三年二月四日、ポタワトミ国の首長コモがワシントンに面会した。
「私はいま心を開いてあなたに話しかけようとしています。だからあなたも心を開いて私の言葉
を受けとめて下さい。……私は戦う手斧を永久に大地に埋めました。だからあなたの国の人たち
も、そうしなければいけません。私は真実を話しますから、あなたは私を信じて下さい。
父よ、私はあなたに会ってうれしく思います。大空は晴れ渡り、陽は明るい。私はあなたの声
を聞くのを喜んでいます。ここに持ってきたビーズは、私たちの間をつなぐ一本の道です。一方
の端を手に取って下さい。私も反対側の端を手にとり、互いにしっかりと持ち合いましよう」
おそらくこの言葉に応じて、ワシントンはビーズの一万の端を手に取ったに違いない。そのと
き彼は、一体どのような気持でビーズを握りしめたのだろうか。
日付は不明だが、リトル・ビーヴァーというワイアンドット・インディアンの場合は、妻がワ
シントンに面会した。彼女は大統領に向かってこういっている。
「私は心からあなたと手を取り合いたいと思います。それはあなたが私たちを安心させる話をし
てくれたからです。私は一人の女にすぎませんが、私のいうことを聞いて下さい。村の首長や戦
争の指導者たちはみな、あなたに対して身体を開き、心を裸にしてみせました。……私たちは男
も女も、道か遠くからここへやって来たのです。誰も私たちの土地を奪ったりしないようにと、
あなたにお願いするために」
-- 猿谷 要著 物語 アメリカの歴史 より --
言ったことを忘れてしまうから米国の政治家はすぐにリメンバー・ナンタラって叫ぶんですね。
これは メッセージ 128033 (marchingpeople さん)への返信です.
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