Re: 国境なきプレス
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2001/11/19 16:51 投稿番号: [117951 / 177456]
>より多くの情報を知りたいのではなく、より公正中立な報道が実現してほしいのです。
当然、こういった質問は予測されていると思いますが、
公正中立とはいったい何を差してそういっているのでしょうか?
どんな状態のことを公正中立と定義できるのでしょう?またそれは誰が?
なお、国際赤十字とは中立の意味合いはことなるのではと私は思います。
赤十字の場合は「人間の命や権利は平等」という、まずそれに表だって
反対することが難しい理念に基づく中立性を持っていますが、
国際プレスのようなものは「命の平等」よりも遙かに多種多様な価値観を
含むと私には思われるので。
>私が提案しているのは要は国籍を持たない国際赤十字のような国際的法人格を持った超国家メディア組織の創設です。そうしたものが設立されたら、そこから流れる情報は信じるに値するんじゃないでしょうか?
信じるか信じないかはあくまで「受け手」の問題です。
共和制ローマの武将ユリウス・カエサルは「人は見たいと欲するものしか見ない」と
書き残したそうですが、どんなに「公正中立な」報道が出来たところでそれを
信じるかどうかは受け手次第でしょう。
場合によっては国際プレスの報道に「偏向報道だ」との罵声が上がることも
想像に難くありません。
また「ここの報道は信じるに値する」などという報道機関があったとして、
そこのニュースを無条件で信用してしまう市民は非常に恐ろしい気がします。
そうならないためには「世界プレス」の報道でも疑って読めと肝に銘じろと
いうことですよね。
結局のところ、「信じるに値する」というのはどういう状態なのでしょう?
意地悪な物言いをしていることは自覚していますが、「他よりはマシ」以上の
報道機関(組織)はできないような気もします。
…それだって立派なものだと思いますし。
>国境なきプレス(「国境なき記者団」は実在しているので差別化します)も、国内のプレス同様自主規制による「恣意的に操られた報道」というのを行うでしょう。
つまりetrangerさんは「メディアによる操作」は認めざるを得ないという立場なのですね。
では私が思っていた論点の一つは解消しました。
「メディアによる操作」の全くない報道は無価値だというのが私の考えですから。
>むろん、国際的法人格を持っている限りは各国の軍にこれを統制する権限はありませんから、軍経由での情報規制も免れえます。
規制は免れるでしょうが、軍が情報ソースの一つであり続ける以上、
軍による操作の余地は残るでしょう。
軍事機密に類する情報、あるいは軍事用情報網により収集された情報は、
戦場においては多くの記者の取材能力を上回るでしょうから。
あるベクトルに別のベクトルを加えても単にあさっての方向を向くだけで
打ち消すことは難しいものですが、加える自由度がある分だけマシという
考え方も出来るでしょうね。
そういう観点から言えば軍経由の情報をを別のソースから得られた情報と
付き合わせて自由に発表できることは良いことだとは思います。
大した意見でもなく恐縮ですが、etrangerさんの思索のお役に立てば。
当然、こういった質問は予測されていると思いますが、
公正中立とはいったい何を差してそういっているのでしょうか?
どんな状態のことを公正中立と定義できるのでしょう?またそれは誰が?
なお、国際赤十字とは中立の意味合いはことなるのではと私は思います。
赤十字の場合は「人間の命や権利は平等」という、まずそれに表だって
反対することが難しい理念に基づく中立性を持っていますが、
国際プレスのようなものは「命の平等」よりも遙かに多種多様な価値観を
含むと私には思われるので。
>私が提案しているのは要は国籍を持たない国際赤十字のような国際的法人格を持った超国家メディア組織の創設です。そうしたものが設立されたら、そこから流れる情報は信じるに値するんじゃないでしょうか?
信じるか信じないかはあくまで「受け手」の問題です。
共和制ローマの武将ユリウス・カエサルは「人は見たいと欲するものしか見ない」と
書き残したそうですが、どんなに「公正中立な」報道が出来たところでそれを
信じるかどうかは受け手次第でしょう。
場合によっては国際プレスの報道に「偏向報道だ」との罵声が上がることも
想像に難くありません。
また「ここの報道は信じるに値する」などという報道機関があったとして、
そこのニュースを無条件で信用してしまう市民は非常に恐ろしい気がします。
そうならないためには「世界プレス」の報道でも疑って読めと肝に銘じろと
いうことですよね。
結局のところ、「信じるに値する」というのはどういう状態なのでしょう?
意地悪な物言いをしていることは自覚していますが、「他よりはマシ」以上の
報道機関(組織)はできないような気もします。
…それだって立派なものだと思いますし。
>国境なきプレス(「国境なき記者団」は実在しているので差別化します)も、国内のプレス同様自主規制による「恣意的に操られた報道」というのを行うでしょう。
つまりetrangerさんは「メディアによる操作」は認めざるを得ないという立場なのですね。
では私が思っていた論点の一つは解消しました。
「メディアによる操作」の全くない報道は無価値だというのが私の考えですから。
>むろん、国際的法人格を持っている限りは各国の軍にこれを統制する権限はありませんから、軍経由での情報規制も免れえます。
規制は免れるでしょうが、軍が情報ソースの一つであり続ける以上、
軍による操作の余地は残るでしょう。
軍事機密に類する情報、あるいは軍事用情報網により収集された情報は、
戦場においては多くの記者の取材能力を上回るでしょうから。
あるベクトルに別のベクトルを加えても単にあさっての方向を向くだけで
打ち消すことは難しいものですが、加える自由度がある分だけマシという
考え方も出来るでしょうね。
そういう観点から言えば軍経由の情報をを別のソースから得られた情報と
付き合わせて自由に発表できることは良いことだとは思います。
大した意見でもなく恐縮ですが、etrangerさんの思索のお役に立てば。
これは メッセージ 117939 (etranger3_01 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/bpjfa4lla5fa5m_1/117951.html