治安機関再編加速
投稿者: abutouma 投稿日時: 2005/02/11 05:36 投稿番号: [8919 / 20008]
アブ・マーゼン議長、治安機関トップらを更迭(2月10日)
10日、アブ・マーゼンPA 議長はアブ・アラー首相らと協議の後、各治安機関の幹部20数名の更迭を決定した。罷免される幹部の中には、西岸・ガザにおける総合国家治安機関のトップにあたるアブドッラッザーク・マジャーイデやガザ地区警察長官のサーイブ・アージズ、同消防長官のオマル・アシュールらも含まれており、断行されれば治安組織の大刷新となる。
更迭の理由は発表されていないが、9日夜から10日に起きたハマース(他に民衆抵抗委員会も犯行声明を出した)の入植地砲撃や、ガザ刑務所襲撃事件など、治安状況悪化の責任をとって詰め腹を切らせたのは間違いない。
あるいは今回の治安状況悪化を口実に、アブ・マーゼンがアラファト時代の無能な官僚の排除に乗り出したというところかもしれない。
マジャーイデなどは典型的な故アラファト議長のイエスマンで、能力が乏しいのは誰の目にも明らかであったから、更迭は遅きに失した感が否めない。
とは言え、彼らに同情の余地が無いでもない。アブ・マーゼンとPA は、未だにハマースやジハードに対し、毅然とした立場を打ち出していないからだ。
さすがに、停戦が宣言後わずか2日で危機に瀕した今回、アブ・マーゼンは
「停戦違反行為を防ぐ責任を果たすように」
という司令を各治安機関に下した。しかし、同時にアブ・マーゼン本人が10日にもガザ入りし、各派代表と話し合うと言う。つまり、未だにハマースやジハードを説得出来ると考えているわけだ。これでは現場の指揮官たちが停戦違反者を断固武力制圧するというわけにもいかない。
これまでのところ、イスラエル側はアブ・マーゼンの動きを注視しており、和平交渉再開のムードに水を差す行動は控えている。しかし10日予定されていた治安協議はキャンセルされた。今後は政治犯釈放や、ガザ労働者の受け入れなどにも影響が出る可能性がある。アブ・マーゼンは早くも正念場に立たされていると言えよう。
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