答えになってるかどうか1
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/06/09 13:08 投稿番号: [5486 / 20008]
>1)イスラエルの入植地と戦前日本が中国の「満州」と呼んでいた地域で
>行っていた「日本農民による開拓」とどう違いますか。
私は満州国関連のことをあまり知らないので、正確にお答えできるかどうかわかりませんが、
共通点と相違点があります。
共通点は、満州も入植地も武力によって勝ち取った土地(占領地)に
国策として国民を送り込んだ土地であるということです。
また、国の領土として併合しているわけではないことも共通です。
(これは国際法とのからみがあるのでしょう)
相違点としては、ユダヤ人にとって西岸は、歴史的にルーツの土地であるということ。
言ってみれば、日本人にとっての京都や飛鳥にあたるような町が、
現在の西岸にあり、これが問題を複雑にしています。
当時の日本人にとって、満州は決して「日本人のルーツ」ではなかったですよね。
移民した人たちは安い地価という魅力や、
雇用の可能性を信じて満州国に移民したわけです。
しかし、現在のユダヤ人のなかには、
「西岸はユダヤの歴史のルーツであり、ここは我々が手にするべき土地である」
という宗教的な使命感から入植している人たちもいます。
ですから、かつての日本人は、日本政府が「立ち退け。日本に戻って来い」と命令すれば
たいして抵抗せずに、素直に引揚げたでしょうが、
今のイスラエルでは、政府が同様の命令を下した場合、
「そんな命令を下す政府は、神と民族への裏切り者である」と考える人たちがいるわけです。
そういう考えの持ち主は、政府内でも影響力が強いし、
かつてパレスチナへ土地を譲り渡そうとしたラビン首相を殺害したように、
テロに走る可能性があります。
(現在、シャロン首相への暗殺計画があるとも言われています)
また、相違点として大事なのは
イスラエルという国自体が、いわば戦争に勝ち続けることによって作られた国であるということ。
国連がパレスチナをユダヤ側とアラブ側に分割し、
それを不服としたアラブ側が戦争をしかけ、敗北しました。
これが第1次中東戦争。そのときにイスラエルが勝ち取った領土が「イスラエル国」になっています。
ですから、イスラエル人の心中には、現在占領中の西岸を素直に手放してしまうと
次は第1次中東戦争で勝ち取った土地に対しても、返還を要求されるのでは、
という恐怖感があります。
つまり、「戦争で勝ち取った土地を手放すのはいいが、それなりの代価が必要」ということ。
ガザや西岸をパレスチナ側に渡す代わりに、イスラエル領土の安全を保証してほしい、
と、多くのイスラエル人は感じています。
そして、入植者がテロで襲われるたびに、多くのイスラエル人は
「パレスチナ人は西岸とガザだけでは、決して満足しないだろう」
「今日、ヘブロンから撤退したら、明日はエルサレム、その次の日にはテルアビブから
撤退を迫られる」という強迫観念を新たにしています。
ですから、パレスチナ側も、取られた土地を回復したいのなら2つ道があります。
1 戦争で勝つ
2 イスラエルの領土の安全を認め、平和裏に交渉で回復する
前者はハマスをはじめとするテロ組織の路線であり、
後者はアッバス氏らの路線です。
戦力の格差を考えた場合、現実性があるのは間違いなく後者ですが、
前者は「戦うこと」に存在意義を見い出しているので、なかなか路線転換ができません。
もしも前者がこれからも武装闘争路線を続けるのなら、その結果は悲惨なことになるでしょうが、
それは自業自得と呼んでもさしつかえないでしょう。
>行っていた「日本農民による開拓」とどう違いますか。
私は満州国関連のことをあまり知らないので、正確にお答えできるかどうかわかりませんが、
共通点と相違点があります。
共通点は、満州も入植地も武力によって勝ち取った土地(占領地)に
国策として国民を送り込んだ土地であるということです。
また、国の領土として併合しているわけではないことも共通です。
(これは国際法とのからみがあるのでしょう)
相違点としては、ユダヤ人にとって西岸は、歴史的にルーツの土地であるということ。
言ってみれば、日本人にとっての京都や飛鳥にあたるような町が、
現在の西岸にあり、これが問題を複雑にしています。
当時の日本人にとって、満州は決して「日本人のルーツ」ではなかったですよね。
移民した人たちは安い地価という魅力や、
雇用の可能性を信じて満州国に移民したわけです。
しかし、現在のユダヤ人のなかには、
「西岸はユダヤの歴史のルーツであり、ここは我々が手にするべき土地である」
という宗教的な使命感から入植している人たちもいます。
ですから、かつての日本人は、日本政府が「立ち退け。日本に戻って来い」と命令すれば
たいして抵抗せずに、素直に引揚げたでしょうが、
今のイスラエルでは、政府が同様の命令を下した場合、
「そんな命令を下す政府は、神と民族への裏切り者である」と考える人たちがいるわけです。
そういう考えの持ち主は、政府内でも影響力が強いし、
かつてパレスチナへ土地を譲り渡そうとしたラビン首相を殺害したように、
テロに走る可能性があります。
(現在、シャロン首相への暗殺計画があるとも言われています)
また、相違点として大事なのは
イスラエルという国自体が、いわば戦争に勝ち続けることによって作られた国であるということ。
国連がパレスチナをユダヤ側とアラブ側に分割し、
それを不服としたアラブ側が戦争をしかけ、敗北しました。
これが第1次中東戦争。そのときにイスラエルが勝ち取った領土が「イスラエル国」になっています。
ですから、イスラエル人の心中には、現在占領中の西岸を素直に手放してしまうと
次は第1次中東戦争で勝ち取った土地に対しても、返還を要求されるのでは、
という恐怖感があります。
つまり、「戦争で勝ち取った土地を手放すのはいいが、それなりの代価が必要」ということ。
ガザや西岸をパレスチナ側に渡す代わりに、イスラエル領土の安全を保証してほしい、
と、多くのイスラエル人は感じています。
そして、入植者がテロで襲われるたびに、多くのイスラエル人は
「パレスチナ人は西岸とガザだけでは、決して満足しないだろう」
「今日、ヘブロンから撤退したら、明日はエルサレム、その次の日にはテルアビブから
撤退を迫られる」という強迫観念を新たにしています。
ですから、パレスチナ側も、取られた土地を回復したいのなら2つ道があります。
1 戦争で勝つ
2 イスラエルの領土の安全を認め、平和裏に交渉で回復する
前者はハマスをはじめとするテロ組織の路線であり、
後者はアッバス氏らの路線です。
戦力の格差を考えた場合、現実性があるのは間違いなく後者ですが、
前者は「戦うこと」に存在意義を見い出しているので、なかなか路線転換ができません。
もしも前者がこれからも武装闘争路線を続けるのなら、その結果は悲惨なことになるでしょうが、
それは自業自得と呼んでもさしつかえないでしょう。
これは メッセージ 5484 (shinhori2000 さん)への返信です.
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