イスラエル/パレスチナ和平

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2国家案を受け入れない場合の運命

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/12/12 17:41 投稿番号: [6979 / 20008]
>イスラエル政府は「帰還権を放棄しなくては、ユダヤ人国家承認とは言えない」
>「400万人の難民が帰還したら、自動的にイスラエルはアラブ国家になる」
>と冷たい反応。

自己レスだけど
以前から「2国家共存にならないとイスラエルのユダヤ人は少数派となる。
それでも『ユダヤ国家』であろうとするのなら
かつての南アフリカのようなアパルトヘイト体制になってしまう」
ということが言われていた。
これはアラブ人の出生率が高いことや、難民の帰還による
人口構成の激変によって予測される事態。
しばしば皮肉で「子宮爆弾」戦略と言われることもある。

アラファトがかたくなに帰還権を放棄しないのも
「アラブ系イスラエル人の人口増加と難民の帰還を合わせて、
イスラエルでアラブ系が多数派となるのを待ち、
全パレスチナを『乗っ取り』、アラブ国家に変える。
ユダヤ人は、ユダヤ国家でなくなったイスラエルに住むメリットはないので
ヨーロッパやアメリカに脱出せざろう得ない」という状況を狙っているからとされる。

これを踏まえて、パレスチナ支持派のなかには
「問題解決が遅れれば、困るのはパレスチナではなくイスラエル」
「追い詰められているのはパレスチナではなくイスラエルだ」と主張する人もいる。

最近、この「子宮戦略」に関する面白い記事を見つけていたので、御紹介。
(以下記事)

http://www.nydailynews.com/news/col/story/143418p-126959c.html
Arafat's 'womb bomb' just another delusion

(アラファトの「子宮爆弾」戦略は妄想である)

これまでアラファトが推進してきた他の戦略と同様に
「子宮の爆弾」戦略は空想に過ぎない。
もし2国家共存案が失敗した場合には、これまでの中東紛争の歴史から判断すると
「全パレスチナのアラブ化」以外に4つの可能性がありえる。
そしてどれもパレスチナ人が喜ぶ形にならない。

これまでの紛争の歴史を踏まえた予想は次の通り

1   パレスチナ人が「東」へ追われるケース。
これは1948年に起きたケースの再来。
2国家案をパレスチナ人が拒絶し、戦争に賭けて負ける。

多くのパレスチナ人は「シャロンはそう狙っているはず」と勘ぐっているが
ほとんどのイスラエリはそこまで考えていない。
ただし、戦争を吹っかけられた場合には、イスラエルは受けて立つし、
その結果は1948年と同じ。

2   パレスチナ人が「アル・ゴア」されるケース。
直接選挙制を間接選挙に変えて、徹底したゲリマンダーをやる。
そうすればパレスチナ人が多数派でも、政権は常にユダヤ人のものに。

3   新しい「ユダヤ人」が生まれるケース。
「ユダヤ人は自動的にイスラエル国籍をゲットできる」という
帰還法をフル活用し、ユダヤ人口を強化する。

1990年代にソ連やエチオピアから移民してきた「ユダヤ人」のなかには
ユダヤ教の規定から見ると、本当にユダヤ人なのか怪しい人たちもいたが
政府が「ユダヤ人」と認定して、国籍を付与した。
現在、インド北東部やアフリカ南部には「我々は失われたユダヤ10部族の末裔だ」
と主張している人たちが百万単位で存在するので、
そういった人たちをユダヤ人と認定し、移民させれば人口比を保てる。

4   パレスチナ人が「囲まれる」ケース。
現在建設中の壁は「一時的なもの」と説明されているが、これをそのまま残し
全パレスチナを「壁の向こうのイスラエル」と「その他」に分割。
中東では「一時的なもの」ほど永続するものはない。

(記事終了)
こうやって見ると、パレスチナ人が2国家案を受け入れない場合
パレスチナ人の運命は相当悲惨なものになることがわかる。
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