れ5 peacekeeperさん
投稿者: chao_zoo 投稿日時: 2001/10/30 00:20 投稿番号: [108569 / 177456]
どもども。では、上の方から順に考えを述べてまいりましょう。
「あれ以上の圧力が可能だったか」
可能だったと思います。段階的に圧力を強めていき、なおかつ容疑者引き渡しを誘う条件を提示していれば、あるいは武力行使せずに…いや、これはもう現に行使されてしまいましたから、今更言っても仕方ないですが。
「段階的に」を具体的に言うと、インド洋に艦隊派遣→ウズベキスタンなど北方隣国に派兵(空軍機のみ)→パキスタンを説得して空港確保…とここまではやったわけです。まだできるでしょう? パキスタンを説得して地上軍駐留を認めてもらうとか。もちろんパキスタンの国情から考えて困難ですが、とりあえずパキスタン政府が「駐留を認める」と発表するだけでも「圧力アップ」です。さらに、少数でも実際に地上部隊が入国すれば、また少し「圧力アップ」です。ヒタヒタと包囲網を強化する手は、まだあったはず。
でもって、さっきここにも書いた
http://www.yomiuri.co.jp/05/20011029it11.htm
にもあるように、以前の交渉でも結局は「米政府があくまで米国内での裁判を主張したため」決裂しているわけです。
ガンガン圧力かけといて、パウエル氏が示唆したような「アメリカ以外での裁判も…」という方向をもっと具体化していれば、あるいは引き渡しもあったかもしれません。
で、その下は「攻撃がテロ抑止力になるか」という問題に帰一するようですので一括して。
ちと順番が前後しますが、「テロ組織を国内で野放しにしておくことの重大さをテロ支援国家に思い知らせることができたという意味で、テロ抑止に効果がある」と仰せの段。…パレスティナ自治政府はPFLFの武装部門を非合法化し、実際に何人かの活動家を逮捕したようです。しかし、他の国は? エジプトは? リビアは? シリアやヨルダンは? 他の国でテロリストを取り締まるような動きがあるとは聞いていません。ニュース、あります?
実際には、攻撃開始以来一気に過熱したイスラム諸国の、民衆レベルでの反米感情の高まりが、むしろテロリズムの追い風になっているでしょう。逆に煽っているのですよ、アメリカの下手な手出しが。
ですからね、「アルカイダがタリバン諸共壊滅した暁には他のテロ組織も衰退の一途を辿るでしょう。若い血が入りにくくなりますから」と仰せの部分も、一言で言うと「甘い」と考えますね。現実は、その全く正反対に推移していくと思います。
そしてもう一つには「パキスタンでのカトリック教会襲撃事件」や「フィリピンでのアブ・サヤフ犯行と思われるテロ事件」などの発生を見ておかねば。一言で言ってしまえば「抑止されてないじゃん」です。
アメリカの炭疽菌騒動も、たとえそれがアルカイダとは無関係な、米国内の極右テロ組織によるものだとしても、「武力行使がテロ一般に対する抑止力にはなっていない」ことの証左でしょう。
peacekeeperさんは現実を重視すると少なくとも「標榜」する方だと思っていましたが?
それともう一つ。
「思うのは勝手ですが、残忍なテロの犯人たちを信頼して…」とありますが、「圧力を圧力のままにしておくこと」がどうして「テロの犯人たちを信頼」することになるのか、わかりかねます。僕はそんな意味のことは述べておりませんよ。
「あれ以上の圧力が可能だったか」
可能だったと思います。段階的に圧力を強めていき、なおかつ容疑者引き渡しを誘う条件を提示していれば、あるいは武力行使せずに…いや、これはもう現に行使されてしまいましたから、今更言っても仕方ないですが。
「段階的に」を具体的に言うと、インド洋に艦隊派遣→ウズベキスタンなど北方隣国に派兵(空軍機のみ)→パキスタンを説得して空港確保…とここまではやったわけです。まだできるでしょう? パキスタンを説得して地上軍駐留を認めてもらうとか。もちろんパキスタンの国情から考えて困難ですが、とりあえずパキスタン政府が「駐留を認める」と発表するだけでも「圧力アップ」です。さらに、少数でも実際に地上部隊が入国すれば、また少し「圧力アップ」です。ヒタヒタと包囲網を強化する手は、まだあったはず。
でもって、さっきここにも書いた
http://www.yomiuri.co.jp/05/20011029it11.htm
にもあるように、以前の交渉でも結局は「米政府があくまで米国内での裁判を主張したため」決裂しているわけです。
ガンガン圧力かけといて、パウエル氏が示唆したような「アメリカ以外での裁判も…」という方向をもっと具体化していれば、あるいは引き渡しもあったかもしれません。
で、その下は「攻撃がテロ抑止力になるか」という問題に帰一するようですので一括して。
ちと順番が前後しますが、「テロ組織を国内で野放しにしておくことの重大さをテロ支援国家に思い知らせることができたという意味で、テロ抑止に効果がある」と仰せの段。…パレスティナ自治政府はPFLFの武装部門を非合法化し、実際に何人かの活動家を逮捕したようです。しかし、他の国は? エジプトは? リビアは? シリアやヨルダンは? 他の国でテロリストを取り締まるような動きがあるとは聞いていません。ニュース、あります?
実際には、攻撃開始以来一気に過熱したイスラム諸国の、民衆レベルでの反米感情の高まりが、むしろテロリズムの追い風になっているでしょう。逆に煽っているのですよ、アメリカの下手な手出しが。
ですからね、「アルカイダがタリバン諸共壊滅した暁には他のテロ組織も衰退の一途を辿るでしょう。若い血が入りにくくなりますから」と仰せの部分も、一言で言うと「甘い」と考えますね。現実は、その全く正反対に推移していくと思います。
そしてもう一つには「パキスタンでのカトリック教会襲撃事件」や「フィリピンでのアブ・サヤフ犯行と思われるテロ事件」などの発生を見ておかねば。一言で言ってしまえば「抑止されてないじゃん」です。
アメリカの炭疽菌騒動も、たとえそれがアルカイダとは無関係な、米国内の極右テロ組織によるものだとしても、「武力行使がテロ一般に対する抑止力にはなっていない」ことの証左でしょう。
peacekeeperさんは現実を重視すると少なくとも「標榜」する方だと思っていましたが?
それともう一つ。
「思うのは勝手ですが、残忍なテロの犯人たちを信頼して…」とありますが、「圧力を圧力のままにしておくこと」がどうして「テロの犯人たちを信頼」することになるのか、わかりかねます。僕はそんな意味のことは述べておりませんよ。
これは メッセージ 108538 (peacekeeper_jp さん)への返信です.
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