延命治療の中止
投稿者: aqvv2006 投稿日時: 2009/06/30 10:27 投稿番号: [298 / 475]
朝鮮日報より
尊厳死:延命治療の中止求める家族相次ぐ(上)
植物状態の患者、韓国全土に約3000人
京畿道安養市のセム病院の入院患者Aさん(57)は、今年2月に脳卒中で倒れ植物状態になり、集中治療室で寝たきりのまま、人工呼吸器に頼って生き永らえている。自発的な呼吸機能はわずかながら残っているものの、これだけでは体内に十分な量の酸素を供給できない状態だ。先月21日、大法院(日本の最高裁判所に相当)が尊厳死を認める判決を下した後、Aさんの家族は人工呼吸器の取り外しを求めている。だが、病院は倫理委員会で、Aさんの状態は「死が迫った状態」だとは考えにくく、治療を続ければ少なくとも現在の状態を維持できるため、人工呼吸器の取り外しは認められない、という結論を下した。
一方、家族側は、延世大附属セブランス病院の入院患者キムさん(77)に対する延命治療が中止されたことを受け、Aさんについても治療の中止を繰り返し求めている。また、セム病院ではAさんのほかにも、植物状態の患者二人の家族が人工呼吸器の取り外しを求めている。
セム病院のパク・サンウン院長は「3人とも、大法院が示した尊厳死を認める条件を満たしていないため、人工呼吸器の取り外しは許可できない。われわれとしてはどうにもできない、困難な事態だ」と話す。
先月の大法院の判決を受け、セブランス病院が入院患者キムさんに対する延命治療を中止して以来、各病院では似たような状況にある植物状態の患者の家族が、人工呼吸器の取り外しを求めるケースが相次いでいる。集中治療室での延命治療の費用だけで、1日に15万−25万ウォン(約1万1000−1万9000円)もかかるため、家族としては回復が不可能な場合、延命治療の中止を積極的に求める傾向にあるというわけだ。医療関係者によると、現在各病院の集中治療室に入院している植物状態の患者は約3000人に達するという。仁川市のB病院の集中治療室では、原因不明のてんかん発作で入院したイさん(74)が、寝たきりの状態で人工呼吸器に頼って生き永らえている。大脳の機能がかなり失われ、意識不明の状態になって10日が過ぎた。医師団は回復がほぼ不可能な状態だ、と判断しているという。
イさんの家族は「おばあちゃん(イさん)は普段、人工呼吸器に頼った治療に拒否感を示していた」として、人工呼吸器の取り外しを求めている。これはセブランス病院のキムさんと状況がよく似ている。だが、病院側は患者の意思を確認できる制度がない上、血圧や脈拍といった生体機能の指標がすべて正常であるとして、難色を示している。
大法院はセブランス病院のキムさんへの延命治療の中止を認めた際、「回復する可能性がない瀕死(ひんし)の状態」と見なす3項目の条件を示した。それは▲患者の意識が回復する可能性がなく▲生命を維持するために必要な機能が失われ、回復する見込みがなく▲患者の容体から考えて、死亡するのが時間の問題であることが明確−というものだ。この3項目の条件を満たせば、人工呼吸器の装着などの延命治療を中止できるという。
だが、キムさんの場合、人工呼吸器を取り外した後も自発的な呼吸によって生き永らえているため、この条件は結果的に当てはまらないことになる。「瀕死の状態」ではないにもかかわらず、延命治療が中止されたというわけだ。このため、医療現場では似たような状況にある植物状態の患者をどうするかについて、混乱が生じているという。
尊厳死:延命治療の中止求める家族相次ぐ(上)
植物状態の患者、韓国全土に約3000人
京畿道安養市のセム病院の入院患者Aさん(57)は、今年2月に脳卒中で倒れ植物状態になり、集中治療室で寝たきりのまま、人工呼吸器に頼って生き永らえている。自発的な呼吸機能はわずかながら残っているものの、これだけでは体内に十分な量の酸素を供給できない状態だ。先月21日、大法院(日本の最高裁判所に相当)が尊厳死を認める判決を下した後、Aさんの家族は人工呼吸器の取り外しを求めている。だが、病院は倫理委員会で、Aさんの状態は「死が迫った状態」だとは考えにくく、治療を続ければ少なくとも現在の状態を維持できるため、人工呼吸器の取り外しは認められない、という結論を下した。
一方、家族側は、延世大附属セブランス病院の入院患者キムさん(77)に対する延命治療が中止されたことを受け、Aさんについても治療の中止を繰り返し求めている。また、セム病院ではAさんのほかにも、植物状態の患者二人の家族が人工呼吸器の取り外しを求めている。
セム病院のパク・サンウン院長は「3人とも、大法院が示した尊厳死を認める条件を満たしていないため、人工呼吸器の取り外しは許可できない。われわれとしてはどうにもできない、困難な事態だ」と話す。
先月の大法院の判決を受け、セブランス病院が入院患者キムさんに対する延命治療を中止して以来、各病院では似たような状況にある植物状態の患者の家族が、人工呼吸器の取り外しを求めるケースが相次いでいる。集中治療室での延命治療の費用だけで、1日に15万−25万ウォン(約1万1000−1万9000円)もかかるため、家族としては回復が不可能な場合、延命治療の中止を積極的に求める傾向にあるというわけだ。医療関係者によると、現在各病院の集中治療室に入院している植物状態の患者は約3000人に達するという。仁川市のB病院の集中治療室では、原因不明のてんかん発作で入院したイさん(74)が、寝たきりの状態で人工呼吸器に頼って生き永らえている。大脳の機能がかなり失われ、意識不明の状態になって10日が過ぎた。医師団は回復がほぼ不可能な状態だ、と判断しているという。
イさんの家族は「おばあちゃん(イさん)は普段、人工呼吸器に頼った治療に拒否感を示していた」として、人工呼吸器の取り外しを求めている。これはセブランス病院のキムさんと状況がよく似ている。だが、病院側は患者の意思を確認できる制度がない上、血圧や脈拍といった生体機能の指標がすべて正常であるとして、難色を示している。
大法院はセブランス病院のキムさんへの延命治療の中止を認めた際、「回復する可能性がない瀕死(ひんし)の状態」と見なす3項目の条件を示した。それは▲患者の意識が回復する可能性がなく▲生命を維持するために必要な機能が失われ、回復する見込みがなく▲患者の容体から考えて、死亡するのが時間の問題であることが明確−というものだ。この3項目の条件を満たせば、人工呼吸器の装着などの延命治療を中止できるという。
だが、キムさんの場合、人工呼吸器を取り外した後も自発的な呼吸によって生き永らえているため、この条件は結果的に当てはまらないことになる。「瀕死の状態」ではないにもかかわらず、延命治療が中止されたというわけだ。このため、医療現場では似たような状況にある植物状態の患者をどうするかについて、混乱が生じているという。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/a5dba5a6a5a9q2ha1a1a1z4z9qa1db_1/298.html