イスラエル/パレスチナ和平

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二題まとめて

投稿者: abutouma 投稿日時: 2005/04/12 06:32 投稿番号: [9176 / 20008]
入植地をめぐり平行線(4月11日)

  11日、シャロン・イスラエル首相はテキサス州のクロウフォード農場でブッシュ大統領と会談した。
  会談後に共同で開かれた記者会見で、ブッシュ大統領はシャロンが進めるガザ撤退計画を
「勇気ある行動」
と賞賛し、全面的な支持を表明。しかし同時に、マアレ・アドミム入植地における3,500戸の増設計画は西岸地区における入植地建設の中断を求めたロード・マップに対する違反であると語り、増設計画の見直しを求めた。

  シャロン首相の方はこれに対し、
「(西岸地区の)入植地ブロックは、最終地位交渉においてもイスラエル領内にとどまる。マアレ・アドミム入植地をエルサレムに連結させる予定だ。ただしそれはまだ先のことであり、この件については将来米国と協議する機会があろう」
と語った。
  米国がどう反対しようと入植地拡大は進める、と宣言したに等しい。

  ブッシュ大統領は、イスラエルが米国の要請を無視して西岸地区における既成事実づくりを進めた場合、具体的にどんな措置を取るか、という点には言及しなかった。それどころか、
「1949年の境界線に戻れというのは現実的ではない」
と語り、イスラエルによる西岸地区のユダヤ化を容認するような発言もしている。
 
  ブッシュ大統領の父親、ブッシュ元大統領は1990年代初めに、イスラエルの入植政策に対して、巨額の信用保証供与を拒否するという措置を取った。筆者(編集人)の知る限り、イスラエルの入植政策を批判するだけでなく、具体的に対抗措置をとった(とは言え、信用保証とは別の経済・軍事支援は通常通り提供したわけだから、入植政策を妨害する実効はほとんど無かったのだが)のは、米国ではこのブッシュ父政権だけである。
  ブッシュ子大統領は、父に倣って何らかの毅然とした措置をとるのであろうか?それとも、歴代政権同様、口頭で批判はしても、何ら実効力のある措置をとらず、西岸地区における人口バランス変更を放置するのであろうか。

「偵察1号」再びイスラエル領空を侵犯(4月11日)

  11日、ヒズボッラーは声明を発出し、無人偵察機「ミルサード(偵察)1号」をイスラエル領空に飛ばしたことを公表した。偵察機は沿岸部のアッカ領空まで侵入した後、無事レバノン領内に帰還したと言う。イスラエル側もヒズボッラー機に領空侵犯されたことを認め、スール市上空などに戦闘機を侵入させた。
  ヒズボッラーによるイスラエル領空侵犯は昨年11月7日に続く2回目。一方、イスラエル空軍は少なくとも一日数回のペースでレバノン全域の領空に戦闘機などを侵入させている。ここブシャッレのように見通しのいいところではイスラエル機を見かけない日の方が珍しい。
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