Re:報復がもたらすもの
投稿者: Sipin3_jp 投稿日時: 2001/11/28 23:07 投稿番号: [120269 / 177456]
アメリカは70年代に自信を失いかけていた時期があります。60年代に公民権運動が起き、黒人は二級市民であり続ける事を拒否し戦い、勝利しました。ベトナム戦争では十代の兵士が戦地に送り込まれたあげく敗北を喫し、戦争を否定するヒッピー文化が起こり・・そしてニクソン大統領はホワイトゲート事件で辞任、以後フォードとカーターというおとなしいリーダーが誕生します。軍事費を削り、CIAを弱体化し、そしてアメリカ経済は日本製品に脅かされ・・・
強いアメリカを復活させようとレーガンが就任したのは1980年の事でした。その頃から「アメリカこそが偉大なる国」だというスローガンが叫ばれ始めたのです。アメリカ人が誇りを持つように、強くあるように、そのスローガンは叫ばれ続けます。ブッシュ〜クリントン〜ブッシュJR.と続くこの20年の間、どれだけアメリカ人は母国こそが人類史上最も偉大な国である、と言われたでしょう。
今の若い世代は、生まれてからずうっと言われ続けているのです。「アメリカは偉大だ」。政治的手段としてはこのような鼓舞は有効ですが、逆作用というものがあります。かつてヒトラー率いるナチスがそうだったように・・・・
つい60年代まで黒人を「Second Class Citizens」として扱っていた白人。しかし黒人が平等の権利を持つようになった今、アメリカが史上最も偉大な国だと言われ続けた今、アメリカ人にとって「外国人こそが二級市民」だという感覚になってきているのです。
僕はアメリカのYAHOO掲示板に投稿を続けています。例えば以前、中東の歴史についてこんな投稿をしました。
http://news.messages.yahoo.com/bbs?.mm=&action=m&board=37138445&tid=nmcrashtradecenterdc&sid=37138445&mid=142944&thr=142644&cur=142657&dir=d
中東を分割したのはイギリスとフランスです。しかしそんな事あるわけないというアメリカ人がいるのです。10年ほど前にアメリカのPBSというテレビ局で、その歴史背景を暴いた番組を見ました。PBSは教育テレビで、誰もが無料で見る事ができます(NHK−BSで放映しているJIM LEHLER HOURはPBSの番組です)。僕はこういった番組を録画して何度も見るのですが、アメリカ人の95%以上はこうした番組を見ないと断言できます。視野が狭く、外国の事を知ろうとしないのです。ニュースを見ればイラン人が、「アメリカはGREAT SATAN だ」と叫び、アメリカ国旗を燃やしている光景が見れます。しかし今日のアメリカ人の感覚は、貧乏な TOWEL HEAD(アメリカ人はアラブ人をこう呼ぶ)が大国アメリカに逆らっても痛くもない、というものです。少なくとも911以前は。
アメリカの掲示板を見ると若い世代の連中が「アメリカは正義だ、間違ったことをするわけがない」と書きたてています。外国人はアメリカの素晴らしさを嫉んでいるんだ、と本気で言っているのです。この20年の間、アメリカの状況はかなり良くなりました。経済の復興、犯罪の減少、麻薬の問題も解消の傾向にあり、失業率も好転しました。しかしアメリカ人が自信を取り戻すと同時に、外国人を見下ろす傾向が頭をもたげているのです。非情な事を言えば911はその警告でもあるのです。
テロ後のアメリカ人は混乱していました。その理由を僕は知っています。かつて軍産複合体に気をつけるべきと警告したドワイト・アイゼンハワーやアメリカのために何ができるか、考えて下さいと言ったJFK。しかしこの20年間、歴代の大統領はただ「アメリカは偉大だ」と繰り返してきたのです。
自分の子供にただ「お前は最高の人間だ」と言い聞かせ続けることは、その子にとって良い事でしょうか?今、屈辱を味わって打ちひしがれるアメリカ。そんな時だからアメリカ人に、世界にはもっと様々な国がある、もっと外国の事を知るべきだ、と教える事が彼らのためにもなります。そう思い、日本人の意見を募っています。
