対米全面テロ

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「勝者とアメリカ」

投稿者: koukotsuNoHito 投稿日時: 2001/12/16 17:27 投稿番号: [125819 / 177456]
なかなか書く時間がとれず申し訳ありません。

「勝者とアメリカ」というタイトルでとのことですが、この論題について書くためには、人間の生とはいったい何かということにまず答えて見る必要があると思います。

人間の生とは何か、多くの宗教や哲学がこの問いに挑戦していますが完全な一致はありません。生きるということがポジティブな結果ばかり生むのであればなにも考える必要は無いのですが、人間の生はなぜか理不尽な側面を沢山持っています。生は喜び以上に苦しみを人間に対して与えるものです。病苦で苦しんだり、障害者になったり、家族を失ったり、借金苦を負ったり、
人生は苦しいことばかりです。人間の生は他の生物の生を奪い、地球を破壊します。
こう考えると人間は生きないほうがよいのではないかとも思えます。しかし生の終わりにある死には人間としての最大級の苦しみが付与されています。その苦しみがあるために人間にとって死とは最大の恐怖です。一度生まれた以上生きなければ、最大の苦しみを自ら選ぶと言う、苦しみの極みを味わうことになります。そして、あらたな生命の生成には最大級の快楽が付与されているため人間が新たに生み出されることがやむことはありません。(でしたと過去形にする方が正確でしょうか)

なぜ神はこのように理不尽な存在として人間をお作りになったのでしょうか。仮に創造神を仮定しない場合、どうしてこのような理不尽な存在があるのでしょうか。わたしはなぜここに在って、生の苦しみを味わい続けなければならないのでしょうか。

わたしは創造神を仮定する立場にあります。この立場にたつと、創造神は理不尽さのなかに何らかの意味や目的を付与されたのではないかと考えたくなります。一つ考えられることは、人間が自らの知性で、生の苦しみをすこしでも軽減しようと努力するかどうかを神は見ておられるのではないか、ということです。また、神のもともとの意思に反して、人間と言う存在が勝手な振る舞いに行ったために、結果として悲惨なことが沢山起こってしまうのだと言う立場もあるでしょう。

人類は有史以来2千年をかけて、その文明を構築を通して、人生の苦しみの軽減を行って来ました。また、神との正しい契約にすこしでも向かえるように、歴史を積み重ねて来ました。

9月11日は人類の大きな岐路でした。つまり、この日を境に文明は縮退に向かったと言うことです。9月11日の強烈な刺激に麻痺した人類は、例え、WTC の事件が再発したとしても、あの時と同じだけの強烈な反応や動揺を受けることは無いでしょう。あの強烈な刺激は、アフガン空爆という人類史上の巨悪の一つを無神経に受け入れさせてしまうほどの威力を持ち、結果として人類がそもそも持っていた繊細な感覚は木っ端微塵に砕かれてしまったのです。その直前までは、不況の恐怖に恐々としていた世界の人々は、既にそのことを忘れてしまったのではないかというような状態にあります。実際には9月11日以来、世界経済は悪化の一途をたどり回復の兆しは見えていないのです。日本にいながらメディアを通して知りうる限り、戦況の悲惨さはそれほど伝わってきませんが、本当に現地で起こっていることはどれほどの悲惨さを伴っているでしょうか。パレスチナ問題は、今世紀最悪ともいえる情勢に悪化しています。

1929 年 暗黒の木曜日
およそ10年後
1941 年 真珠湾攻撃

1991 年バブル崩壊
およそ10年後
2001 年WTC

戦争ははじまったばかりです。そして今度の戦争の特徴は文明を縮退させる戦争であると言うことです。これから人類は、少しずつ、人類の最大の財産である文明を忘れてゆくでしょう。言論の自由を忘れ、信教の自由を忘れ、... といった具合に。そして文明が縮退すれば、おのずから、人類はその人口を減らすでしょう。それも100万200万といった規模ではなく、何割とかあるいは全てとかいった規模で。文明こそが人類の人口増加を支えてきたものなのです。この観点から考えれば今度の戦争に勝者など無いのです。あるとすれば、心の中で常に戦いを繰り広げている善と悪の「悪」が勝者であるということもできます。人間にとって善とは、人間の生を肯定する全てのものと一致するからです。

アメリカは、その建国史の中で、いわゆる修正条項(言論の自由などを保障したもの)を獲得した時期を今一度思い出すべきです。その自由の獲得が如何に、人類にとって大きな財産であったのかということを、直ちに思い起こすべきです。もしそれができなければ、人類の暗澹たる未来は、保障されたものとなってしまうでしょう。そしてそれだけが、人類が踏み込んでしまった隘路からもう一度正しい道へと戻る唯一つの方法だと思います。
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