私もハマスには期待したんですけど
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2006/06/03 18:15 投稿番号: [9715 / 20008]
>ハニヤ氏は住民が政権を任せてくれたことを肝に銘じてはじめから少しづつイスラエルとの共存路線にちかづけようとしていた。
>イスラエルとの対話にも臨もうとしたがイスラエル側が相手にしなかった。
>100年だか1000年の停戦を宣言した
それはどうでしょう? ハニヤ氏就任以降、外信に何回か1967年以前国境への撤退を条件に共存する可能性をほのめかしたインタビューが出ましたが、記事になるたびに「イスラエル破壊条項を変更するつもりはまったくない」と打ち消しています。外相や内相の発言など、「すこしづつ軟化」の兆しもありません。
またハニヤ氏の実権はどのくらいでしょう? 最高指導者はダマスカスにいるマシャールですし、「イスラエルとの交渉は非現実的」と吼えたザハール外相のほうがハマス内部では上かとも見られています。
100年停戦ですが、ロードマップで「テロの停止」ではなく「テロ組織の解体」が課せられた理由を少し考えてみれば、無意味さがおわかりになるでは?
封鎖についてですがテロが続いている以上、文句は言えません。検問所の襲撃もありましたし。
>ファタ派の腐敗に絶望した住民が正当な選挙でハマスを圧勝させたということである。
ハマスの武装闘争路線を選んだわけではなく、現状打破の一助としてハマスを選んだわけですから、状況がより悪くなるようでは民心は離れます。民心をつなぎとめる一環が対外強硬姿勢では?
>それをハナから原理主義だからという理由だけで政治的路線の変化も確かめないで、国際側は援助を凍結する、
>約束で停戦を画したのに一方的な攻撃をやめないイスラエル、そういうものに対する問題を云いたかった。
「民主的に選ばれた政権に対して、制裁するとは!」という議論は通用しません。ハマス政権同様にドナー国も多くは民主的に選ばれています。どの国民も「自分たちの税金がテロに使われるかも」と聞けば嫌すから、結果として自治政府をバイパスして民衆へ直接わたるような援助が模索されているわけです。
国際社会、とくに西側は「パレスチナ人がかわいそうだから」援助をしているのではありません。悲惨さが条件なら、パレスチナ援助は止めて、スーダンやシエラレオネなどへその分回すべきです。
パレスチナに援助をしているのは、「中東に平和をもたらすことが世界平和につながる」からです。当然、当事者のひとつが相手を「粉砕する!」と掲げて権力を握った場合には援助しにくい。ハマスが嫌悪されるのは原理主義だからではなく、これまでテロを連発し、平和を壊してきたという実績があるからです。
ハマスは「同胞」のアラブ諸国や、「イスラエル粉砕」に共鳴するイランからの援助を模索していますが、ヨルダンでの「ハマステロ未遂事件」や、エジプトの「シナイのテロリストはガザで訓練と援助を受けた」との発表がありました。どちらも真偽は不明ですが(とくにエジプトの内務省発表は詳細が挙げられていない)、アラブ諸国内にある原理主義への警戒を表しています。西側と同等の援助を得るのは不可能でしょう。また、イランの援助もどの程度実施されるのか(武器弾薬だけだったりして)。
補足ですが、イスラエルは停戦に参加していません。停戦しているのはハマスのみ。イスラム聖戦や民衆抵抗委員会、アルアクサのロケット砲攻撃は止まりません。イスラエル側もハマス武装部門ではなくイスラム聖戦と民衆抵抗委員会に絞って攻撃しています。(ハマスは「おおむね停戦を守っている」とされていますが、昨年のガザ撤退後にはロケット砲攻撃がありましたし、完全に停戦しているわけではない)
ハマスが治安機関を独自に創設した事情ですが、ファタハの協力が得られないという事情はわかるものの、自治政府は、ただでさえ公務員(=治安機関員含む)の給料支払い負担が過大のために財政破綻に追い込まれたのです。有力者を権力構造に組み込むためにどんどん役職を与え、部隊を新設していった結果、現在自治政府にはいったいいくつ治安機関があって、どう仕事を分担しているのかまったくわからない状態です。これ以上治安機関員を増やしてどうするのでしょうか?
