イスラエル/パレスチナ和平

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>分離案のクネセット通過

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2004/10/27 12:47 投稿番号: [8245 / 20008]
>分離計画を賛成67議員、反対45議員で可決した。

前日のハーレツの報道では「反対は52名」という予測でしたが、ネタニヤフが賛成の意思を明らかにしたところでリブナットらが続き、予想を上回る大差となりました。

マーリブやハーレツなどの分析記事では「この勝利により、シャロンは、初代首相ベングリオンやエジプトとの和平を実現したベギンに並ぶ、強大な権威を手に入れた」とのこと。しばらくはシャロンの時代が(良くも悪くも)続くだろう。

これまでの人生を入植地拡大に注いできたシャロンの歴史的転換は、イスラエルそのものの転換につながる可能性もある。
というのは、そもそも入植地建設のイデオロギーは「メシアニズムと安全保障」だったが、
今回の決定で「メシアに頼らず自助せよ」というシャロンのクネセット演説がイスラエル国民に支持された。また「安全保障のために入植地を撤廃し、壁を作って分離」というのは、これまでの「入植地=イスラエルの安全保障の要」という考えを逆転させるもの。
だから「ガザは撤去しても西岸の入植地は撤去しない」というシャロン自身の信念に反して、
ガザの撤退が西岸の入植地撤廃に発展して行く可能性がある。

>棄権はアラブ議員6名を含む7名、欠席1名。

アラブ系議員のなかでUnited Arab List党のTaleb a-Sanaa、Abdel Malikの2名は賛成に投票。

アラブ系議員の票が賛成と棄権に分かれたのは、「賛成すると、交渉によらない一方的分離を認めることになる。でも入植地の撤廃に反対する訳にはいかない」というジレンマがあったらしい。
彼らの投票に影響を与えたのはもう一つ:パレスチナ側が明白な態度を表明していないこと。
自治政府の閣僚などのこれまでの発言を見ると「本当にやる気なのかわからない」「西岸の入植地を手放さないためのカモフラージュ」といった疑念は表明されていたけど、「イスラエルがガザ入植地を撤廃したら、パレスチナ側としてどういう手を打つのか」という本質的なことは誰も言っていなかった。
入植地撤廃を「ロードマップの一歩」とするためには、パレスチナ側が反応しなくてはいけない。テロ停止を実行して壁の撤廃を迫るのか?   自治政府改革を進めて交渉を迫るのか?
それともいつものように何もせず、問題を先送りにして「イスラエルが悪い〜〜」と宣伝を繰り返すだけなのか?
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