Re: 気をつけること。
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2001/10/26 22:50 投稿番号: [106374 / 177456]
>ここには思想的対立というより、感覚的対立しかないのではない、としか思えないのです。
>つまり資本の回転の速度を速めるか遅くするか、の。(礼を尽くした経済的侵略か、軍事力か、の。)
留意すべきは、目標に向かうやり方は常に一つではないということです。
例えば資本主義を全世界に敷延し、その途中で各地域にケースバイケースで適用する柔軟さがあれば、
資本主義が世界共通のドグマとなる可能性ももちろんあります。
また、非常に献身的で柔軟な指導層を作り上げ、国民の望む物を分配し続けることができたなら、
共産主義が世界共通のドグマにだってなり得るでしょう。
ところが資本主義と「資本の回転速度を高める」グローバル経済はテロや民族主義、
反グローバリスト達の絶え間ない攻撃に遭い続け、
共産主義と社会主義経済はご存じのように時代に取り残されていきました。
なぜでしょう?
私は、この2つの思想が致命的な欠陥を内包していたからというより、それを多種多様な
多国間(いずれは全地球規模)に適用するための柔軟性に欠けていたからだと考えています。
共産主義は学者が机上の空論として作り上げ、偏執的な独裁者であるスターリンが
その理論の成長の目を完全に摘み取ってしまいました。
そのために共産主義は理論的な発展を止め、まるで百年を一日のように過ごして
世界への影響力を失ってしまいました。
資本主義はより長い歴史とより自由な展開により共産主義に比べて広く受け入れられましたが、
現在それをさらに広めるべきアメリカの姿勢を見ていると、スターリンも真っ青という
独善性に満ちあふれています。
私は、いつか共産主義も資本主義も歴史の教科書に載る日が来ると思います。
その頃に世界の目指すべき道を示すドクトリンは、資本主義、共産主義、グローバリズム、
民族主義、そしてまだ人類が知り得ぬ新しいドグマの良いところを併せ持つものになるでしょう。
また、そのような変革を受容できる主義主張こそが新しい世界の標準となり得るでしょう。
まあ、テロや戦争に苦しむ今の世界からすると、まだまだ遙か先の未来でしょうけども。
これは メッセージ 106248 (hal1004 さん)への返信です.
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