余剰治安機関員を解雇し、民間人や各組織から武器を取り上げれば治安は回復できるはず。むしろファタハとの権力闘争で優位にたつため、金(給料)で人を釣ったというのが正解でしょう。このハマス創設部隊は訓練が行き届いていて、先日のファタハとの銃撃戦を取材したジャーナリストは「相互の射撃のカバーや目標へのアプローチなど、質が高い」と評価していますが、そんなところに金を使っている場合ではないし、民衆が期待しているのは内戦ではないと思いますが。。。
>イスラエルとの対話にも臨もうとしたがイスラエル側が相手にしなかった。
>100年だか1000年の停戦を宣言した
それはどうでしょう? ハニヤ氏就任以降、外信に何回か1967年以前国境への撤退を条件に共存する可能性をほのめかしたインタビューが出ましたが、記事になるたびに「イスラエル破壊条項を変更するつもりはまったくない」と打ち消しています。外相や内相の発言など、「すこしづつ軟化」の兆しもありません。
またハニヤ氏の実権はどのくらいでしょう? 最高指導者はダマスカスにいるマシャールですし、「イスラエルとの交渉は非現実的」と吼えたザハール外相のほうがハマス内部では上かとも見られています。
100年停戦ですが、ロードマップで「テロの停止」ではなく「テロ組織の解体」が課せられた理由を少し考えてみれば、無意味さがおわかりになるでは?
封鎖についてですがテロが続いている以上、文句は言えません。検問所の襲撃もありましたし。
>ファタ派の腐敗に絶望した住民が正当な選挙でハマスを圧勝させたということである。
ハマスの武装闘争路線を選んだわけではなく、現状打破の一助としてハマスを選んだわけですから、状況がより悪くなるようでは民心は離れます。民心をつなぎとめる一環が対外強硬姿勢では?
>それをハナから原理主義だからという理由だけで政治的路線の変化も確かめないで、国際側は援助を凍結する、
>約束で停戦を画したのに一方的な攻撃をやめないイスラエル、そういうものに対する問題を云いたかった。
「民主的に選ばれた政権に対して、制裁するとは!」という議論は通用しません。ハマス政権同様にドナー国も多くは民主的に選ばれています。どの国民も「自分たちの税金がテロに使われるかも」と聞けば嫌すから、結果として自治政府をバイパスして民衆へ直接わたるような援助が模索されているわけです。
国際社会、とくに西側は「パレスチナ人がかわいそうだから」援助をしているのではありません。悲惨さが条件なら、パレスチナ援助は止めて、スーダンやシエラレオネなどへその分回すべきです。
パレスチナに援助をしているのは、「中東に平和をもたらすことが世界平和につながる」からです。当然、当事者のひとつが相手を「粉砕する!」と掲げて権力を握った場合には援助しにくい。ハマスが嫌悪されるのは原理主義だからではなく、これまでテロを連発し、平和を壊してきたという実績があるからです。
ハマスは「同胞」のアラブ諸国や、「イスラエル粉砕」に共鳴するイランからの援助を模索していますが、ヨルダンでの「ハマステロ未遂事件」や、エジプトの「シナイのテロリストはガザで訓練と援助を受けた」との発表がありました。どちらも真偽は不明ですが(とくにエジプトの内務省発表は詳細が挙げられていない)、アラブ諸国内にある原理主義への警戒を表しています。西側と同等の援助を得るのは不可能でしょう。また、イランの援助もどの程度実施されるのか(武器弾薬だけだったりして)。
補足ですが、イスラエルは停戦に参加していません。停戦しているのはハマスのみ。イスラム聖戦や民衆抵抗委員会、アルアクサのロケット砲攻撃は止まりません。イスラエル側もハマス武装部門ではなくイスラム聖戦と民衆抵抗委員会に絞って攻撃しています。(ハマスは「おおむね停戦を守っている」とされていますが、昨年のガザ撤退後にはロケット砲攻撃がありましたし、完全に停戦しているわけではない)
ハマスが治安機関を独自に創設した事情ですが、ファタハの協力が得られないという事情はわかるものの、自治政府は、ただでさえ公務員(=治安機関員含む)の給料支払い負担が過大のために財政破綻に追い込まれたのです。有力者を権力構造に組み込むためにどんどん役職を与え、部隊を新設していった結果、現在自治政府にはいったいいくつ治安機関があって、どう仕事を分担しているのかまったくわからない状態です。これ以上治安機関員を増やしてどうするのでしょうか?
余剰治安機関員を解雇し、民間人や各組織から武器を取り上げれば治安は回復できるはず。むしろファタハとの権力闘争で優位にたつため、金(給料)で人を釣ったというのが正解でしょう。このハマス創設部隊は訓練が行き届いていて、先日のファタハとの銃撃戦を取材したジャーナリストは「相互の射撃のカバーや目標へのアプローチなど、質が高い」と評価していますが、そんなところに金を使っている場合ではないし、民衆が期待しているのは内戦ではないと思いますが。。。
これは メッセージ 9714 (gogatuno_rira さん)への返信です.
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