http://www3.bookstudio.com/wforum/suisho7/wforum.cgi
強いアメリカを復活させようとレーガンが就任したのは1980年の事でした。その頃から「アメリカこそが偉大なる国」だというスローガンが叫ばれ始めたのです。アメリカ人が誇りを持つように、強くあるように、そのスローガンは叫ばれ続けます。ブッシュ〜クリントン〜ブッシュJR.と続くこの20年の間、どれだけアメリカ人は母国こそが人類史上最も偉大な国である、と言われたでしょう。
今の若い世代は、生まれてからずうっと言われ続けているのです。「アメリカは偉大だ」。政治的手段としてはこのような鼓舞は有効ですが、逆作用というものがあります。かつてヒトラー率いるナチスがそうだったように・・・・
つい60年代まで黒人を「Second Class Citizens」として扱っていた白人。しかし黒人が平等の権利を持つようになった今、アメリカが史上最も偉大な国だと言われ続けた今、アメリカ人にとって「外国人こそが二級市民」だという感覚になってきているのです。
僕はアメリカのYAHOO掲示板に投稿を続けています。例えば以前、中東の歴史についてこんな投稿をしました。
http://news.messages.yahoo.com/bbs?.mm=&action=m&board=37138445&tid=nmcrashtradecenterdc&sid=37138445&mid=142944&thr=142644&cur=142657&dir=d
中東を分割したのはイギリスとフランスです。しかしそんな事あるわけないというアメリカ人がいるのです。10年ほど前にアメリカのPBSというテレビ局で、その歴史背景を暴いた番組を見ました。PBSは教育テレビで、誰もが無料で見る事ができます(NHK−BSで放映しているJIM LEHLER HOURはPBSの番組です)。僕はこういった番組を録画して何度も見るのですが、アメリカ人の95%以上はこうした番組を見ないと断言できます。視野が狭く、外国の事を知ろうとしないのです。ニュースを見ればイラン人が、「アメリカはGREAT SATAN だ」と叫び、アメリカ国旗を燃やしている光景が見れます。しかし今日のアメリカ人の感覚は、貧乏な TOWEL HEAD(アメリカ人はアラブ人をこう呼ぶ)が大国アメリカに逆らっても痛くもない、というものです。少なくとも911以前は。
アメリカの掲示板を見ると若い世代の連中が「アメリカは正義だ、間違ったことをするわけがない」と書きたてています。外国人はアメリカの素晴らしさを嫉んでいるんだ、と本気で言っているのです。この20年の間、アメリカの状況はかなり良くなりました。経済の復興、犯罪の減少、麻薬の問題も解消の傾向にあり、失業率も好転しました。しかしアメリカ人が自信を取り戻すと同時に、外国人を見下ろす傾向が頭をもたげているのです。非情な事を言えば911はその警告でもあるのです。
テロ後のアメリカ人は混乱していました。その理由を僕は知っています。かつて軍産複合体に気をつけるべきと警告したドワイト・アイゼンハワーやアメリカのために何ができるか、考えて下さいと言ったJFK。しかしこの20年間、歴代の大統領はただ「アメリカは偉大だ」と繰り返してきたのです。
自分の子供にただ「お前は最高の人間だ」と言い聞かせ続けることは、その子にとって良い事でしょうか?今、屈辱を味わって打ちひしがれるアメリカ。そんな時だからアメリカ人に、世界にはもっと様々な国がある、もっと外国の事を知るべきだ、と教える事が彼らのためにもなります。そう思い、日本人の意見を募っています。
http://www3.bookstudio.com/wforum/suisho7/wforum.cgi
これは メッセージ 119520 (Sipin3_jp さん)への返信です.
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