イスラエル/パレスチナ和平

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>アラブとユダヤが一緒にクラカウへ

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/06/06 13:34 投稿番号: [5453 / 20008]
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/2963404.stm
Painful journey to the past

アラブ系+ユダヤ系イスラエル人300人がアウシュビッツを訪問。

このインティファーダ最初期にシャロンの神殿の丘訪問へのアラブ系市民の抗議行動へ
警察が発砲し、13名が死亡した。
この事件をきっかけに
イスラエルのアラブ系とユダヤ系のコミュニティーは「冷戦」状態になる。
(実際にアラブ系イスラエル人がテロに加わったのはごく稀。数件と記憶している)
敵対感情を乗り越え、相互理解をすすめるために、ナザレのギリシャ正教会神父
(アラブ系イスラエル人)が企画した。

アラブ系からもユダヤ系からも、この企画は激しい批判を浴びた。
アラブ系にとってみれば、ホロコーストは「イスラエル建国の口実」であり、
自分達の苦しみを産み出した元凶である。
ゆえにアラブ系の学校では、ほとんどホロコーストを教えなかったという。
(パレスチナ人やパレスチナ支持派にホロコースト否定派が多いのもこのため)

逆に、学校や兵役など機会ある事にホロコーストの記憶を刷り込まれ、
「2度とこんな目に会ってはならない」と教育されてきたユダヤ系にとってみれば、
自分達の敵を、祖先の苦しみの地に案内することは冒涜でしかない。

だが、実際に参加した人たちの言葉を聞くと、
「相互理解」という点でこの旅は実り多かったようだ。

アラブ系市民は、これまでほとんど知らなかったホロコーストの実態に触れた。
"It's shocking, shocking,"
"Now I understand the fear of the Jews," said Hyam.
"I'm going to recommend all my friends to come here," said Thabet. "All Arabs should understand this."
というように、現在もイスラエル人のメンタリティに影を投げる「絶滅」への恐怖と
「生存のためならなんでもやる」というイスラエルの政策のルーツを理解したようだ。

また、ユダヤ系市民は、自分の親が殺害された場所で泣き崩れたときに
腕を回してくれたアラブ系市民に感動し、
ホロコースト生存者を抱き締めるアラブ系市民に「共存」の可能性を感じたようだ。
At the end of the trip, the challenge for Gabi, a Jew going home to Israel, was clear:
"But when it comes to talking about the Arabs and their plight it will be our test, to see whether we can acknowledge the pain that the Palestinians suffer for which we are at least in part responsible."
というように、
「これからイスラエルに戻って、我々が責任を持つパレスチナ人の痛みを直視する」と
決意した者もいる。

ナチという巨悪の前では、アラブ系もユダヤ系も互いを責める必要はない。
だからこそ可能だった企画ではある。
だが、ここで300人のなかに生まれた相互理解の芽は、
たとえロードマップが破綻したとしても成長するのではないか?
また、単に停戦し、合意するだけでは真の平和は来ない。
互いを理解する精神が、その枠組みに流れ込まない限り、
空疎な、不安定な平和になる。
だからアラブ系だけでなく、パレスチナ人とも
このような企画をやってほしい。

この旅行については5380にてr911911911さんが紹介していたけど、
こちらのBBCの方が、より鮮烈だったので、御紹介。
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