対米全面テロ

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アメリカのブレインも時代遅れ?Last

投稿者: hana_2001_jp 投稿日時: 2001/10/20 22:20 投稿番号: [101819 / 177456]
http://post.messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=NW&action=m&board=1143582&tid=bpjfa4lla5fa5m&sid=1143582&mid=101817
のつづき

●忘れてはいけない「心のウィルス」
この種の情報の単位を表現する流行の言葉に“ミーム”という概念がある。
ミームはイメージであったり、歌、信念、思想傾向であったりするが、ともかく誰かの脳から別の人間の脳に移っていく性質をもつ。ある種のミームは“マインド・ウイルス”(心のウィルス)と呼ばれる。住み着いた脳に悪さをするからだ。この手のミームは“宿主”に寄生して増殖する。たとえば、9月11日に事件を起こしたハイジャック犯の脳はもはや存在しないが、それを殺したミーム、つまり原理主義者の「憎悪のミーム」は今も盛んに増殖し続けている。同様に、ビンラディンが殺されるのは時間の問題かもしれないが、彼のミームは今後も長く生き延びるだろう。しかもミームにしてみれば、アメリカがビンラディンを殺してくれれば、願ったりかなったりかもしれないのだ。
むろん、逆のパターンも考えられる。ビンラディンが殉教者となることで、ミームが得るメリットよりも、ダメージのほうが大きいかもしれない。ビンラディンが殺されれば、他の裕福なイスラム原理主義者がビンラディンの轍(てつ)を踏むのを見合わせるかもしれないし、ビンラディン自身の悪行にも完全にピリオドが打たれることになるからだ。
プラス・マイナスいずれの効果が大きいかは、簡単には答えられない問題だが、ブッシュ政権のスタッフがこういった心理面の問題を真剣に考えているように見受けられないことが、私には気がかりだ。
たしかに、米政府部内でも泥沼の戦争になれば厄介だという認識は高まりつつあるようだ。攻撃が長引き、多数の民間人が犠牲になれば、イスラムの若者が次々に過激派に加わり、もとからいた過激派もいっそう憎しみを募らせるだろう。しかし、大統領に最も影響力のある顧問たち、チェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官らは依然として、多少泥をかぶっても、攻撃は遂行する価値があると考えているようだ。
政府の思惑が当っていることを祈りたい。しかし、彼ら顧問たち全員が、今ほどものごとが複雑でない時代に戦略的ルールを学んだ連中だという事実がどうも気になる。彼らの知るルールが通用するのは、アメリカの不倶戴天の敵が国家という形をとり、「思想傾向」ではなかった時代、そして「思想傾向」が今ほど移ろいやすくなく、ちょっとしたことで火がついたりはしなかった時代なのである。

(ロバート・ライトはペンシルベニア大学客員教授。著書に「The Moral Animal」「Nonzero: The Logic of Human Destiny」がある)
(翻訳:伊藤和子、MSNジャーナル編集部)


関連リンク
Osama Bin Laden: Man or Meme?
By Robert Wright

http://slate.msn.com/
Slate

MSNジャーナル   米国対テロ戦争特集


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