イスラエル/パレスチナ和平

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シャロンの独り相撲

投稿者: r911911911 投稿日時: 2003/06/11 11:50 投稿番号: [5527 / 20008]
●イスラエルに自制求める   ブッシュ米大統領
http://cnn.co.jp/world/CNN200306110002.html

●中東和平:露大統領がイスラエル、パレスチナ首相らと電話会談
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030611k0000e030011000c.html

●ロードマップ:米政府監視団がイスラエル入りへ
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030611k0000e030019000c.html

●イスラエル再びミサイル攻撃、パレスチナ人3人死亡
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030611AT2M1100411062003.html


○記事の題名通りの報道を4つ紹介した。昨晩の投稿から明けてニュースを読んでみて、なぜ、ランティシ暗殺失敗に懲りずにまたミサイル攻撃を続けているのかと思ったら……

●イスラエル軍のミサイル攻撃でハマス最高幹部が負傷
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030610i213.htm
シャロン・イスラエル首相は支持基盤の右派に不人気な入植施設の撤去とバランスを取るため「ハマスの顔」に対する「暗殺作戦」を許可した可能性もある。

○読売の記事から最後の文章だけ引用した。シャロンが「内向き」になっていたということのようだ。つまり、ロードマップ受諾、パレスチナ国家樹立承認前までのシャロンそのものだ。

○これは……あまりよくない。アカバ以後の軍事行動は、すべて「外の流れ」を見ながら行うべきだったと思う。ブッシュとの信頼関係が、まだ十分ではないのだろうか。

○是非は別として、背景はたぶんこうだ。
   −ロードマップには一定の〝進捗ぶり〟がある一方で、帰還問題の詰めがまったくない。イスラエルの安全保障に関わる最大の要諦であるにも関わらず、である。

   −シャロンはアカバ後に政党内では支持基盤の過半数を失っているとの報道があったほど「右翼」からの失望を買っている。

   −彼らの代わりに、国民レベルではロードマップ支持が過半数を上回り、「領土と平和の交換」を支持する比率は昨年比でも増加している。

   −ただし彼らがシャロン本人を支持するというわけではない。

   −また帰還問題については「左翼」でさえ、パレスチナ側の強硬な主張を認めていない。

   −シャロンの「政治基盤」を固め直すためには、ロードマップ支持派による明確な(長年の敵でもあり不人気な右派でもある)シャロン支持が必要。

   −シャロンは早急にブッシュと重要事項(帰還問題)を協議するよりも、これまでどおり「とにかく自分で対処する」方法をとってしまった。
  

○ロードマップではこれまでの和平交渉と根本的に異なり、帰還問題と領土問題という中東和平にとっての「二大課題」を、2005年までの工程の「最終段階」において協議/決定する、としている。
  
○こうして見ておくと、ロードマップの特徴的な側面にまつわる当初からの「懸念」が、さっそく行程表の進捗に影響を及ぼしはじめていると理解できそうだ。

○ロードマップの枠組みでは、さすがにブッシュも今の段階で「帰還問題」に決着をつけてしまうわけにもいかない(正当な決着であればイスラエル側は完全に一枚岩になるはずだが)。

○両当事者に受諾されたロードマップの本文に従えば、当面は「テロ撲滅」に向かって関係者全員が総当たりする、ということしかありえないのだろう。パレスチナ側がそれついて拒否しているのであれば、せめてブッシュが強力な支援姿勢を与える必要がある。

○そのための〝外堀〟は、実は埋めつつあった。まず、テロ組織を外部から支持する勢力を潰しはじめていたはずだ。

○シャロンは、少しばかり早目に独り相撲へとフライングしてしまったのかもしれない。

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