イスラエル/パレスチナ和平

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同感です

投稿者: kijiru 投稿日時: 2000/10/29 19:17 投稿番号: [765 / 20008]
宗教にしろ、民族にしろ、「当事者がそう信じている」ことが、問題に大きな役割を果たしている、という意見に全く同感です。現在のところのパレスティナ紛争のなかでは、土地の移民の問題が双方の人間達の間で宗教紛争にすり替えられていることが問題でしょう。
私がしるところでは、ユダヤ人とパレスティナ人の間では人種問題はおおきくありません。
  イスラエル北部にはドゥルーズというイスラム教徒の一派が住んでいますが、彼らはアラブ人ではありますが、スンニ派イスラムとことなり、イスラエル・ユダヤ人とは協調しています。人種が問題なら、ドゥルーズとユダヤ人が敵対関係になくてはおかしいのではないですか。

  人種・民族問題の多くは他者を知らないことによる偏見と間違った優越思想だと思います。和平の一つの方向は科学による人種・民族幻想の否定(宗教の否定ではありません。現代アラブの多くの知識人はすでに、宗教と科学の折り合いをつけながら、それを実行し始めています)、そしてそれを支える社会的・経済的バックグラウンドです。
  私は大学で古代イスラエル史とヘブライ語を学び、産油国に2年ほど留学してアラビア語を勉強していました。そこで得た実感は、私たちが思うほど、イスラエルの人やアラブ人が宗教・民族・人種問題を意識してないという点でした。
  イスラエル人は今住んでいる土地の安全をどう守るか、すでに生活を始めてしまった、行く場のない仲間達の平和を守るためには、多少の強権もやむを得ないというトーンでしたし、アラブ人にとっては、住む家を突然奪われ、家族を殺されたというひどくまっとうな怒りでした。
  私の印象では、イスラエル側は「現在住んでいる住民の安全を脅かすものは敵だ」パレスティナ側は「土地を奪って、自分たちを抑圧する人間は敵だ」と考えていると思います。
  西岸のキブツにひと月ほど滞在したときは、「テロの脅威」をひしひしと感じましたし、アラブ各地に散らばるパレスティナの知人や西岸を旅した印象からは、イスラエルの抑圧をひしひしと感じました。しかし宗教的な敵対感情は日本でいわれているほど強くなかったです。

  しかし国際政治などでは突然宗教や民族が登場し、対立をあおっています。双方の内部にも対立をあおる勢力がいます。ボスニアでも、ルワンダでも、日本でさえも、理性をもって考えればわかるような「人種論」を持ち出すことは、問題の論点をずらし、人々の偏見と悲しみを増やすだけと考えています。
  少なくとも、こんな掲示板の中でも少しでも人種・民族の幻想をなくしていくことは大事だと思います
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